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1690番インキの温度調整

昨日印刷したショットグラス6個の回転シルクスクリーン印刷、印刷後にすぐ乾燥・焼付けを行うとNGとなる。これは何度かやってみるとその理由がわかるが、これも経験だと思っている

1690番や1000シリーズインクを使ってガラス製品に何度もシルク印刷をしているが、私は通常1晩そのまま常温で放置して、翌日に高温で焼付け乾燥をする。なぜかといわれるとなんとなくその方が乾燥後の結果が綺麗だとしかいいようがないが、印刷直後のインクはまだ固まっていない。それを急速に高温で焼き付けるとおかしくなると思うからだ

ここらへんはもう感覚の世界であってどうしてそうなのか、というマニュアルもないしインクメーカーの推奨もない。ただ私は1000や1690インクで白を印刷する機会が多い。白は高温になると焦げ付きが出て白が茶色くなってしまう。これを印刷後に1晩おいて焼き付けた場合その変色を防ぐ事ができる確立が大きかったという理由もある。

1000シリーズは90度を超えると白が焦げだす。1690は120-130度前後だが、オーブンを見ながら微妙に調整している。30分の焼付け時間だがオーブンの温度計から目が離せない。

ガラス製品は少し工夫が必要だが、小ロットでできるところは少ないと思っている。ガラス製品、陶器製品への小ロット印刷、お問い合わせください