印刷ブログ
BLOG

グラデーション 網点 をシルク印刷で再現する

A1サイズのポスター全体にグラデーションの網点を再現する依頼があった。

2つを張り合わせると大きなポスターになるらしい、両方ともに網点のグラデーションが入っている。ここまで大きいそしてグラデーションのポジフィルムは弊社ではできないので、外注した。線数は80くらいにし、メッシュは225を使用

7-8枚のポスターだが、グラデーションは目詰まりを起こしやすいので、あえて紙用のインキを使用せずに、SG740のブラックで印刷をした。紙のインキではないが、SG740を希釈すれば目詰まりが起きずに連続印刷ができる。材質も紙なので2-3日も乾燥させれば問題なく乾燥されている。紙用のインキをつかってグラデーションを連続印刷すればおそらく2枚目くらいから目詰まりを起こしてしまい、版を全部洗浄しなければならないだろう。A1サイズより大きな版を使っているので洗浄にはとんでもない時間がかかる

そういった作業性を考えながら製版やインキの選択を行わなければならない。シルクスクリーンのポスター印刷、小ロットでも可能です、お問い合わせください
amiten

A1ポスターにシルク印刷

昨日はちょうど長台のバキューム台を使わない予定だったのでいままで依頼されていた大きなA1のポスターにアミのグラデーションが入っている印刷と細かい印刷の仕事をおこなった

グラデーションなので連続印刷ができず、1回刷っては大きな版を洗浄し、そして次の印刷という方法で合計6枚程仕上げた。印刷するのはほんの10秒程度ではあるが洗浄は10分くらいかかる。グラデーションの版なので洗浄溶剤を使えば版が壊れてしまうので、インクの希釈溶剤を使って優しく洗浄しなければならない

ずいぶんと時間がかかった案件ではあるが依頼者よりはある程度の納期をもらっていたので空き時間を見つけての仕事になった。今日もほかの案件で難しい依頼が1つあるのでそちらを解決しなければならない。こういった創意工夫や難しい仕事をやっているときが一番楽しい
IMG_0186copy

シルクスクリーン印刷の長台

長台と呼ばれるシルクスクリーン印刷のテーブルがある、弊社にはかなり大きい、それも吸引(バキューム)できる台があるので大きなA1~B0のポスターもシルク印刷ができる。

もっともそういった依頼は近年インクジェットに代わりなくなっているが、それでも年に数回はポスターをシルク印刷したいという依頼がやってくる。こだわる人にとっては色の出具合やその雰囲気が異なるらしい、確かにインクジェットで出すポスターはなんとなく殺風景で誰がやっても同じに見えるような作品になってしまう。

大きな版をセットするので印刷時間は短くてもセットアップに製版と下準備で時間がかかってしまう。ホールドする金具もすべて移動させなければならないので通常使用している位置よりもかなり大幅な変更となる。流れや急ぎの案件をバキューム台でやっているときはなかなかできないので、週末や空いた時間を狙ってセットしてさっさと刷らなければならない案件でもある。が、位置合わせや色合わせなども出るとそうそうすぐにはできない。

大きなセットアップだけに納期は長めにもらえれば何とか対応ができるとは思う。大判ポスターのシルク印刷、可能です

blog

年度末の週、快晴が続く

今週は年度末なのでなにかとバタバタしてしまうが、通常の業務にいろんなチャレンジがある。

運良く今週は連日の快晴なので落版を行い、いままでたまっていた版を再生する作業も同時に進めている。これだけ快晴が続くのであれば山にいって山菜もとりたいが、まだまだ雪が残っているので山にいけるのは4月になるとは思っている。

例年4月も忙しくなっており山菜とりにでかけるチャンスがないが、今年は2回くらいは出かけたいとおもっている。今日明日が今年度の山場となるであろうが、しっかりと仕事をしなければらない。

4色のA1ポスターも納期がせまっている、今日明日でのこりの2色を仕上げれば納品ができる。どんな出来具合になるかが楽しみでもある。ゴールドに蛍光ピンクがはいっているのでインクジェットでは仕上げられない、シルク印刷のポスター印刷、お問い合わせください