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活気を感じる国

金曜日の午後15時にはベトナム、ハノイに到着していた。本来の目的は別事業で行っている食品輸出のバレンタイン、中華系の旧正月向けの貨物の件でシンガポールの顧客を訪問する予定ではあるが、乗継便の方が安く、しかもハノイで18時間滞在できるということでこの便を選んだ。

ベトナムには一度もでかけたことがないので、この国の市場、市民の暮らしはどうなっているのかTVや雑誌で見るよりは百聞は一見にしかずという言葉もあるので、ついでだから降機してのぞいてみることにした。

宿泊場所は普通の旅行者が泊まりそうもないホテルを選び、庶民がくらしているような場所にすることにした。空港からもそれほど遠くはなく、そのまま夕方は徒歩で近くを探索してみたが、バイクの多さに人の多さに驚いてしまった。途中道に迷って細い道をすすんでゆけば、そこには車1台も通れなさそうな道にバイク(日本でいうホンダのスーパーカブ)がどんどん入り込んでくる。最後までゆけば行き止まりになっていたが、このような狭い路地の中で家族で暮らしている方がたくさんいた。

路上では散髪を行っている人も多く、店をかまえるというよりは道端で散髪をするという戦後の日本のような風景もあった。

それにしてもまだまだ経済成長を続けている国ということもあり、活気はあるし人々の顔もがんばらなければ、という感じであった。日本は逆に成長が止まった老人のような国家になりつつあるように思えてしまい、先進国の仲間入りをしたことは幸せではあるが、成長がとまるような富と自由を手に入れてしまった国の行く末が気になって仕方がない。政治も経済も人任せで不安定、株価もなんだかわからない世の中になっているし、自殺問題に少子化。

そんな問題もあまり感じさせられないような国が東南アジアにはまだまだあると思った。良い意味の刺激で短い滞在ではあったが、ベトナムに来れたことに感謝したい