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フルカラーインクジェット機 様々な個性を出す

先日はいつもお世話になっているシルクスクリーン資材屋さんの展示会場で、某社のインクジェット展示があったので、見に行ってきた。事前にHPをみてどんなものかは確認していたので大体の想像及び価格も頭に入ったが、もう少し現物を見ていろいろ質問したかったのでちょうど良い機会であった

結論としては弊社では埃をかぶって眠ってしまうプリンターになると思ったので導入は考えない事になったが、そもそも価格からして弊社には合わない商品でもあった。1個からの小ロットにカラーUV印刷ができるという魅力もあったが、それは平面の物になるわけで、円柱や異なる形の物に関してはそれ専門の治具を業者に頼んで作成しなければならない、というものであった。

フルカラー印刷ができることは素晴らしいと思ったが、治具に保守に様々な費用が発生してしまい、どうしても価格に反映してしまう部分が大きいと判断した。お金が余っていれば買いたい機械そんな余裕もない。逆を言えばお客さんを沢山もっている会社や集客力のある会社であればこの機械を導入すればそこそこの売り上げになるとは思う。特に専門のオペレーターもいらないが、一人が使えるようにならなければ意味がない機械とも思えた。

夜はなぜか晩酌しなければ眠れない感じになり、友人の焼き鳥屋に夜遅くお邪魔して2-3杯飲んでいろいろな話が出た。その中で個性を出さない、長い物に巻かれろ的な人が多いという話題になり、わたしも同感であった。子供のころから前にならえ、右向け右、と団体行動をさせられてきたわけなので、個性を出して自分なりの事をするという人が少ないのも現実かもしれない。しかしながら、お互い自営業という立場にあるので人まねや同じことをやっていては意味がないし競争に残れないということで、人目をあまり気にせず、好き勝手にやればよい、という話にもなった。明日の飯が食えるか食えないかもわからないのが自営業だが、その分自由は手に入れることができる。自由も欲しいし安心も安定も欲しい、というのは矛盾したことで、それを理解しないで自由自由という人はまず自由を手に入れた時の思い責任を認識すべきであろう