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薄い塩ビ板に4色印刷 そして抜き

薄い塩ビの板にどこかのホテルの記念バッジを4色印刷することになった。板は近くのホームセンターで仕入れて自社でカット、抜型も以前同じホテルのバッジを手掛けたので同じ型が使える。

以前は2色であったが、今回はこりにこって4色にしたいということだ。最後の墨1色はコンマ1ミリ単位の線になるので、100枚であるが、何回か版を洗浄することになるであろう

白い塩ビの板の上にクリーム色をベタで乗せているが、見た感じあまりわからない(笑)

ここのところパッド印刷や曲面印刷の案件が少ないように思えるが、弊社は平面のシルクスクリーン印刷のみならず凹凸や曲面の印刷も小ロットで手掛ける事を得意としている。案件が少ないのは私の営業下手が原因かもしれない(笑)

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安心した

先日のブログにも書いたことではあるが、私が勝手に師匠だと思っている方のブログが再開していた。どうも一時的に入院していたらしく、常に毎朝ブログ更新を行い毎回お会いするたびに元気な方であったので心配していた。

無事にブログが再開し元気に仕事をされているようでこちらとしてもホットすることができた。春先には取れたての山菜を持参しますと約束していたので、一時はどうなることやらと心配してはいたが、これで安心して山に行き山菜をお届けすることができる。

仕事の方も先日はへまをやってしまったが、凹んでも仕方がないのでなんとか挽回しなければならない。いろんな案件が飛び込んできている上に製版やデータ加工に見積もりと、なんともバタバタしてしまっている。その合間で時間を見つけて早朝か週末に山へ行き、2時間ほど山菜取りをしてこようと思う。

今朝程は小ロット、30個の杖に名入れ1色ができないかという見積もり依頼があった。青いアルミ製の杖にピンク色の印刷となるので、パッド印刷では多分色負けしてしまうであろう。こんな時に役に立つのが曲面印刷だ。被印刷体が丸い杖なので杖をくるっと回して印刷すれば問題なく名入れができるであろう。幸い治具も以前のドリンクボトルの物が微調整をすればそのまま使えそうなので、時間がかからずにできそうな感じである。

週末をかけての上京と曲面印刷開始

週末は恒例の里帰り中の妻子を訪ねて金曜の午前から今朝まで上京していた。金曜日は土曜に仕事がはいるので、家にいながら多少のんびりさせてもらい、夜は以前の会社の上司と1杯飲みにいった。いろいろな話に花が咲き、この先また何かを共同でやることになるかもしれない。

土曜日は局面印刷の試験を行い、2色刷りもうまくできたので、これまた面白いことになりそうだ。長岡市で曲面印刷をしている会社はまずいないといってよいであろう、もしかすると需要が無いのでどこの会社も手を付けないという状況かもしれないが、私は逆に需要ををつくってやろうという気になるし、需要がなければ創造すればよいと考えてしまう。

日曜は丸一日娘とでかけていろいろなところにもいった。以前1時期ではあったが東京の国分寺に下宿していたので、その下宿先を10年ぶりに訪ねてみた。なにか懐かしい感じもあったが、昔を思い出すことは体に悪いことだとは思わない。そのまま夜の21時に新潟に向けて運転したが途中で眠気が襲ってしまい、涼しい気温の群馬赤城高原で駐車し、3時間ほど仮眠をとり、朝の5時に地元長岡市に到着した。

今日はちょっと眠いが、いろいろな仕事があるので眠いなどいってられない。そのかわり晩酌なしで21時には床につこうかと思う

得意とすることを伸ばす時 できないことを始める時

弊社では今まで30年以上、シルクスクリーン印刷を営んできた。父親の若いころであろうか、私には記憶にない頃に床屋経営をしていて、何かのタイミングでシルク印刷業に転換したらしい。詳しい理由等はわからないが、そんなことを子供のころに聞いた覚えがよくある

私が2年前に跡継ぎになるまで、平面のシルクスクリーン、アパレル関連の印刷、パッド印刷等、いろいろな事にチャレンジしてきたのを記憶している。子供ながらどんな印刷物にどうやって名入れしたかも意外と繊細に覚えているのが不思議なくらいだ。

その中でもなぜか私の中にはパッド印刷が鮮明に記憶として残っており、父親が亡くなった後に跡継ぎとして入ったが、どうしても忘れられなかった。しかし高価な機械を買う程の設備投資をしても、リターンがあるほどの仕事を得ることができるのかは自信が無い。なんとか探し出して安価なパッド印刷機器を導入、今では少しずつではあるがパッド印刷の案件も増えてきている。それよりもパッド印刷のできる印刷がまだ周知されていないように強く感じる。世の中にはパッド印刷で印刷されているものがたくさんあるのだが、それをユーザー・消費者が知らない、それを如何に知らせるか?が私の課題になりそうだ。既存の印刷会社様に案内をかけてもいまいちパッとしない、のがパッド印刷?!というごろ合わせなのであろうか、、自分なりに如何に周知させるかを日々模索している。

シルクスクリーン印刷の他に始まったパッド印刷、今月からはそこに曲面印刷が追加される。これまた説明が難しいかもしれないが、パッド印刷で押しきれない面積に印刷するのが曲面印刷となる。これら3種の印刷方法をマスターすればたいていの物に印刷ができ、新潟県長岡市では他社ではできない印刷を引き受けることができるであろう。元々他ではできない印刷を持ち込んでなんとかしているのが弊社であるので、今後も技術面では常に改善と試行錯誤を続けることになりそうだ。

毎日同じ印刷、ボタンを押せば刷り出す機械をやろうとは思わないし、そういった仕事は他社でもどこでもできてしまうという現実がある。A社はいくらでB社はいくら、ではおたくはいくらか?という価格比較だけで毎日を過ごすと何の面白味も無いと感じてしまう。それよりはこれはできるか?このような印刷はできるのか?という面で悩んで時間を費やした方が毎日が新鮮且つ挑戦の連続で面白い。

今週はお盆前なのでそれ程仕事が入ってくるとは思わないが、引き受けている仕事の作業にできなかった落版等をおこなってお盆明けに備えたい

再び上京し出産 曲面印刷

本日は再び上京している、それも本日の午前に妻の出産をひかえているからだ。8月1日は地元長岡市の長岡祭り前夜祭でごった返していたが、私は翌日の仕事を終わらせるために夜ギリギリまで働いた。そしてそのまま夜行バスで東京に到着、娘を保育園に預けて病院へいった。

母子ともに無事に出産が終わり、なんともいえない安心感に包まれた。幸いにも願っていた男の子がでてきたので、一姫二太郎ということになる。今後の成長が楽しみになってきた。

出産もあるので、今週は仕事を休むことになるが、母親一人で進めることができる小さな仕事だけなので、一安心ではある。来週初めに新潟に戻ったら矢羽根の印刷を開始、バスのフロント幕の印刷もありお盆前だが大忙しになりそうだ。

お盆中も仕事を続けることになるが、仕事があることがとても嬉しく思うし、安価ではあるが曲面印刷の本格的な機械をお盆明けくらいに導入することになり、印刷の範囲が大幅に広がることになる。私は嬉しくてたまらない、子供のようにウキウキしてしまっているが、印刷がここまで楽しい仕事だとは気付かなかったくらいだ

明日は曲面印刷

明日は通常とは異なる難しい印刷の日になる。タンブラーに名入れ1色となるが、パッド印刷では入らない面積なので、曲面印刷で回して印刷することになる。これも私にとっては大いにうれしい仕事で、どこでもできる印刷ではない。

機械化とデジタル化が進み、今はどこの印刷会社でもインクジェットや大型の印刷機を構えているところが多いが、弊社は手刷りの手動ですべてをこなしている。手刷りと手動ならではの小技を利かせることもできるし、機械が壊れたからと言ってラインが止まることも無い。ましてや停電などあっても手動印刷なので何の問題もなく仕事を続けることができる。

何でも機械頼りよりは、全てを試行錯誤による手作業で調整、機械は所詮人間がつくるものであり、人間を超える機械というものはいつまでたっても出てこないであろう、と思う。機械を入れれば資金も償却もあるので、そう簡単に値段を下げたり調整もできない、専門のオペレーターまで必要になってくるが、手動印刷であれば設備投資やら運転資金も必要ない。

私は会社の規模は中小大に関係は無いと思っている。大企業が全て良いとも思わないし、その逆も正しいと思う。弊社等は超零細企業に入る自営業だが、他社には負けない強みをつくり、技術面では負けないよう日々努力をしていると思う。慢心な経営に陥ると会社等すぐ傾いてしまうのは身を以て感じたこともあるし、私はそうはなりたくはないと日々思いながら仕事をしている。儲かれば使う、儲かれば楽をする、という人間ではあたりまえのことをやってしまうと、資金なんぞすぐに枯渇してしまう。必要なところには必要なお金を使い、技術力を高める、フットワークを軽くする、柔軟性のある会社に育てたい、と思い今日も難題にとりかかることにする

上京と曲面印刷

先日金曜日は朝の3時に起床、そのまま高速道路をとばして妻が里帰りしている神奈川まで運転した。片道6時間程度はかかるはずだが、早朝の高速道路はすいている+渋滞もほとんどなく、朝の8時前には神奈川に到着していた。高速道路は2時間半、練馬から神奈川までがノロノロで結局1時間もかかってしまった。

到着後は2週間ぶりに顔を見た娘と遊び、1時間ほど寝てまた仕事を始めた。その後午後になって出産予定の病院で検査及び説明を受け、帰宅した。

私が家にいない時は決まって仕事が忙しくなるか何かしらのトラブルが発生する。今回も同じく、トラブル続きで携帯電話が鳴りっぱなしになってしまった。何か起きると毎回思うのが印刷というものは難しい商売だ、ということだ。今回は色の表現の認識の違いで、こちらとお客の色の考え方が異なっていることが発端で問題となった。白い紙に何でも印刷することが一般的な消費者とは違い、シルク印刷やパッド印刷はかならずしも被印刷体が白とは限らない。そこの違いがなかなか説明できず、そこを説明しないと必ずと言ってよいほどトラブルに発展する。

パッド印刷も同じく、凹凸面でも名入れできると謳ってしまうと寸法に関係なく受注してくる営業マンも出てしまう。こちらの説明不足も原因ではあるが、やはり全ての物において現物を見せてもらわなければ見積もりもできないし、印刷面積を指定することもできない、という事実を今回は再認識させられた。

 私も印刷の経験が100年あるわけでもなく、神様でも無いので完璧に何でもこなせるわけではないが、会社というそれも小さな自営業という看板をしょっている以上、トラブルだけは避けたいと思い来週からも気合を入れて頑張らなければならない。

来週から再来週にかけては曲面印刷の習得、現在のシルク印刷とパッド印刷に追加する形で曲面印刷の技術と手動機械を入れる結論を出したい。 曲面印刷が開始できるようになれば新潟県長岡市の中で唯一の印刷工場となるであろう。インクジェットの高価な機械をいれるよりは、私としては曲面印刷という分野に力を入れたい。