印刷ブログ
BLOG

...56789

PPの成形物にパッド印刷

傘の取っ手はPP製だ、通常丸いのでスクリーン印刷ではなく、パッド印刷になる。しかしPP専用のパッドインキが無いので、スクリーンインキを代用。

 

もちろんコンクを特注すればOKなのだが、白以外は弊社では滅多に使用しないし、注文しても余ってしまう。パッド印刷はインキの使用量が少ないので、100gもあれば十分、それどころか余ってしまう。1kgも買ったならばいったい何年分の在庫であろうか、というレベルだ

 

そこで特別な希釈溶剤とインキを2回拾って1回で押すと濃くなる。通常は2度押しをするが、今回のデータは細かいので2回押しではズレや潰れが懸念されるので1回のみ。1回と2回であきらかな違いが確認できた、これは今までやったことがない方法だが、確実に濃く印刷できる技術となったので弊社の強みにもなる。合計で700本程だが、どうすればよいかと週末悩んでいたが、これで一気に解決。2日で仕上がり、月内納期に間に合うこととなった。1時間で100本以上刷れるスピードをつかんだので、今日ですべてが終わり、水曜に出荷ができる。今週はこちらが悩みの種ではあったが、これで他の仕事も順調に仕上げることができるであろう。

 

週末は別事業で来客があり、土曜の午後から日曜までは現場に入れないが、土曜の午前である程度仕事を進める予定なので、来週の準備もかねていろいろできるとは思っている

夜に全神経を集中する

サンプルで出した突起のある1mm以下の成形物の文字列の上に、オレンジでの印刷の試作が入った。商品がもちこまれたのが昨日、そのまま夕方からセットを行い、夜23時には仕上がった。

 

電話や来客、日中の場内での調整がある私にこのような難しい仕事は夜以外はできない。週末があれば良いのだが、翌日納期なので待っていられない。全神経を集中、コンマ0.1mmでもズレがでると綺麗に仕上がらない。何度も拡大鏡で位置を合わせ、もらった練習用サンプルでスキー時の角度、方向、力を試いざ本番。

 

朝まで徹夜は覚悟していたが、おもったより順調に進み、23時には終わった。これで今日は他の案件に集中できる。しかし連日の神経を使う作業で頭が疲れている。体はなんとか寝れば回復するが、頭の方は連続の神経をすり減らすような仕事でどうにもならない。今週はまだまだ小ロットの試作が続くが、土日をフル稼働させて全て仕上げようと計画をしている。それまでは量産でやらなければならない案件をどんどんこなす体力仕事が待ち受けているが、これは気力で乗り切れる。

 

難しい案件の試作も時間さえ割けばなんとかなるものばかりだ、土日は電話も出ずに休業サインを出し、集中しようと計画している。

乾燥不良

とある塗装されたアルミ風のケースにパッド印刷、今までは60~80℃ほどで焼き付けをしていたが、今回も同じく同温度。しかしインキが密着不良として出てしまった。

 

文字列が細かい、細いので、その分の接着面積が狭いからが原因か、又は温度の低さが原因かはわからないが、120℃まで温度を上げ、30分ほど効果。引っ掻き、テープ剥離両方とも問題がない結果となったので、再度量産。お客様にはご迷惑をおかけしてしまったが、幸いにもまだ消せる状態だったので、すぐに消去し、再度印刷。硬化剤も規定通り入れ、120℃で30分ほど。あとは梱包をして送付するだけだ。

 

こういったミスは避けたいが、いろいろな成形物と素材、そしてデータがやってくるので日々試行錯誤の繰り返しとなる。今回の件でこの筐体への乾燥温度やコツを覚えたのでこれが経験となり次回は同じことを繰り返さなくなる。ミスは避けたいが、やはり人間の仕事、ミスが出てしまう。いかにミスから学ぶか、日々前進しなければならない。

 

今週は他にタイトで難しい案件が1つ迫っている、こちらも先週試作が完了、あとは量産だが、3種類のうち2つは成形状態がサンプルと異なり、特殊治具を作成しなければならない。火曜日の夜に行う予定だ。この位置合わせにシビアな印刷、日中の慌ただしさの中ではできない。誰もいない静まり返った場内で一人コツコツやらねばならない仕事が待ち受けている

レーヨンに白を印刷

レーヨンという絹の素材がある、こちらに白をなるべく強く印刷をしてほしいという依頼。 レーヨンに密着するインキが3種類ほどあり、そのうち一番作業性が良いインキでトライ。

 

あっけなくNGだった、、、レーヨンに吸い込まれてしまい、白の再現が恐らく20%程度、SG740だった。こちらのインキがOKであれば作業性が良いのだがあきらめるしかない。SG410でもトライしてみたが、やはり素材にインキが吸い込まれてしまい白の再現性が80%程。どちらも希釈はほとんどしていない。

 

最後に弊社にある特殊高濃度インキでトライ、、、ドンピシャだったが、問題が、、、密着はOKで白の再現性もほぼ100%に近いが、作業性が悪い(汗) 印刷は問題はないのだが、、、粘度の高いインキなので作業性が悪く腕力を相当消費する。合計で1000枚、恐らく終わっている頃には腕の筋力が相当つくであろうかの量産だ。しかしここはお客様の再現性を優先し、やるしかない。仕事をしながら運動ができると思えば一石二鳥だ

髙くできるホルダがなければ

成形物の高さがある場合は特殊な髙さを調整できる印刷台が必要となるが、ちょうど連続印刷で使用中でその版を外したくはない。

 

個数は3個程の小ロット、なので無理やり近くにある枡を使い髙さをUPし、強力なテープで版を固定する、これで印刷台の高さをUpすることができ、木製の枡の側面に印刷ができる。専用の道具があれば楽ではあるが、無い時はどうやればできるかを試行錯誤すれば余計なコストや時間をかけずに印刷ができる。

 

創意工夫、なんでも考え悩めば解決策が導かれる。今週も土日は仕事だが、小ロットに集中することになる

機械の改造で作業性をUP

対外的には28日を仕事おさめとしているが、29日も引き続き難しい案件を続ける。 これが終わればひと段落で年明けまでのんびりしようと思っている。

 

バキュームの小さな穴に、オークションで落札したバキュームを接続、これで版離れがよくなり作業効率が劇的にUPすることになった。少しの改造で効率化をはかる。年始からのスピードもUPできる。

 

長岡市にはこのような改造をいとも簡単にできる企業が多い、今年もいろいろあった。あとひと踏ん張りだ。

 

回転パッド印刷

パッド印刷でも特殊な印刷方法が存在する、これは機械ではなく自作でつくるしかない。もしかしたら機械があるのかもしれないが、小ロットには全くの不向きだ

通常パッド印刷は成形物を固定してパッドを押し当てて転写する。しかし今回は百万塔という五重塔を丸くしたような成形物でその固定台座、それも凹みのある部分にぐるっと1周印刷だ。

回転スクリーン印刷でもできないレベルで面積も狭い、さらに突起している部分と印刷面が近すぎて回転スクリーンでは不可能だ

さらに、、、1つ1つ職人が木を削っているので個体差がある。これには泣かされた。

なんとか3日かけて調整を行い、ああでもないこうでもない、と試行錯誤をしながらなんとか印刷できるまでにたどり着いた。今までで一番難易度が高い印刷、といっても過言ではないと思う

工夫次第ではなんでも印刷できる、少々精神的に疲れてしまっているが、なんとか調子が出たし、アイディアもできた。考えることが楽しいし、それが刺激、経験となる

解決方法ができ、スムーズに行くようになったので気が楽になった。今週もあと2日だが、土日も稼働予定だ
kaitenpad

治具作りの楽しさ

形ある成形物に印刷をするときは必ずと言ってよいほど治具が必要になる。

平面のスクリーン印刷の場合はXとY軸を決めればよいが、形ある成形物の場合はそこにZ軸が入る。つまりX,Y、Xという3軸を考えた治具をつくらなければならない。

聞いているだけで面倒に聞こえてしまうが、これを考えるのが面白い。人間の仕事は考えて何かを作り上げる事、AIは学習して繰り返し作業を行い、そしてそれで向上するがひらめきがない。

人間しかできないことを仕事にしなければ今後AIやロボットにどんどん仕事を奪われてしまう。 治具作りも1つ1つの創意工夫、これは人間の仕事になるであろう

今回は大きなマグにパッド印刷、それも取っ手の反対側の上部なので取っ手をいかに垂直に立たせて動かないように固定するか、試行錯誤だったが、新潟県らしい治具が弊社にあり、それを使い取っ手を上手に固定したら完成した。あとは500個を刷るだけだ
jigu

やり直しがきく素材、消せる素材と消せない素材

スクリーン印刷を初めてする方は、やはりやり直しがきく拭ける素材を好む。理由は簡単だ、失敗したら拭けばやり直しができる。

私は逆を考える、拭けてやり直しがきく素材=インキの密着が悪いので難しい、と思う。完全密着は難しい場合が多いが、密着不良で全数やり直し、というリスクを考えればやり直しができない素材をいかに失敗せずに印刷するかを考えたほうがなんとなく気が楽だ

布系を初めて3-4年経つ、今ではずいぶん慣れっこになっているが、まだまだ修行は続く、恐らく一生続くのがこのスクリーン印刷、パッド印刷であろう。だから頭を使う、毎日が新鮮で楽しい

平らで無い紙袋にシルク印刷

写真のような紙ぶくろ、段ボール箱に入って送付されてくるので、個体によっては醜い程折れ曲がっていたり変な形になっている。

1つ1つ板を差し込んで印刷すればよいのだが、手間がかかる。コツさえつかめばこういう風にへなちょこに曲がっている紙袋でも板を入れずに印刷はできる。

土日で合計2000枚ほどを刷った、1つ1つ刷りながらコツを探る、だんだんと慣れてくる、そしてコツがわかるようになる。

シルク印刷はやればやるほど覚える、慣れることで技術向上になる。習うより慣れろ、まさにそれがシルク印刷ではなかろうか
strangepaper

...56789