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形の異なるマグに回転スクリーン印刷

海外製の取っ手付きのマグカップ、これにはよく泣かされる。 マグの取っ手の位置が全て異なる、そしてマグそのものが円柱形ではなく歪んでいる個体が多い。

 

もちろん1つ1つ手作りなので、完全な円柱形になっているとは考えにくい、5~10%の割合で円柱でもなく楕円に近いマグが混入しているので、その場合はせっかく作成した回転治具が役に立たない。 マグの中に挿入できる治具を作成してもそれが挿入できなければ回転スクリーンができない。これはもう工夫となんとかするという気合で乗り込える(笑)

 

今迄も何度も遭遇したが、なんとか仕上げることができた。正直なところ海外製のマグへの回転印刷はあまりお勧めはできないが、多少大目の予備を手配いただければ問題なく印刷はできる。しかしその場合のNGだったマグへの印刷は、、、スルーできるとありがたい

朝からマグカップへ回転スクリーン印刷

ここのところまた暑くなってきたので、朝は早起きをしてマグカップへ回転スクリーン印刷。

 

さすがに焼き付けはあついので、皆が帰ったあとに行う予定だが、理想は印刷後のすぐの乾燥ではなく、ある程度自然乾燥させてからの焼き付けだ。理由は、、、わからないが、経験がそう語っている

デジタル温度計は信用ならない

マグカップ500個程ではあるが温風乾燥で焼き付けを行う、メーカーの温風乾燥機にはデジタル温度計があるが、これがまた信用ならない

150度焼きではあるが、実際に温度を150℃にしても窯の温度が150℃とは限らない、なのでオーブン温度計をなかに入れてそちらの温度を見ながら調整する

150℃に達していると思っていると実際の窯はそれよりは15-30℃程低い、なので本来の乾燥条件とは異なる温度で焼き付けていることになる

これらも何度か失敗を繰り返して学ぶことだ、今や慣れているのでOKだが最初は乾燥不良が出たことがあった

念には念を、マグカップ、ノベルティ印刷であれば弊社対応可能です
ondokei

マグカップ16個にパッド印刷

ノベルティのマグカップ、そのもの自体に不良があり追加印刷で16個。 量産は500個だったが、マグの個体が汚いものがあったらしく、16個だけ追加で印刷

幸いにも治具をそのままにしていたので、すぐにとりかかれた。

16個なので大きな窯で焼成するわけにはいかないので、弊社にある小ロット用の小さなコンベクションオーブンで焼成。2回にわけたが、問題なく完了

前焼成、後焼成で2回乾燥。インキが白なのですぐに高温にするとインキが焦げてしまう。これはもう経験からしてのやりかただ、温度を上げても焦げないインキを使用しているが、ねんにはねんを

小ロットのパッド印刷、お問い合わせください
hotmagu

陶器やガラスを高温で焼きつける

陶器やガラスの場合は特殊インキを使用して印刷後に高温で焼きつける。

今週行っているのがノベルティのマグだが、こちら500個にパッド印刷で名入れだ。 インキは1690Nというインキを使用する、ノベルティであればこちらのインキで十分ではあるが、窯を高温にあげるのに時間がかかる。

150℃で30分焼けば密着性が増し良い状態になる。それでも業界では低温乾燥と呼ばれ、本当の高温乾燥は600~800℃くらいまで上げる、そうすれば食洗機にかけてもまず剥がれる事は無い。ノベルティであれば低温乾燥でも十分に密着する

150度まで窯の温度が上がるのに1時間以上、それから30分だ。そろそろ夏なので昼間に窯をあげると多少でも温風が漏れるので場内が暑くなってしまう。そういう場合は夜に窯をつけて、温度があがるまで事務処理等をしてすごす

500個だが、1回に250個程。窯の上部と下部で温度が若干ことなるので、ノベルティのマグを並べた一番下に温度計を置き、下の温度が150℃に達した時点から30分を計測する。上部に温度計を置くと下部と5~10℃は温度が違うので要注意だ
150C

陶器にパッド印刷で

たいそう高級な陶器の湯のみ?らしきものとポットにとある誰でもしっているような企業のロゴをパッド印刷

ポットの方は蓋なのですんなり終わった、しかし湯呑のほうは位置決めや治具が必要、そしてデータをなんとか共通の版でやりたいので、それなりのコツを使い、同じ版で印刷し、湾曲していないように綺麗に見せる。

湾曲している成形物の場合はデータにブリッジをかけなければならない、その場合1版扱いではなく2版扱いになる。しかしコツと知恵さえあれば1版でできる。 これを見つけるひらめきが出るのはAIではなく人間になる。

AI到来の時代だが、負けないと思うバカな職人が新潟県長岡市にいる。どうやってコスト削減をして印刷をするか、弊社のインサルティング、造語ですが活躍します

他社で断られた案件等、お気軽にご相談ください。できる事はチャレンジします!
ADcup

なぜか続くマグカップへの小ロット回転シルク印刷

なぜだろう、というくらい続けて小ロットのマグカップへの回転シルク印刷が続いている。とは言っても毎日ではなく、2週連続できているだけの事だが、、、今まではあまりなかったので何か年末の需要なのかもしれない。

今回は1面ともう反対側もあるので、弊社のようなアナログの回転シルク印刷では取っ手の重さがあるので1回で両面ができない。ということでとりあえず片面を仕上げ、乾いた段階でもう片面を仕上げる予定。とはいっても1週間もかからない。今週末が納期なので金曜までには仕上げて乾燥、そのまま発送をするか新潟県内なので先週ほったらかしだった子供を連れて、週末のドライブついでにお届けしようと思っている。
mugcatblog

黒いマグカップに白ベタ

黒いマグカップに白のヌキベタ印刷、個数は50個にも満たない数量なので弊社の得意なロットになる。

回転治具は以前使用してたものを調整し、あとは印刷をするだけだ。ベタのヌキ文字なのでムラが気になる。インキを硬くして、印刷を行う。何度か調整を行い、このくらいだ~という希釈率まで持って行き、一気に仕上げる。セットと調子だしまで1時間ほど、印刷は1時間もかからなかった。

あとは熱乾燥させて梱包をすれば完了だ。極小ロットのマグカップへの印刷、お問い合わせください

do-not-sleep

異形マグカップに回転シルク印刷

写真のように飲み口の部分が突起しているマグカップがやってきた。回転シルクスクリーンの場合は突起物があるとそこに版があたってしまい、本来印刷したい面までスキージが届かない場合がある。

届いたとしても印刷圧力が大きくなりうまく回転しなかったり何かしらの不具合が出てしまう。これらをなんとかクリアして印刷する術を身に着けたので最近は慣れてきている。

ロット数は150個程、印刷もピンポイントなのでパッド印刷でもいけるのかもしれないが、シルク印刷の方が色が強くでるので、私はできるかぎり回転シルク印刷で仕上げるようにしている。

マグカップへの小ロット印刷、お気軽にお問い合わせください(フルカラーは不可)
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回転シルクでマグカップ50個

表題だが、小ロットに慣れているのでセットアップに印刷はそれほど時間がかからないまでになってきたが、、、成形物が海外製なのでこれまた悩まされた

個体によってマグの形が凹んでいたりするのでスキージを柔らかめに調整し、そして印圧の調整を行い、なんとかスムーズに動き出した。調整まで時間がかかり実際の印刷はあっという間かと思えば、、今度はマグの取っ手の位置が微妙に異なる個体が50個中5個程出てきたので、治具の調整をしなければならなくなった

写真をご覧いただけばわかるとは思うが、右側の取っ手の方が上についている。回転治具をギリギリ取っ手の上と下で歯車を介すように治具をつくったので左のマグでは回転してくれても右のマグではあたってしまい回転が止まってしまう。なので右のマグでも回転するように歯車を調整しなければならなくなってしまう

とりあえず回転するマグを先に仕上げ、その後残りの5個のマグを回転させるように治具を調整し、再度位置合わせを行い何とか仕上がった。あとは火曜日に高温で焼き付けし、水曜の夕方までに出せば十分に納期に間に合う。

外国製の円柱形の成形物は少々注意が必要ですが、なんとかなっております
mug cup ibitsu