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ジグのゆるみと精度

成形物に印刷をする場合は専用のジグがあったほうが良い、自作でできる場合もあるが、専門の業者に依頼する場合もある。成形物によってはぴったりのジグ作成をすると傷がつくので必ず遊びという緩みの隙間がある。

 

しかし依頼者は図面通りのコンマ㎜寸法で、、、という事だが、ジグの緩みもコンマ㎜あるのでどうしても少しはズレが出る。そして手刷りでしかできないものであれば尚のことだ。ジグの遊びを気にしながらコンマ㎜を合わせる、これはもう人間業というか何なのか、、というレベルだ。工員ではなく完全な職人作業になるが、メーカー物は安くしてほしい、と言われる。

 

10月消費増税になり周りをみるといろいろなものが税金の関係で値上がりしている。最低賃金も上がった、弊社はいままで値上げをしていなかったが、もうそろそろ限界にきているので、ここで相談できればと感じるようになった。クラウド化でいろいろな経費削減、そして生産性UPを図っているが、自社内だけの変化ではカバーしきれない。職人を育てるにも体力、気力と時間がかかる。値上げはもう待った無しかもしれない。職人育成の助成金などがあるか探してみたが、助成金関係は全て機械設備だ。機械でできない仕事ばかりがおおい弊社には無縁となる。

 

なんとかもう少し創意工夫をすればと思うが、いままでできることはやった。あとは周囲の変化と世の中の意識改革かもしれないと感じる場面も多い。常にチャレンジしているが、そろそろ脳を休めようかな(笑) 身体が資本だ、これからの季節の変化、動いてくれる身体を大切にしたい

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