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特殊治具が必要な模様だ

昨晩と今朝方に曲面印刷の2色刷りを行った。昨晩は白ベタを刷り、今朝早くその上にアメリカンレッド1色をヌキ文字で印刷した。

ボトルの形状が丸いのでシルクスクリーンの曲面印刷(又は回転印刷とでも言うのかもしれない)で印刷する方法以外無い。パッド印刷でも印刷は可能であるがインキの膜が薄いのでベタ印刷には向かない。

ボトルの形状もやわらかいPE素材のようなもので、印刷の圧力をかけると凹んでしまう。これでは上手くインキがのらない現象がでたが、何度かやっているうちにコツをつかむことができたので、インキも綺麗にのった。

しかしボトルの加工段階でのつなぎ目部分であろうか、つなぎ目の部分がどうしても盛り上がっているのでその部分だけインキが欠けてしまう。何十回と繰り返し試し刷りをおこなってみたが、やはりこの盛り上がりの部分だけはインキが綺麗に出ない。かなりの印厚で刷れば出るのであろうが、そうすると今度は素材が柔らかいのでへこみが激しくなり、インキがのらない部分が出てしまう。圧力を均等に保たなければ印刷ができないので強制的にインキを乗せる選択も断たれてしまった。

あとは特殊治具を作成し強制的に空気を注入しながら回転印刷を行えば問題なく印刷できるとは思うが、その治具を作るのにいったい幾らかかるのかもわからない。弊社がその費用を抽出しても他に使いようが無いのでどうしても見積もりに入れるしかない。そこまで予算がある案件でもなく、まして納期も7月上旬となるので、どう判断するかは取引先に任せる事になるが、実際にやるとなれば1つ1つ丁寧に印刷してなるべく欠ける部分が出ないようにするしかない

bottle

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