印刷ブログ
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内需と海外市場

日本の人口減少、消費人口減少により企業の海外進出が問われている時代になってきたようだ。私は高校まで地元新潟県長岡市で過ごし、自営のシルク印刷業を手伝っていた。当時はWindowsなどなく、フィルムの作成はDOSベースのパソコンを使い、1つ1つ切っていた記憶がある。あのころに比べれば今はイラストレーターを使いフィルムが簡単に出せるようになっているから驚きではあるし、やはり時代の変化を感じさせられる。

高校のあとは海外や英語を習得したいと思い、思い切ってアメリカに留学した。最初は短期の予定ではあったが気が付けばそのまま大学を卒業、現地で就職し4年ほどアメリカで仕事をして日本に帰国した。印刷の仕事を継ぐまでは貿易やメーカーの海外営業をやってはいたが、それはそれでいろいろな国をみたりお客さんと知り合って大変貴重な体験をさせてもらったので今でもありがたく思う。お金をもらっていろんな経験をさせてもらえる、と考えるのがおかしいのか又は正しいのかは当の本人が決めればよい事ではあるが、私にとって給料をもらっていろいろやらせてもらう事はうれしい限りだ。最近は安定志向だの福利厚生だのどういった条件がそろっているかを気にして就職活動をしている方がいると聞くが、そんな羨ましい話を聞くたびにこの先の日本が海外勢と戦って商売をしてゆけるのか?と危機感を感じる。

印刷とは全く関係ないところではあるが、今週日曜日に地元長岡市のまちなかキャンパスを使って留学講座をやることにした。大した内容ではないが、自己経験や留学することによるメリット等を紹介し、少しでも地元の若者や学生に役に立てればと思う。留学が決して正しい道とは思わないが、いろんな選択枠を視野にいれることが重要だと思い、ボランティアで講座をやってみる。もし本ブログを読まれている方で長岡市や近郊にお住まいの方、興味があればぜひお越しください
ぶっちゃけ留学座談会ポスタ