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花瓶へのパッド印刷が順調に終わった

すべて形が異なる花瓶へのパッド印刷がおもったよりスムーズにすすみ、順調に終わった。

場内の温度が低いのでストーブを2つつかい、インク返しのプレートに向けて温風乾燥機をあて、インクのゲル化を遅くし、そして静電気対策を行った。

花瓶の中にはまっ平らなものもあったり凹凸があったり湾曲していたりといろいろだったが、無事終わった。平らの物がほとんどだったのでデータは調整せずにそのまま出したが、湾曲しているものや凹凸があるものは少々データとの再現性が異なるが、これは版を変えなければならないのでどうにもならない。

焼き付けは温風で80℃程、40分くらいかけて乾燥させた。印刷の色が白で1000シリーズインクを使ったので、100℃以上にすると白が白でなくなってしまう。本来であれば1690シリーズを使いたかったが、その場合は窯の温度を150℃以上にあげなければならず、かなり時間がかかってしまう。ノベルティということなので、1000シリーズでも十分な密着性が期待できるので今回は1000シリーズで行った

高価な花瓶なので週明けに1つ1つ慎重に梱包し発送しようと思っている
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全て形が異なる花瓶にパッド印刷

6日金曜日は1日かかっても構わないのですべて形が異なるヨーロッパ製のガラス花瓶に社名をパッド印刷することになる。

形がすべて異なるので1つ1つ確認しての印刷となるが、幸いにもガラスなのでやり直しができる。1つ1つ目視でおおよその位置を確認し、OKであれば窯に入れるがNGであれば洗浄溶剤でふき取りやり直しをすることになる

底面をあわせれば天地は問題なく位置を合わせることができると思うが、左右は微調整をするしかない。

パッド印刷をしなければならないほど歪で凸凹している表面だが、こういった難しい印刷程やりがいがあるので、金曜中に仕上げて夕方には焼き付けをしたい

こちらの案件も依頼されてきたクライアントはどこに頼んでも断られたという。なんとかしなければということで試行錯誤で解決することになるであろう

難しいパッド印刷、まずはお問い合わせください

やはりパッド印刷だった

先週とりかかろうとした変形している花瓶だったが、シルクスクリーンの版でできるかと思ったがやはり湾曲していたり凸凹している表面だったので、パッド印刷に切り替えることにした。

版はすぐできるので早速データをリフレクトしてパッド印刷ようのフィルムを作成、日曜の夜にはなったが版を作ってひとまず白でサンプルを印刷してみた

少々問題はあったが、パッドを変えてみたらよくなった。あとは製版をもう一度行い網掛け時間を長くすればもう少し綺麗に仕上がると思っている。ひとまずできるかできないかの問い合わせでどこもNGだと断られたらしい。パッド印刷というやり方をすれば問題はないのだが、まだ知られていない印刷方法なのかもしれない

海外製の手作りの花瓶

海外製の手作りの花瓶に社名をいれたいという依頼があった。URLを見た感じ特に問題はなさそうで、回転シルクでいけそうかと思ったが、サンプル2個が届いたらその形では回転しないことがわかった。

その代り普通のシルク印刷でできそうな表面ではあったのでシルクで製版をしてやってみようと思う。1つ1つ形が異なるらしいので、これまた厄介ではあるが、そこまで歪に全部異なるわけでもなさそうなので恐らく大丈夫だとは思う。

依頼者に聞けばどこもできないと断られたらしい。画像を見た感じではそこまで難しいとは思わないが、やはり現物を見てみると少々難易度がありそうだ、それでも私にとっては難易度中くらいのレベルで、いつも難しい印刷物をやっているので免疫ができてしまったのかもしれない。

先日は地元の造形大学を訪問し大学のシルクスクリーン工房を見学させてもらった、さすが大学なのでよい設備がととのっており、うらやましかった。同じ設備があれば仕事の効率がはかどるかもしれないと思ったが、そこまでの設備投資はしようと思わない。それよりは技術向上のために難しい印刷を引き受け苦労しているほうが私にとっては性格にあっていると思う。

花瓶への印刷、小ロットでもお問い合わせください
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100均のガラス製グラスに回転シルク印刷

週末より難航していた案件だが最後の知恵と工夫を絞ってなんとか回転シルク印刷で仕上げることができた。ロットは50本、色は赤でインクは1690に硬化剤を使った。焼き付けは12本ずつで150℃まであげてあるのでがっちり密着はしていると思うが、これは低温乾燥になるのでいずれは落ちてしまう。予算の無いノベルティなどにはちょうど良い印刷かもしれない。

100均の商品なので個体差があり歪なものから回転させても回転がうまく行かないロットまであり最後まで難航した。途中パッド印刷に切り替えようと思ったが、こちらも1回では薄いので重ね印刷をするための治具作成の時間もない、納期が迫っている案件だったのでそのまま回転シルクで仕上げるようにコツをつかんだ。

土曜からかかってやっと仕上がった、50個の案件だが正味3日も試行錯誤しているが、これが経験となるので効率や単価は気にしないようにしている。次回から似たような形状であればすぐにできるが、やはり100均の商品は注意しなければならない。

外国製の円形の素材も歪なものがあったので海外製はすべてが要注意だ。

小ロットのガラス印刷、お問い合わせください。100均の商品は、、、ケースバイケースとなります

変形しているビールグラスに回転シルク印刷

写真のような変形しているビールグラス? 50本に回転シルク印刷となった、問い合わせがあったときは通常の円柱グラスらしき内容だったので問題はないと思ったが写真と現物をもらったらこれは難しいことになると感じた。

まずは回転受け治具を調整することから始まり、そして製版の位置を考えなければならない。通常の円柱形のボトルと同じで製版をしたらグラスの底が版にあたってしまい回転しない。 仕方なく落版し再度製版をすることにしたが、恐らく次は問題なく印刷ができるところまでテストできると思っている。

こういった変わった形への回転シルク印刷が一番難しいが、何度もこなせばコツがつかめるようになり、アイディア次第では問題なく印刷ができるようになる。

回転シルク印刷の小ロットリクエスト、お問い合わせください
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厚いガラスにシルク印刷で4枚ほど

ショーケースになるらしいガラスにシルク印刷で銀色を4枚。 指定の銀ペーストがたまたま弊社に在庫であったので良かったが、しかし透明なガラスなので色見本とは異なる。

とりあえずクライアントに色を見てもらい、2回重ね刷りを行い乾燥、そしてよく日にもう2回重ね刷りすることで仕上げることになった。硬化剤も新しいものが届いたばかりなのでなんとなく新鮮味がある

ガラスには1690Nがベストではあるが、メジュームがなかったので今回は1000インクで対応し焼き付け乾燥。1690Nだと150~180℃まで上げなければいけないが今回のガラスがかなり大きいので窯に入れてもなかなか温度があがらない。今までも1000シリーズでやっていたので問題はないと思う

回転シルク印刷で多色刷りをする

シルク印刷の中でもボトル風の円柱形への回転シルク印刷は平面の素材と比較すると難易度が高い。

位置決め、角度、始点・終点、そして高さ調節、すべてが完璧にそろわないと滲んだり綺麗に印刷できなかったりする。難易度としては円錐形(円柱とは異なる)の次に難しいとは思っている。

試作ではあるが新潟県長岡市のオリジナル風(勝手に私がつくろうと企画しているだけではあるが、、、)の日本酒ボトルに直接のシルク印刷を行った。 色は2色、以前の試作では1色1色で2工程で行ったが、やはり始点が決められないボトルの形状なので少々ズレが出てしまった。

今回は知恵を絞り2色を1回の工程で仕上げようといろいろ悩んだが、それが上手くできた。版はデータをそのままで製版し、あとはスキージを切って2つに分けた。赤・青と白の隙間がほんの5mm程しかないので、微妙な感じではあったが、とりあえずのサンプル3本だったので、やってみたら問題なく2色刷りを1回の工程で仕上げた。

2つの色がもっとかけ離れていれば連続印刷も問題なく1工程でできる。これでスピードUPができ、効率もよい。なんといっても位置決めが1回で終わり後々の工程まで心配せずに仕上げることができるのでうれしい。そして硬化剤を入れる1690インクだが、1回の工程で2色ができるので1色目の乾燥を心配せずに終わらせることができる。量産になれば色の境目に何かしらの仕切りをつくってあげれば色が混ざることはない。

円柱形の回転シルク印刷への多色刷りは専用の機械を持っていればできるとは思うが、そういう半自動の機械は小ロット印刷には向いていない。弊社が得意としているのは100個以下の小ロットなので半自動機を使うわけにもいかず、またそのような設備投資をしようとも思わない(お金が無いのもそうだが、機械の使い勝手が悪いと思うからだ) 小ロットはすべてアナログで手作業、これが一番良いと思っている。

回転シルク印刷の多色刷り、デザインによっては小ロットでも可能ですのでお問い合わせください
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ガラス瓶を150度ほどで焼付け

先日upしたブログの写真の日本酒1号瓶への直接印刷、細かい文字類があまり綺麗にでていなかったので月曜に再度製版を行い、データを変えたせいもあり製版が上手くいった

何度かためし刷りをしてみたが、文字列が綺麗に出ている。ものすごく混んでいる細かい文字はそこまで綺麗には出ていないが、恐らくメッシュを355に変えれば綺麗に出るとは思う。今回は300メッシュだったのでそこそこ限界がある。しかしガラス瓶で355メッシュを使うことがあるか否か、、、恐らく目詰まりがひどいのでロット数が低くなければできないとは思う。

今回は1合瓶x12本、白で両面に回転印刷。1回で印刷できるように車輪があたる部分はなるべく文字を避けるようにしたが、それでも天地ギリギリくらいまでは印刷したと思う。

1つ1つ検品をし、ちょうど12本ぴったりはいるオーブントースターに入れ、150度ほどで30分焼きつけ。このまま朝まで放置しておけばガッチリとインクが密着していることになる。

火曜日の午後に酒蔵に持参し、瓶詰めをしてもらう。自称世界初の日本酒名刺ができあがる。ワクワクして楽しみでもある。協力いただいているのは新潟県長岡市にある酒蔵、 お福酒造 様である。中身はもちろん純米大吟醸!
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日本酒の180mlの瓶で名刺を

作ってみた、恐らく日本発、世界初の名刺だとは思う。日本酒の1合瓶をそのまま個人の名刺に仕上げ、今週中に酒蔵で瓶詰めをしてもらう。

来週の東京ビックサイトである見本市に運良く出展できることになった。市の補助金をもらうことになり、参加することになる。そこでの商談後に潜在顧客になるであろう方に名刺として差し上げる、いわばインパクトのある名刺を作成することにした。

ラベルを貼ればそこらへんにある日本酒と変わらず名刺とも呼べない、しかし弊社の得意でもある回転シルクスクリーンの小ロットで印刷、高温焼付けをしてさらに中身は純米大吟醸、決して忘れることの無い名刺になると思い、10本くらい作成することにした。

ためし刷りをしてみたが細い線があまり綺麗に出ていない、300メッシュの1690Nインキ、これ以上だと作業効率が悪いので非現実的になってしまうが、そこは見本市なのでできるところまでやってみようと思う。月曜に再度製版を行い、仕上げることになる

ガラス瓶にシルク印刷、小ロットから可能です。ご相談ください

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