印刷ブログ
BLOG

メーカーとしての悩みを語る

昨晩は埼玉にいる幼馴染が帰省していたので、21時過ぎに軽く呑みに行くことになった。軽くとは言っても2時間呑み放題コースで、ちょうど私がクーポンを持っていたので、一人2150円でおつまみ5品付きの2時間呑み放題となった。かなりお得な価格で二人での会話が盛り上がり、ちょうどよく出来上がったので24時前に帰宅することになった。

彼は某大手メーカーの保守営業をやっているらしいが、メーカーとしての立場に苦労しているとの事であった。私も以前はメーカーの海外営業として働いていたのでなんとなくわかる部分も多く、お互い納得する場面も多々あった。インターネット上で安く売って保守やサポートはメーカー任せにしてしまう業者もいれば、それなりの粗利をのせて最後までしっかりとケアをする業者と様々だそうである。どちらも大切な顧客には変わりはないであろうが、消費者の2極化が出ているといっても良いかもしれない。

私もシルクスクリーン印刷をしながら時々資材の手配を依頼されることがあるが、得意のネット検索を使って最安値でベストの条件を探してくるようにしている。ネット検索や探すことに苦を感じる方は比較的付き合いのある業者さんに見積もりを頼んで、そのまま注文する傾向があるが、値段がなんとか安くならないか?という依頼のお客さんも多いので、資材でコスト削減を狙いながら印刷代もなんとかして抑える、という場合もある。材料を持込されるのが一番楽ではあるが、私の得意技をご存知のお客さんであれば材料の手配も頼む、という場合が多い。数量によっては私は中国や全世界まで資材を探すので、ロット数によってはとんでもなく安い単価で見積もりを出すことも可能だ。しかしながらそこまで大きなロットになるとそのまま現地で印刷まで手配して輸入したほうが手っ取り早い事があるのだが、どうも中国での印刷の質を信用できない。何度かやり取りすればよいのであろうが、以前行ったポリエチレン製のドリンクボトルの名入れも、メーカーさんのロゴと社名は中国で印刷してあったのだが、弱い溶剤で拭いたらいとも簡単に落ちてしまった。・弊社で印刷するときは事前の加工処理を行い、その後硬化剤を入れたインキで印刷を行い、自然乾燥で2-3日、その後は溶剤で拭いてもビクともしないくらいに密着していた。手間暇がかかると言えばかかった仕事ではあるが、中国側で値段をたたいてしまうとどうしても品質を下げてくる場合があるので、注意をしなければならない。

弊社でも全て完璧に印刷しているわけでもないが、難しい印刷や変わった被印刷体の場合は必ず試験印刷を行い、事前に結果を見せて了承してもらう事にしている。

今週はどうしたものかというくらい仕事が無い週になっているが、来週には大型のスクリーン印刷が入ることになっているので、その仕事に追われることになるであろう。