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最高の製版日和 梅雨の中の晴れ間

日曜日は予報どおり晴れとなった、午前中だけ子供を連れて魚沼まで出かけて、午後からはこの機会を逃すことはできまいと思い大きな版の製版を2つ行った。

 

梅雨時期の雨の日に製版は向かない、仕事で急ぎがなければ6~7月の製版を避けたいくらいの湿度と天候だ。この晴れ間を逃すと次がいつになるかわからないと思ったので、日曜でも製版を行った。ちょうど新しい働き方改革や3密をさけることもかねて、日曜に仕事を行い、水曜は半日休もうかと決めた。その代わり連休があるが4連休中3日は稼働することになっている。

 

観光キャンペーン等も出ているが、今は出かける時期ではない。皆が休みであれば仕事をし、密を避け、逆に仕事ならば密が無いところへ出かければよいと思っている

密着しないと言われると

何かの素材でできている成形物、他社で試したら密着しなかったらしい。素材情報も何もわからず、、、その見本が送られてきたが、本気で密着テストをやっているようには見えない。。。たんに既存のやり方でNGだったからそれで密着しない、という結論になっただけのように見える。

 

いろいろとやっていると見た感じでこのインキがOKかな?という勘が働く。どういう理由からと聞かれると答えることができないが、経験からくる勘としか言えない。。これをマニュアル化、数値化してほしい、そしてAIに、、、、とは理想だが、それができればやりたいが、勘は数値化・プログラム化できない。。。

 

それでは仕事とはいわずに、今までのやり方をやっているだけだ。仕事とは創意工夫で考え解決することだと思う。いろいろなインキと方法で試してみたが、昨晩のやり方で少し高温で乾燥させたら問題なく密着した。温度、硬化剤、下処理で結果は異なる。こういう創意工夫を蓄積し、自社なりの強みと経験になってゆくと思う。

 

コロナで少しはスローになっているかと思うが、実はこのくらいがちょうどよいのかもしれない。いろいろな研究ができる時間があったほうが会社を強くできる開発ができる

濃い黒 コンクブラック

白には顔料の多いコンクホワイトがあり使用頻度は高い。実はその他の色にも顔料が多いコンクタイプがある。黒には使わないだろう、、、と思っていたが、アクリル素材への隠蔽性をUPする為にコンクブラックを注文してみた

 

今迄は1回刷り、通常のブラックではあったが、やはり2回刷った方が細かいピンホールや隠蔽性がUPする。しかし1回で仕上げてほしい、、、とのことで模索してコンクブラックにたどり着いた。結果は、、、ダメだ(笑) やはり手間暇かけても2回重ねて刷らないとだと感じた。先方はズレが気になるそうだが、コンマ㎜単位でズレが出るか出ないかというレベルだ。そこまで細かいことを言われてしまうとお手上げだが、、、

 

やはり何事も楽して~は通用しないと感じた。特に弊社でやっている手刷りでしかできない案件等なおさらだ。

 

クロロプレンゴム(CR)にシルク印刷

CRゴム、ネオプレンとも言われるらしい。こちらの素材がもちこまれテスト、1回目はNGだった。2回目はいろいろ変えてみて試作、とりあえず密着させる方法を見つけたような感触がある。

 

もう少しやってみて、結果が出るであろうが、恐らく印刷は全く問題は無い、あとは密着性をどこまで向上できるかで案件がきまるとは思う。今月はGWがあったりコロナの影響で、かなりスローにはなった。何かしらの仕事はやっていたが、やはり数字的に見れば昨年の半分程度にまで落ちている、自粛に緊急事態宣言がきいているのであろうあが、徐々に戻ってきているような感じもある

EVA エチレン酢酸ビニルにシルク印刷

EVAという素材、エチレン酢酸ビニルという素材だ、素材そのものは問題は無く、印刷はできる。しかしその表面加工が曲者だ。。。強い撥水加工がされているのでそれを何かしらの方法で除去しなければインキがはじかれて密着しない。

 

無理もない、雨水を弾くために塗布されている油のようなモノなので、水と油以外には印刷ができるシルク印刷といううたい文句の油に匹敵する。とある方法で印刷面の撥水加工だけを除去し、すぐに印刷をすることでインキが密着する方法がある。

 

今回はレインコート200着程、胸と背中だ。印刷は問題は無い、あとは1つ1つ仕上げるだけだ。今日はこのレインコートで1日が終わりそうだ。しかしフワフワするレインコートなので場所をとる、、ラック50段に25枚しかおけない、乾燥が早いので幸いにも回転は悪くない。

ホテルで見かけるフワフワの使い捨てスリッパにシルク印刷

よくホテルでみかける、1回限り使用のスリッパ、素材はなんだかわからないが不織布のような繊維を織り込んだもの。

 

かなりフワフワしていて、かつ毛羽立ちが目立つ、これは難題だと思ったが試行錯誤でトライ、意外と想像していたよりも細い線等も綺麗に再現できた、しかしかなりのコツが必要だ。慣れるまでには時間と手の力加減、刷り方等に工夫が必要となる。しかし巷ではあまりこのタイプのスリッパに名入れしてあるのを見かけない。

 

恐らく使い捨てなので単価が安いか、フワフワして毛羽立ちなので嫌がられているかのどちらかであろう。弊社ではジグを工夫、刷り方もコツがあるので比較的早く安価でできそうだ。しかし安売りをしようとは思わない、それなりに難しいので適正価格で通ればできる案件になる。

 

1つ1つ色々なことができるようになると楽しいが、たまにしんどい案件もある(汗) バランスよくはいかない、立ち向かうしかないかな

初刷り

個人的に一足先に年末年始の休みを取り、先日戻った。現場近くにいるとすぐに仕事をやりだし、刷ってしまうので半ば強制的に自分を隔離することにし、家族で遠いところにでかけていた。その出先で気になったグラス印刷、細かい文字の部分が取れている、ガラス印刷は特殊なインキで高温焼き付けが必須だ。弊社でもできるが、温度帯の高い高温の電気釜が無い。これは知り合いのところでできるので、依頼があればご紹介している。もしガラス印刷で食洗器や飲食店でのシビアな環境での使用が条件であればこちらの会社に問い合わせてみてほしい。カンダプロセスよりの紹介、またはブログを見て問い合わせている、と言えば通じるはずだ。 ノベルティ目的であれば弊社である1690インキと180℃くらいの高温焼き付けで十分と判断できる。

 

年明けは1/6よりの稼働となるが、それまでにいろいろと仕上げる案件もあり、この静まり返った場内だといろいろと集中できる。電話もならない、配達もない、そしてメールも入ってこない、本来の印刷業務に100%集中できる。

 

午前中はパッド印刷に集中、午後からはクリーンルームに入りアクリルの1色目の印刷を仕上げようと思う。これは昨年の後半に取引先より今まで依頼していた職人さん、それも80歳の方が脳梗塞になってしまい、急遽版とジグが送付されてきた。年明け納期なので何とかしなければということで、昨年の暮れにテストをした。多少の調整が必要ではあったが、なんとかできるところまで確認をし、年内を終えた。この先現役の職人さんがどんどんいなくなっていくと思う。これは日本全体で言えることだと感じる。

 

扇形に刷る シルク印刷

成形物の状態によっては、刷り方を少し変える。今回は特殊なもので大きさもあり、障害物もある。まっすぐ刷ってはあまり綺麗に出ない、ビニール風の素材の成形物なので印刷面のビニールの空気が出るようにわざと扇形に刷る

 

それで解決ができる、綺麗にすれる。半自動機ではできない、手刷りでのコツが沢山ある。1つ1つ成形物を確認し、データの方向なども関係する。横から見れば単に刷っているだけに見えるが、実は奥が深い?!

 

セットは日曜日に

月曜の朝から行う印刷のセット、月曜の朝に行えばよいのだが、、、それでは時間が無駄になると思ってしまう貧乏性。

 

日曜の夜にセットを行い、月曜にすぐに刷れるようにしておく。やってもらえばよいのだが、やはりスピード重視の案件の場合はセットの時間も気になる。私がセットすればほんの数分で終わる。クリアランスの確認、位置決め等、コツや勘も必要だ。できることはやってもらえばよいのだが、、、どうもそうはいかない世の中の流れ。

 

職人技でやる手刷りはセット、印刷、洗浄まですべてが重要だ。これをすべて理解してもらい効率よく、、、とは言えない時代になってしまった。しかしやるしかない。

 

日曜日は午前中に会社のバンのタイヤ交換を行った、これも1タイヤ5分以内と決め素早く完了。晴れの日を狙い交換することにした。もっとのんびり交換したかったが、妻子と出かける予定や夕方の引き取りに発送、間に合わせるには効率よくやるしかなかった。そろそろのんびりしたいな(笑) あと1か月、今週も(今年も?)師走より早く駆け抜けることになりそうな予感がしている

ジグのゆるみと精度

成形物に印刷をする場合は専用のジグがあったほうが良い、自作でできる場合もあるが、専門の業者に依頼する場合もある。成形物によってはぴったりのジグ作成をすると傷がつくので必ず遊びという緩みの隙間がある。

 

しかし依頼者は図面通りのコンマ㎜寸法で、、、という事だが、ジグの緩みもコンマ㎜あるのでどうしても少しはズレが出る。そして手刷りでしかできないものであれば尚のことだ。ジグの遊びを気にしながらコンマ㎜を合わせる、これはもう人間業というか何なのか、、というレベルだ。工員ではなく完全な職人作業になるが、メーカー物は安くしてほしい、と言われる。

 

10月消費増税になり周りをみるといろいろなものが税金の関係で値上がりしている。最低賃金も上がった、弊社はいままで値上げをしていなかったが、もうそろそろ限界にきているので、ここで相談できればと感じるようになった。クラウド化でいろいろな経費削減、そして生産性UPを図っているが、自社内だけの変化ではカバーしきれない。職人を育てるにも体力、気力と時間がかかる。値上げはもう待った無しかもしれない。職人育成の助成金などがあるか探してみたが、助成金関係は全て機械設備だ。機械でできない仕事ばかりがおおい弊社には無縁となる。

 

なんとかもう少し創意工夫をすればと思うが、いままでできることはやった。あとは周囲の変化と世の中の意識改革かもしれないと感じる場面も多い。常にチャレンジしているが、そろそろ脳を休めようかな(笑) 身体が資本だ、これからの季節の変化、動いてくれる身体を大切にしたい

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