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印刷の大敵 大粒の雪 

今朝おきてみたら雪が降っていた。それもかなりの大粒で1-2月時期であれば普通の光景だが、4月上旬、それも桜が咲く時期にこの大粒の雪とは正直驚いた。

今年は異常気象が続き、冬は大雪、そして4月の大粒の雪とおかしな気候が続いてはいるが、印刷にとって冬の寒さというものは気にならない気象である。乾燥している=インキの乾燥も良い、目詰まりも起こりにくい、なんといっても湿気の少ない時期は最適な環境である。唯一のマイナス点と言えば、製版や落版の際に水を使うのでその水が凍ったような温度で手が凍るように冷たい、作業場が寒い(弊社はセントラルヒートのような設備も無く、ストーブをたいている)という事くらいである。

そろそろ春が来たかと思えば大粒の雪。地震に突風に大雪、天変地異が重なった年ではあるが、自然界に住む以上、人間が対応してゆかなければならないのであろう。仕事も同じく、日々変化する市場を相手に変化をしてゆかなければ変化に追い付けず取り残されてしまう。以前も書いたがルーチンや流れの仕事が無くなり、毎回変わった案件が飛び込んでくることは非常にありがたい。流れ作業で大手の下請けとして定期的に仕事があれば安定感はあるのかもしれないが、日々の挑戦と研究というもものがなくなってしまうのであろう。変わった仕事や挑戦的な印刷、特殊な印刷依頼をこなすたびに技術力がUpするのではなかろうか。