印刷ブログ
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これからの印刷業界はどうなるのか

先日だがもう30年以上も前から取引のあるアパレル印刷専門の会社を訪問し、そこの社長といろいろ話をした。

社長は私が子供のころからの付き合いのあるような方で、いろいろと話せる。手刷りのシルク印刷を大昔から始め今までやっているのでプロ中のプロだと言えるかもしれない。

話が共通した部分は、やはりこれからは手刷りのアナログの時代になっていくであろうという事だった。自動機でスイスイと印刷ができるような時代ではなっている、つまりバブル時代の大量生産大量消費ではなく、1つ1つ手間暇のかかったものに変わっていくであろうということだった。そこで威力を発揮するのが自動機でも機械でもなく、アナログの人間がやる手刷りとなる。その職人も少なくなっている、大きなシルク印刷の工場で勤めている人はスキージを持ったことが無い、半自動の機械がすべて印刷してくれるので、被印刷物をセットするだけのオペレーターになる。つまりスキージを持たせても刷れないという事になってしまう

スキージの強さ加減、引き加減等、マニュアルもないし教えようがない、これはもうやりながら覚えて経験を積むしかないスキルになる。私も平面のシルク印刷から局面・回転シルク印刷、パッド印刷まですべて手でやっているが、自分の手が加減を覚えているのですべてが勘と経験になっている。

モノを見ればだいたいどう印刷すればよいかがわかり、あとはデザインとなる。最後は単価にはなるが、それよりもモノとデザインが先であり、どうすれば印刷ができるかを考え出すことが自分の仕事だと思っている。

1月の出だしは今のところあまり調子が良くないが、12月が忙しすぎたし年末年始も稼働していたので、今は無理をせずに少々のんびりできると思い、のんびりしている。いろんな片付けもしなければならないし、他にもやることがある。

1月ももう半分終わってしまった、気づけばまた年末だというくらいのスピードで2017年も経過するのかもしれない

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