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難航している

変形しているビールグラスに回転印刷をテストしていたが、難航している。よく見ると形が湾曲していて歪になっている。回転治具を作ったがうまくまわらない、回っても個体差があるので綺麗に印刷できたりできなかったりしている。

納期が明日になるので今日仕上げなければならないが、商品にバラつきがあるのでもうパッド印刷に切り替えなければならないと思った。昨晩いろいろと試行錯誤したがやはりNGだったので、頭を切り替えてパッド印刷の2度押しで色を濃く出そうかと思っている

今晩は看板の差し替え案件もあるので、もしかすると徹夜で朝まで仕事になるかもしれない

変形しているビールグラスに回転シルク印刷

写真のような変形しているビールグラス? 50本に回転シルク印刷となった、問い合わせがあったときは通常の円柱グラスらしき内容だったので問題はないと思ったが写真と現物をもらったらこれは難しいことになると感じた。

まずは回転受け治具を調整することから始まり、そして製版の位置を考えなければならない。通常の円柱形のボトルと同じで製版をしたらグラスの底が版にあたってしまい回転しない。 仕方なく落版し再度製版をすることにしたが、恐らく次は問題なく印刷ができるところまでテストできると思っている。

こういった変わった形への回転シルク印刷が一番難しいが、何度もこなせばコツがつかめるようになり、アイディア次第では問題なく印刷ができるようになる。

回転シルク印刷の小ロットリクエスト、お問い合わせください
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PVC素材のスリッパにシルク印刷

PVCはポリ塩化ビニルとでも言うらしいが要するにビニール素材のことらしい。この素材でできている市販のスリッパにどこかの公民館の名前を金1色で印刷となった

スリッパは盛り上がっているのでそのままでは印刷ができないので、治具を押し込んでなるべく平らにするような形にしなければならない。

PVCなのでSG740でインクをつくり念のためにスリッパの裏側に試し刷りを行い密着試験はOKだった。硬化剤を入れた場合と入れない場合でも比較してみたが、あまり変わらないので硬化剤はいれないでそのままのインクで印刷をすることにした。金粉を入れるので硬化剤を混ぜるとゲル化がはやいので必要がなければ使わないでおいたほうがよい。

数量は150足なので印刷工程としては300回となる。かなりの容積なので150足でも場所をとるが、意外とペースを早くして終わらせることができた。途中何度か版を洗浄したが、問題なくスムーズにいった。

市販のPVC製のスリッパへのシルク印刷、小ロットでも可能です。
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合成皮革 レザーへのシルク印刷

本物の皮ではなく、合成の皮製品へのシルク印刷、こちらは少々悩む場合があるが、表面の凸凹具合とデータによっては問題なく印刷ができる

表面がかなり凸凹している場合がパッド印刷で対応できるが、印刷面積に限度が出てしまう。逆に表面が比較的なめらかであればシルク印刷でいける。

インクはレザーに使えるSG410を使う、一応密着試験を行い昨晩合格だったので、製版を行い今晩に印刷しようと思う。

数量は12個ほど、小ロットの単発物の場合は静かな夜の方がはかどる。一人でセットをして印刷をし、ドライラックに乗せれる。こういった小ロットは一人の方がはかどる。 数量が多かったり流れだったり、開梱梱包がある印刷物は二人で組んだ方が早いが、弊社は比較的一人でコツコツやる案件が多い。

今週は傘が多かったので二人で作業をする場面が多かったが、今週末には難しい形状のグラスへの回転シルク印刷が控えている。こちらは製版のデータ調整さえしっかりやれば問題はないと思っているが、実物を見るまで気が抜けない。

レザー製品へのシルク印刷、お問い合わせください
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シルク印刷やパッド印刷に必要な半田と彫刻刀

シルク印刷やパッド印刷と何の関係もなさそうな工具ではあるが、意外と重要な道具でもあったりする。

半田は最近ある市販の傘に印刷をする際に、ロットによっては傘の先端の部分が壊れてしまう場合がある。100本に1-2本の割合だが、すぐに先端の留め金が取れてしまう。セメダインではくっつかないので、ビニールと留め金の部分を半田をつかって熱して溶かしてとめなければならない。はんだそのものはいらないが、熱を発する工具として使っている。

一方の彫刻刀はパッド印刷や回転印刷で治具を作成するときの微調整で使っている。ほとんどが1回きりの印刷なので治具はすべて手作りの木工となる。木工なのでのこぎりや金づち、そしてこの彫刻刀が役に立っている。

両方とも私が中学~高校生の時に買った品物でいまだ現役で使える、子供のころに使った道具がこうして大人になっても使用できるくらい物を大切にする時代ではなくなっているかのように100均ショップがそこらじゅうにあるが、実は治具作成でも100均はつかっている。

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土曜はフル回転させる

土曜日は校正を何度かくりかえしOKが出た傘に印刷をした。市販の出来合いの傘は開いて1つ1つ印刷しなければならないので、乾燥場所が必要になる。インクは1時間もすれば乾くインクなので使い勝手は良いがそれでも1時間開きっぱなしなので1日にできる数量が限られてしまう。

とりあえず午前中から初めて夕方までに300本ほど終わった。もう1-2日続ければすべておわり、次の傘の印刷ができる。

土曜日の夜は別の仕事で人と会うことになっていたので18時ころで仕事を切り上げ、そのまま食事とのみに出かけたが少々飲みすぎてしまったので、日曜はお昼まで寝てしまった。ここのところ忙しく寝不足でもあったのでちょうどよい休みになったとは思う。日曜は日曜で近くの源泉かけ流し温泉、桂温泉http://www.week.co.jp/kankou/%E6%A1%82%E6%B8%A9%E6%B3%89/ に出かけた。市内よりほんの10分程度の運転で源泉かけ流しの温泉があるので私的には大変気に入っている。都会にいればこんな贅沢ができない、田舎ならではの生活と楽しみを満喫しようと温泉にはよく出かけている

そろそろ冬がやってくるので週1ペースで近くの温泉に行くのが楽しみになっている。日曜の夜は月曜日に試作依頼を頼まれていた小さなポリアセタール素材に印刷、PP容器への印刷を終わらせて就寝することになった。

今週も忙しくなるとは思うが、仕事があることはうれしいし感謝したい毎日となっている

傘だらけになってしまった

金曜日は最終調整が終わった傘の印刷を開始したが、納期があっても1日でできる数が限られているので早めに行わなければならない。

出来合いの傘は開いて1つ1つ印刷しなければならないので、数量が多いと乾燥場所に困ってしまう。もちろん体育館のような大きなスペースがあればよいのだがそんな場所もなければ最近の印刷は小物が多いので大きなスペースを必要としない。

1日に150本前後はなんとかできるとは思うので小ロットで謳ったが、いきなり大ロットの受注が舞い込んでしまった。とりあえず週末も稼働すれば来週早々には仕上がるので、週末もやりながらほかの案件もこなして進めようと思う。夏場であれば外に干せばすぐ乾燥するが、風が吹いていれば飛んでしまうので外にもなかなか置けない。場内をいっぱいに使ってなんとか100本程配置したがこれが限界になっている。もっと置けば身動きが取れなくなってしまう。

幸いにもインクは乾燥が早いタイプなので1時間もすれば乾いているのでとりあえず傘をたたむことができる。

市販の傘へのシルク印刷、小ロットのほうがやりやすいです(笑)、大ロットの場合は納期を長めに頂戴できれば可能です

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ポリエステルバッグにシルク印刷

ポリエステルバッグへのシルク印刷サンプルがあった。ポリエステルは素材によってはインクを吸収する。

今回は色が白指定だったのでどこまで吸収するかがわからない、ひとまずサンプルを送付してもらいテスト印刷した。版はなるべくインクが多くでるように150メッシュで繊細に出るように厚盛りで製版を行った

SG410インクで希釈を一切せずに印刷、1時間ほど乾燥放置したが色の沈みがほとんどなく、これでいけるという判断になった。あとはどれだけ希釈をせずに目詰まりなく連続印刷ができるかだが、寒くなってきているのであまり心配はない。インク返しもなしでやった方がきれいなので恐らく目詰まりは少ないとは思う

今回の依頼は東京の某有名博物館のノベルティになる、こんな田舎の小さな印刷会社でもそのような案件が舞い込んでくるので少々驚いてもいる。サンプルの写真公開ができないのが残念だが、かなり綺麗に仕上がっている

ポリエステル素材へのシルク印刷、お問い合わせください

スリッパに急ぎのシルク印刷

スリッパへ急ぎでシルク印刷依頼がはいりそうだ、メーカーのコクヨの納期では間に合わないらしい。もっともメーカーは自社内で印刷しているとは思わない、必ずどこかに契約先外注で印刷を依頼しているのだろう。

納期も幸い11月3日までなので何とかなると思い引き受けることができた。素材はPVCなのでインクの密着は問題はないだろうと思う。治具はいままで使っていたスリッパ用の治具があるのでそれを応用すれば問題はないとは思う。

その他小ロットも入ってきている、ひとまず月内に仕上げなければならない案件も製版がすべておわり、あとは集中するだけになった。今週は土日も仕事をしようと思っている

ダイソーの黒板に印刷

100円ショップで有名なダイソーで販売されている小さな黒板の黒いマグネットの部分に印刷があった、ロットは50個ちょっとで色は1色なのでそれほど難しくはない。

外枠の木が出っ張っているのでそれを避けて印刷できるような少し紗のやわらかい版を使うことにした。

原材料を見れば本当かどうかわからないが黒い部分は鉄となっている、しかしどう見ても鉄には見えないような貧弱な素材だが、一応鉄だと思いこんで1000番インキに硬化剤を入れて焼き付けをした。木枠があるのであまり高温にすると焦げたりするかもしれないので、低温でじっくりと温風乾燥させた。

あとは梱包をして出荷をするだけだが、1000インキの硬化剤入れは乾きが悪いので2-3日常温で放置してからゆっくりと発送をしようと思う
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