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サンプル印刷の重要さ

以前にもブログで書いたことがあるかもしれないが、弊社は望まれなくともサンプル印刷をするように心がけている。再版できた仕事に関してはサンプル印刷を行う事はないが、形ある物(紙以外)にパッド印刷やシルクスクリーンの平面印刷や曲面印刷の場合は、必ずといって良いほどサンプルを行い、お客さんに確認してもらうことになる。

デザイナーさんによっては微妙な手刷りの再現が良い雰囲気を出しているとの事で、機械から出てきた印刷と比較して好まれる場合もある。逆にインクジェットで白い紙に出力した印刷をそのまま形あるものに同じように再現できると思い込んでいる方もいるので、その場合はしっかりとサンプルを見せなければインクジェットと同じになると思い込まれているので、印刷が終わってからのトラブルになってしまう。何でも画面や紙に出したものと同じになるというわけでもなく、ましてやシルクスクリーン印刷やパッド印刷等、あまり知られていない印刷方法なので、なかなか口では説明ができない。

沢山ある版からサンプル印刷する場合はそれなりのコミットをしてもらわなければこちらとしてもやり損になり、版やフィルムの原価が損失になってしまうが、それでも無視してサンプル印刷をすることがある。単なる価格比較とわかればサンプル印刷は行わないが、弊社を頼りにこられている方であれば喜んでサンプル印刷を行い、お互いの立場を尊重しながらパートナーとして作業をすすめることになる。

紙や今までにやったことのある素材などであればサンプル印刷は行わないが、パッド印刷や曲面印刷の場合や少し変わった素材の場合はサンプル印刷をしなければこちらとしてもどう再現されるかがわからない、という理由もある。手間暇はかかるし、下手をすればこちらが損をするだけのサンプル印刷にはなるが、これはわが社の強みとモットーとして今後も続けてゆきたい。

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