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手ごわい中国製ボールペンに名入れ

やはり中国製は安いが手ごわい。何が手ごわいかと言えば、何の素材をどう使って製品をつくっているのかがわからない。先日納品されたボールペンも製造元のシールすら貼っていないので素材がわからない。

たとえメーカーに聞いたところで、わからない回答が返ってくるか再生素材を使用していることになるので、インキの密着試験を行わなければならない。それも強制乾燥と自然乾燥で異なってくるので、どうしても本番と同じ自然乾燥で試験を行う。それにより1日2日があっという間に経過する場合が多い。

セイコーアドバンスのSG740では剥がれたので、SG700はもちろん、他のセイコー系ではだめだと思い、ミノグループのFPPをつけてみた。セロテープ剥離では問題はなかったが、爪で強くこするとどうしても徐々に落ちてしまう。これではだめなので、SG740に硬化剤を入れてみて1晩寝かせてみた。せっかちの私は6時間後くらいに爪でこすってみてしまい、あっけなく剥がれたが、一晩おいたら擦っても落ちない。やはり硬化剤が完全硬化するには自然乾燥で12時間以上かかってしまう。

これで試験は完了したので、今日中に100本を仕上げて、残りも終わらせ、明日乾燥させれば夕方までには発送できるであろう。密着試験が必要の無い素材であればすでに今日発送、連休明けに届けることもできていたと思う

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