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人生の決断時期

昨晩は首都圏に出ている幼馴染が帰省したので、久しぶりに呑みに出かけてきた。まだ行ったことの無い焼き鳥、串焼き屋でビールを飲みながらいろいろな話を交わした。

彼なりにもいろいろ悩んでいる模様で、私と歳は同じではあるが、このまま今の会社に居続けるべきなのか、選択肢の1つである田舎に戻るべきなのかという内容ではあった。安定して勤めていた会社を辞める事は相当な勇気が必要であることは理解できるが、現状に満足できないようであれば早めにかじ取りを行い、方向を定めて突き進んでしまった方が良い、とも話しておいた。

人間どうしても安定を求めてしまうので、楽な方に向いてしまう。会社を辞めて田舎に戻るとなれば、ある程度の生活レベルを落とすことにもなりかねないし、それは私とて同じ思いがあった。しかし結果論にはなるが帰省すれば田舎なりの良さもあるし、生活レベルを落としているとも感じられない。都会にいたころはよく外に出かけてお金を浪費していたことばかりがあったが、田舎で所帯持となっている今はそれほど浪費すら行う事もないし、仕事に追われるようになってからは浪費どころか使う暇もないくらい忙しくなっている。

環境や住まい、都会や田舎等いろいろと考える事がでてくるであろうが、結果論として私は場所はまったく関係ないと思っている。印刷業も東京のど真ん中、銀座でできるかと言えば家賃も高いであろうし、インキの匂いもしてしまうので、決して都会でできる商売だとは思わない。その点田舎ではある程度許されてしまう?のかもしれない。

私は長岡市にいながら、印刷業を営み、そして副業として貿易もこなしている。貿易の方は以前のお客さんとの話の内容で始まったことで、どこまで軌道に乗るかわからない商売ではあったが、原発の影響も幸いにして減っており、今はある程度軌道に乗り始めたともいえる。このままうまく進むようであれば事業として誰か他の人に責任をもって継続してもらえたらと思うし、貿易を主体として私は動くことができない。印刷が本業となるので、そちらの技術を磨いたり様々な案件をこなさなければならないので、いづれは貿易事業を他人任せにできるくらいの人材を地元長岡市から見つけることができればと思っている。

昔から思う事ではあるが、人生は一度きりであるし、明日生きているかの保証は誰もできない。明日何がおきるかもわからない世の中、あまり考えすぎずに思いついたことをいろいろとやってみるのもこれまた醍醐味のある人生ではなかろうか、と思っている