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超特急な依頼

昨年の同じころにサッカーボールへの名入れ印刷を行った記憶がある。フットサル団体への寄贈のボールらしく、新潟の会社ではあるが印刷は東京の印刷会社に出したらしい。

ところが届いた印刷されたボールがまったくの見当違いであり、使い物にならなかったという。それを見せてもらったら私も驚いたが、印刷ではなく手書きで文字を書いているような感じだった。おそらく凹凸のある物体への印刷ができずパッド印刷をせずに手で書いたのかもしれない。

それが納品の前日だったこともあり担当者があわてて弊社を見つけ、新潟市からかけつけてきた。その場ですぐに製版してサンプル刷りを行った。大きなボールなので冶具作成は夜に行うことにしてとりあえずの位置でサンプル印刷をしたらOKが出たので、そのまま冶具をつくり夜のうちに仕上げ、翌朝に納品でなんとか事をおさめた

今年も同じようにサッカーボールに印刷をしたいとの事で昨年に依頼があったので、快く引き受けたのだが、、、これまた昨年と同じ状態になり、今日納品で明日には仕上げてほしいという。もう少し余裕をもってもらえればよいのだが、昨年のこともあるのでおそらくできるであろうと思う。ここまで超特急で対応できるパッド印刷会社もそうないとは思っている。スピード勝負の世の中になっているのか印刷の工程を知らない方が多いのかもしれないが、ボタンひとつで印刷ができるようなデジタルではなく、すべてアナログで行っているのでそこらへんの感覚がずれているのかもしれない。パッド印刷もまだまだ世の中に知られていない印刷技術なのかもしれない

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