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超巨大な製版

今日は身長計のようなものを大きなベニヤ板にシルクスクリーン印刷する仕事がある。データを受け取ってポジフィルムを出力してから感じた事だが、かなり大きな版になる。

180㎝というものであったので、私の身長くらいかと安易に考えていたが、いざ版に乳剤を塗ろうかという作業になればそんな大きな版が見当たらない。唯一2m程あろう200メッシュの版がたまたま埋もれていたのでそちらに乳剤を塗布して、これから製版にとりかかることになる。

年に数回ではあるがこのような巨大な版を作ることがあり、10-20年前の版がそのまま使えるので助かっている。アルミ枠から紗張りまで行えば版代だけで5万円はかかるであろうものだが、弊社にはここまで大きくはないが1m超えの枠がいくらでもある。最大で2x2m程の枠もあるが、こんなに大きな印刷物を大量にすることなどまずないであろうと思われる。1-2個であればインクジェットで仕上げてしまうのであろうが、どうしても枚数が増えるとシルク印刷の方が割安になる。しかし大型の版を在庫している会社もそうめったにないであろうが、弊社では既存の版が存在するので比較的安価な版代で大型の製版ができるのは強みだと思う。バブル時代の遺産がこんな時代になって役に立つとは先代も思ってはいなかったと思う。

引き続き某メーカーのプラダンの印刷がリピートで入ったのでそちらを印刷しながら、大型のスクリーン印刷をこなし、週明けには両面ステッカーや某計測器メーカーのアルミ面板への印刷も控えている。来週の連休までは多忙に過ごすことができるのでありがたい