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寝てしまった

昨晩は帰宅後に子供を寝かせて再度仕事にとりかかり、名札の1色目を印刷しようと思っていたが連日の疲れからかそのまま寝てしまった。普段は仕事に戻り夜中近くまでなんだかんだやりながら最後は晩酌をして床につくのが日課ではあったが、昨日はほとんど呑まずに寝たので今朝の目覚めは快適であった

晩酌をした翌日としない翌日、それもその量で目覚めが全くことなる。普段は下手をすると4合瓶を1本近くあけるほど飲んでしまうので身体が重いのであろう。しかし好きな酒なのでついつい呑んでしまう。

今週後半も来客があり飲むことになるとは思うが、今週~来週にかけて月内の納期の案件があるので週末も返上して作業をすることになるとは思う。

今週もシルクの平面印刷、回転印刷、パッド印刷のすべてが入っており、それもほとんどが極小ロットの100個以下の案件になる。これが現在のトレンド、もしかすると将来のトレンドなのかもしれない。

極小ロットのシルク印刷やパッド印刷、お問い合わせください

小ロットはいまだにニッチかもしれない

ニッチといえば技術かもしれないが、シルク印刷やパッド印刷に限って言えば小ロットで1個から~100個くらいに印刷できるのもニッチと言えるかもしれない

毎回思うのがどこかで断られた案件でできない印刷のほかにロット数が少ないということで断られることが多いそうだ。いまだに10個でもできますか?という案件があるが、弊社は喜んで受けたいロット数でもある。逆にロット数が多い案件はいずれ新興国に行ってしまう、印刷は人件費がほどんとなので大きなロットの案件はどうしても人件費の安い海外へ、もしくは都内や首都圏で割高だと思われる案件は地方都市へ向かえばよいと思う

東京には月に1回出ているが、首都圏の求人を見ると時給900-1000円といった広告が多い、それでも人があつまらないそうだ。一方地方では最低賃金の700円あたりから800円がほとんどで、2割もの差が出ている。それだけで印刷単価が下がるかもしれないが、首都圏と地方都市で2割の価格差が出るといってもよいかもしれない

今後も増え続けるであろう小ロットの印刷、お気軽にお問い合わせください

小ロットは大歓迎

昨日10個程の小ロットへの依頼があった、出来合いの化粧箱に小さな布製の巾着袋風のもので、ロット数が極端に少ない。

依頼者としては無理ではないだろうかというロット数ではあるが、弊社ではこういった小ロットの印刷が大得意であり、こういった小ロットの印刷を大歓迎している。現在も進行形で1つ1つ異なる案内図をシルク印刷しているが、これも3日ほどかけて1つ1つ仕上げる、手間暇のかかる作業ではあるが流れ作業よりはやっていて楽しい仕事になる。仕事を選ぶことはできないしそんな贅沢なことは言えないが、やはり小ロットの多品種印刷をしている方が楽しい

明日から3連休で寒波がやってきている模様だが、明日も引き続き仕事をしようと思う。ほんの先週正月休みで多少のんびりしたばかりでまた3連休というそこまでのんびりしようとは思わない。仕事をしている時が一番疲れ知らずでもあり、楽しい時間でもあるからかもしれない

セルトナのタンブラーに回転印刷

セルトナ社のタンブラーに印刷、これは毎年手掛けているので慣れたものだと思う。しかし物によっては大きさが異なるので治具の調整をしなければならない。

更にこの商品は表面が樹脂になっているので失敗ができない。指紋も簡単についてしまうので、気をつけなければならない。

まっすぐな円柱形ではなく円錐形なので治具の調整と始点で印刷のできが異なる。

位置合わせもできる場所が無いので、このタンブラーは恐らく1色が限界だと思う。

紙袋の小ロットは

写真のような市販の紙袋、100枚くらいの小ロット印刷はメーカーではうけてくれない。

弊社にはこのような紙袋、両面印刷、小ロットがやってくる。100枚でも50枚でも、可能です。メーカー納期やロットが大きすぎて印刷はあきらめないでください、小ロット歓迎致します。

bag

9月の始まり

印刷業界はどうなのか?他業種はどうなのか?と気になるところではあるが、他人を気にしていても仕方がない。自分のやっている事をいかに周知してもらい、前進するか、まだまだできることは沢山あるであろうが、断られている仕事があるのではなかろうか?等々。

ブログをコツコツ書いている成果がでているかはまだわかりませんが、少しずつ弊社のやっている業務内容が周知されているかのように思えるときもあります。

8月はお盆休みもあったのであまり良くなかった、9月ははたしてどうなるのか等、いろいろ考えてしまう場面もありますが、小ロットや難しい印刷を続ける事には変わりはありません!

長距離移動はやはりつらい

先日は新潟を午後に出て東京へ高速バスで向かった、新幹線ならば安いのだが費用削減と時間に余裕があったのでバスにした。移動経費はやく半分だが移動時間は2倍

しかしいつも読めなかったビジネス雑誌を読んだり外の風景をみたりできたので、無駄な時間になったとは思わない。

これから朝のバスで戻ることになるが、到着後もいろいろな仕事がまっている。どんどん積極的に活動し、前向きに生きようと思うことにした、最後は自分しか頼れない。

もっともっとパッド印刷やシルクスクリーン印刷の小ロット対応があるに違いない、そんな需要を見つけては印刷できることを世間に広めたい 

お問い合わせに対しては全力で

ここ数年の間ではあるが、私のブログを見つけてメールや電話で問い合わせる方が増えている。こんな小さな印刷工場のブログを見つけて問い合わせが来たら私としてもうれしい。世の中何万、いや何億かもしれないブログの中でご縁があるのだから、たまたまという遭遇は非常にうれしい限りである。

その中で印刷案件に成立する物は意外と少ない。それが悪いとも思わないし、残念だとも思っていない。やはりできるものはできるし、できないものはできない、と判断せざるを得ないからである。例えば以下のような印刷案件に関してはシルクスクリーン印刷やパッド印刷では難しい

1.フルカラー(4色)の印刷(理由:製版代が割高となる為)
2.ロット数が多い物※1万個以上の物(理由:小さな工場でたった二人でやっている印刷屋なので、納期がもらえなければ難しい為。もちろん納期をいただければ可能です)
3.インクジェットでできる物(理由:単純に人件費とポジフィルム・製版代を比較すれば割高です、しかしながら、インクジェットでは出せない色や素材であれば必然的にシルクスクリーンやパッド印刷でやることになります)

逆に、以下のような案件はシルクスクリーン印刷やパッド印刷の方が断然割安ででき、得意分野となります

1.小ロット、単色又は2-3色の被印刷物
2.調色が難しい物(例:金銀、蛍光等)
3.予算が不明な印刷物 ※予算がこれしかないけどなんとかならないか?という方用です (笑)
4.その他他社では全て断られた案件(ダメもとで気軽に弊社にメール又はお電話頂きたい)

なかなか文章では説明が難しいので、今後も可能な限り印刷サンプルをアップしようと思います

台湾も小ロット化?

先日の夕方から台湾に仕事で来ている。印刷現場というよりは機械関係の工場との交渉があるので、今朝から打ち合わせをし、市内のコーヒー店で無料Wifiを使い、メールの処理等をしている。

台湾の工場関係者と話した内容ではやはり大ロットの案件は中国本土に流れて行き、台湾では小ロットが増えているという内容だった。日本でも同じで印刷の一例をだしたら、全く同感するとの事で、時代の変化を感じた。日本では超低ロットが出現してきており、印刷でも1個から印刷するまでになっているが、台湾ではまだそこまで超にはなっていないようだ。

関係の無い業種でもこういったビジネスの話しの中で何か共感できる部分がでるとなんとなく嬉しい。午後は別の会社さんを訪問し交渉することになるが、そちらでもどんな話がでるかまた楽しみではある。

これからの印刷とマーケット

毎日仕事をしながら思う事がある。それは弊社には流れの仕事が全くないということだ。以前私が子供のころの記憶をたどれば、それなりに流れの仕事があったように記憶している。あるメーカーの箱の印刷、化粧箱に捨て看板。ほぼ毎日が忙しく夜まで駆り出されて子供なりに手伝っていた記憶は途絶えない。

あのころが懐かしいと思うときもある。あの時代を経験した先代(父親になるが)は今の現状を見て一時は廃業しようと考えていたらしい。そう思うのも無理もないと思う。それなりに版代で儲けが出せていた時代とは一転して今は版代なぞ取れるかとれたとしても本当に微々たる金額になる。落版の手間暇を考えればトントンか赤字だと思うくらいに値段が落ちている。それでも弊社は幸いにも社内で全てできるのでまだコストは低い方だと思う

そもそも私がなぜ家業のシルク印刷業を継ぐことになったかと言えば、突然の先代の末期がん宣告により、急きょ仕事をしていたドイツを離れ、帰国することになったからだ。帰国の時はいろいろと考えたが、まずはお客様、お得意様第一なので、儲かる仕事なのか将来性があるのか等まったく気にはならず、お得意様に迷惑をかけてはいけないという思いで帰国を決断した。

実際に戻ってきてやり始めてみれば、面白い仕事ではある。儲かる儲からないかと言われれば儲けは全くといってよいほど無く、母親と二人でなんとか飯を食べていけるくらいの売上は稼げているといってよいであろう。子供のころに聞いた売り上げの金額からすれば1/5にも満たないくらいの額に激変している。だが、このまま胡坐をかいて座っているわけにもいかないので、コスト削減から売り上げアップまで毎日試行錯誤でやりくりすることにした。儲かっているときほど慢心が広がってしまい、何とかしなければ、どうすればコスト削減になるか等考えることはなかったであろう。幸い今の状況下におかれ、様々なコスト削減方法や売り上げUP、顧客拡大方法を学ぶことができたし、今後も常に続けていこうと思う。

儲けも仕事もそれ程無いが、日々試行錯誤をして頭を使う=脳の活性化につながっているかと思い、日々過ごしている