印刷ブログ
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日本ブランドが失速するかもしれない

私は日経ビジネスというビジネス雑誌を定期購読している。毎回読むのが楽しみだが内容的に面白い場合が多く、電車での移動だったりするときにまとめて読む場合が多い。普段は印刷の仕事をするのでゆっくり雑誌を読む暇もなく、TVもあまり見ない性格なので都心に移動する新幹線の中で2-3冊まとめて読んでしまう

その中に先週の日経ビジネスで日本のブランド、日本が危ういという表題で記事が書いてあった。具体的な内容は控えるがそれぞれの業界のトップ経営者の方々の持論が記載されており、かなりの確立でその内容に賛同できる場面があった。あまり細かく書いてしまうと良くないかもなのでブログでは控えるが、日本が社会主義国になりかけているというユニクロの経営者の言葉にはまったくの賛同を唱えるしかない。

私は印刷業以外でも事業を行っているがなんとなく閉鎖感、そして新しいビジネスやチャンスをつかまず現状維持ですごそうという感じが多く見られてしまう。印刷でも常に時代の変化により変えなければならない、いつまでも版代がいくらだの色が2色だから版代が2倍かかるだのは言っていられない時代になっているとは思う。

今週もタイトな納期に難しい印刷が控えているが、なんとかきれいに仕上げたい、もしかすると徹夜になるかもしれない、ますます厳しい冬将軍がやってきた、今週は久しぶりのゆきかきになるかもしれない

引き続きいろんな素材やいろんな小ロットが

週末はとあるデザイナーの方と食事をしていろいろな話に花が咲いたが、いつも聞かれることでどういった案件への印刷が一番多いかという問いに関して答えることができない

いつも違う素材に違う商品そしてロット数なのでこれが一番多いという風にお答えすることができない。しいて言えば紙以外の成型物体への印刷が一番多いとしかいえないがそれがどれだということは難しい。

毎回異なる素材でありリピートが入る商品があまりなく、1回限りの印刷がほとんどになっているからだ。それだけ市場の変化が激しいのかもしれないし、消費者の嗜好が変わっているのかもしれない。

小ロット多品目への印刷、お気軽にご相談ください

フットサルボールへの名入れ印刷

先日のブログに書いたボールへの名入れ、昨年は大きなサッカーボールにくっきりとした文字だったが、今年はフットサルの小さなボールに細かい文字だった。

全部で20個にも満たない極小ロットのパッド印刷となったが、幸いにも製版もうまく行き、この時期乾燥しているときに出るヒゲの現象もなんとか解決し、順調に印刷を開始・終了することができた。ボールが持ち込まれたのが夕方の16時、それからいろいろと準備をして夕食を食べ、その後セットアップとためし刷りを行い、21前にはすべて終わった。

球体のボールなので位置決めができない、できないというよりは難しい、1つ1つ目で確かめおおよその位置に固定して印刷。ヒゲがでていないかもルーペで確認し、きれいにパッドに転写されたのを確認して印刷をした。

縫い目なども異なっている感じで1つ1つ微妙なズレが出てしまったが、こればかりはどうにもならない。球体で縫い目がズレている商品なので位置決めがしっかりとできないが、目で確認しておおよその位置をだしているのでそれほど気にならない感じで仕上がった。

明日からもいろんな案件があり引き続き小ロット対応となるが、先月と比較すると1月はノベルティへの小ロット印刷が多い感じがする
BALL

超特急な依頼

昨年の同じころにサッカーボールへの名入れ印刷を行った記憶がある。フットサル団体への寄贈のボールらしく、新潟の会社ではあるが印刷は東京の印刷会社に出したらしい。

ところが届いた印刷されたボールがまったくの見当違いであり、使い物にならなかったという。それを見せてもらったら私も驚いたが、印刷ではなく手書きで文字を書いているような感じだった。おそらく凹凸のある物体への印刷ができずパッド印刷をせずに手で書いたのかもしれない。

それが納品の前日だったこともあり担当者があわてて弊社を見つけ、新潟市からかけつけてきた。その場ですぐに製版してサンプル刷りを行った。大きなボールなので冶具作成は夜に行うことにしてとりあえずの位置でサンプル印刷をしたらOKが出たので、そのまま冶具をつくり夜のうちに仕上げ、翌朝に納品でなんとか事をおさめた

今年も同じようにサッカーボールに印刷をしたいとの事で昨年に依頼があったので、快く引き受けたのだが、、、これまた昨年と同じ状態になり、今日納品で明日には仕上げてほしいという。もう少し余裕をもってもらえればよいのだが、昨年のこともあるのでおそらくできるであろうと思う。ここまで超特急で対応できるパッド印刷会社もそうないとは思っている。スピード勝負の世の中になっているのか印刷の工程を知らない方が多いのかもしれないが、ボタンひとつで印刷ができるようなデジタルではなく、すべてアナログで行っているのでそこらへんの感覚がずれているのかもしれない。パッド印刷もまだまだ世の中に知られていない印刷技術なのかもしれない

pad

雪が降り始めた

豪雪とまでは言わないがこの週末より雪が降り始め、製版の時の水現像の手の痛みもでてきた。ほぼ0℃に近い水温で現像するのでなかなか楽な仕事では無い。

それでもあと2か月もすれば春の訪れがやってくるので、ほんの少しの間の辛抱でもある。今週は連休明けなので比較的余裕があるが、それでものんびりはできない。先週の看板のシルク印刷の版が沢山たまっているのでそれを落版しなければスペースがしんどくなっているが、この寒さだと落版もあまり気が進まない。

今日はコクヨファイルの表紙と背表紙に名入れを行い、少し片づけでもしようと思う。流れの作業もあるのでそちらも同時進行させようと思うが、場内の温度が低いので手もしもやけになりそうなかんじである

フワフワ素材の巾着袋

フワフワした一見高そうな毛皮風の小さな巾着袋への名入れ、アパレル専用のインキでなければダメだと思ったがSG740でテストをしてみたところ、問題なく完璧な密着が確認できた

もしかすると布素材では無く人口の素材かもしれない。素材の表記も何も無いのでテストするしかなかったが、密着が確認できたことで安心した。

ロットもかなり少ないので見積も出していない、全て先方におまかせする形でこちらは印刷のテストとインキ密着を優先して行った。あとは先方に確認してもらいOKであれば印刷を開始することになるであろう。

今日は成人式で祝日だが私はいろいろやることがあるので会社で仕事をしている。新潟県長岡市は雪深いので成人式が5月のゴールデンウィークに行われるので今日は静かな祝日になるであろう

kinchaku

小ロットは大歓迎

昨日10個程の小ロットへの依頼があった、出来合いの化粧箱に小さな布製の巾着袋風のもので、ロット数が極端に少ない。

依頼者としては無理ではないだろうかというロット数ではあるが、弊社ではこういった小ロットの印刷が大得意であり、こういった小ロットの印刷を大歓迎している。現在も進行形で1つ1つ異なる案内図をシルク印刷しているが、これも3日ほどかけて1つ1つ仕上げる、手間暇のかかる作業ではあるが流れ作業よりはやっていて楽しい仕事になる。仕事を選ぶことはできないしそんな贅沢なことは言えないが、やはり小ロットの多品種印刷をしている方が楽しい

明日から3連休で寒波がやってきている模様だが、明日も引き続き仕事をしようと思う。ほんの先週正月休みで多少のんびりしたばかりでまた3連休というそこまでのんびりしようとは思わない。仕事をしている時が一番疲れ知らずでもあり、楽しい時間でもあるからかもしれない

小ロットの米袋印刷サンプル

今日は新潟県魚沼産の米をいれる米袋数枚へのサンプル印刷をすることになる。

市販の米袋なのでシルク印刷で仕上げなければならない。枚数が多ければ業者に1反物で頼めるのだろうが、そうなると恐らく5000枚くらいになると思う。ほんの数百枚必要という場合はやはりシルク印刷の出番になる

以前もブログで書いたかもしれないが、最近農協JAの米袋を使わずに独自のデザインの米袋を作って自社販売をしている農家が増えてきていると思う。4-5年前には年に1件もなかった依頼だが、最近は年に数回でている。宣伝をしているわけではないので潜在需要はもっと多いとは思うし、皆さん米袋への小ロット印刷ができないとおもっているのかもしれない。

1枚でも5枚でも、シルク印刷でやれば可能です。お気軽にお問い合わせください

算額という江戸時代の数学

江戸時代に算数があったらしい、それも見た感じかなり高度な算数に見える。その算数を木製の板にシルク印刷で再現する印刷が例年ある。1枚の板に5~7色で印刷、かなり神経を使う印刷ではあるがこういった突発的な案件の印刷は楽しい。今日も別に案内板のシルク印刷があるが、こちらも難しく手間暇がかかる。インキジェットで出せない案件らしくシルク印刷でやることになっている。今週来週と忙しくなりそうだが、年始から忙しい事は嬉しい限りだ

sangaku