印刷ブログ
BLOG

...23456

難題苦戦

写真のようなアルミのバルーンへのシルク印刷で苦戦している、そこそこ密着するインキは判明したのだがこんどはバルーンの色によりインキがはじかれたりしてしまう。

もともとはグラビア印刷がされているので、その上に無理やりシルク印刷をしているのだが、それが上手くいかない。ここまで苦戦しているのは今迄では初めての素材だ、しかし必ず解決策があると思っている

baloon for blog

ビニールジャンプ傘へのシルク印刷が多い

なぜだか、、、、今週と来週はポリエステル製のビニール傘への名入れ印刷が多い。今週だけでも2件、それぞれ120本で1つは1面、もう1つは2面だった。来週には新潟県の国立公園の傘と小学校の傘がある。それぞれ60本なので小ロットだ。そして東京のイベント?か何かで使われる極小ロットで15本ほどを2種類。

ここまで傘が集中したことは珍しいが、ビニール傘の一番の難点は乾燥場所だ。開いたまま乾燥しなければならないので、スケジューリングをうまく調整しなければ工場内での身動きがとれなくなってしまう。

印刷に関しては随分となれたので特に問題は無く、スムーズにいくようになってきている。出来上がっているビニール傘にシルク印刷ができるとは世の中ではあまり知られていないのかもしれない。

ビニール傘へのシルク印刷、小ロットから可能です
percent kasa blog

ポリエチレン製のメタリックバルーンにシルク印刷

表題の商品へのシルク印刷はまったく問題がない、しかしインキの密着はNGな商品が多い。

もともとポリエチレン(PE)へは下処理をしなければインキが密着しないが、その上にグラビア印刷がされているので下処理剤を使うとグラビア印刷がとれてしまう。つまり下処理なしでインキを密着させなければならない

私なりにいろいろとやってみたが、某社のインキが密着性が良い。しかし残念ながら数年前に廃盤になっているインキなので候補としては使えない。仕方なく他のメーカーのインキを調合しいろいろと試しているが、良好な結果が出ない。いまのところは60Aあたりがベストだとは思うが、少々納得がいかないのでいまだにいろいろと試験を繰り返している。

クライアントは密着しないことを理解してはいるが、私のこだわりで何とか密着性を向上させようといろいろ試行錯誤をしている。火曜の午前中にはその結果がでるので、ある意味楽しみにしてはいるが、恐らくセロテープ剥離はNGだと思っている。しかしある程度の引っ掻き・擦り試験に合格すればサンプルとして出荷をしようと思っている。その点はクライアントも了承されている
PE film

クリアボトルへの回転印刷

先週に続きもう1種類、今度は同じボトルだが大サイズのものがあった。依頼数量は50本、メーカーのロットを大いに下回る小ロットの回転印刷だが弊社では問題なく対応できる。逆に数量が多いと困ってしまうので、大ロットは得意ではない。

100個前後くらいが弊社にとってはちょうど良いロットだと思うが、50個でも30個でもまったく問題はない。逆に1000個を超えるようなロットだと単価をたたかれてしまったり安くということになるので、小ロット専門の弊社にとってはあまり合わない仕事になってしまう。1000個を超えるのであれば製造国の中国で印刷してしまったほうが恐らく安いとは思うが、納期がかかるかもしれない。

土曜日はこちらのボトル50本を終わらせ、大きなコットンバッグ50枚を仕上げた。日曜は子供と出かけてのんびりしたが、夜は別の件で打ち合わせがあり遅くまでの会合となったが、解決策も出たしいろんな意味でよい週末になったとは思う

今週は水曜が勤労感謝の祝日ではあるが私は仕事をすることにしている、仕事に感謝する意味でも祝日にもかかわらず仕事をしたい
15%

ポリエチレンの傘に2色シルク印刷は、、、

2色は難しいのはわかっていたが、ひとまずやってみた。すでに傘になっている成形後のビニール傘なので位置合わせが難しい、そして1つ1つ個体での微妙なたるみ・ゆるみがある。いくら傘の先端のポッチ部分を基準に合わせてもズレが出る。

一応やってみたが、やはり1つ1つ位置合わせを確認してから印刷しなければNGだった。今回は白ベタの上に黒デザインをのせる感じだったので白ベタのデータ調整を行い、多少のズレでも黒がしっかりとのるようにした。

サンプルは3本だったが、3本ともすべて位置合わせ確認を行わなければならなかったので、量産をするには少々NGだということがわかった。もちろん絶対にズレないような方法もあるのかもしれないが、現在の私にはそこまでの知恵が浮かばなかった。。。 極小ロットの1-2本であれば1つ1つ位置を確認して印刷はできるが連続印刷には向かない

ビニール傘へのシルク印刷、とりあえず1色がお勧めです(笑) 2色以上は、、、あまりお勧めしませんが可能です
kasa 2c

ポリエチレンのボトルにシルク印刷

以前から地元長岡市のメーカーより依頼されているLDPEポリエチレン(低密度ポリエチレンPE)製のスポーツドリンクボトルへの小ロット印刷があった。

納期は来週だが早めに仕上げたい、治具は以前から作成済みなのであとは版と位置決めをするだけだ。刷り方もコツがいるので、以前の経験をもとに印刷。このコツをつかむまでは大変な苦労をしたのを覚えている。

スポーツドリンクのボトルなので手で押すと簡単にへこむくらいのやわらかさだ。通常は専用のブローでエアーを注入しながら印刷をしなければならないが、小ロットではそのような装置が使えない。ましてや小ロットのためにそのような装置を購入しようとは思わない。いろいろな試行錯誤の結果、装置がなくともアナログで印刷ができるようになった。これは宝物といってもよいかもしれない

低密度ポリエチレンLDPEは下処理を行わなければならないが、今回のような小ロットはメーカーのロゴが入っており、あらかじめメーカーのロゴを海外で印刷する際に下処理がされているのでSG740での密着ができる。もちろん硬化剤を入れなければならないが、なくてもそこそこ密着はしているようだ。 下処理がされていないボトルが1回搬入されたがその時は別のインクでなんとか対応ができた

ポリエチレン製のスポーツボトルへの印刷、まずはお問い合わせください
LDPE

ポリエチレン(LDPE) の袋にシルク印刷

ASKULで売っているポリエチレン(LDPE) 製のビニール袋に1色でシルク印刷があった。枚数は弊社にとっては多く500枚、色は1色となる。

ポリエチレン(LDPE) 素材への密着は意外と面倒かもしれないが、インクさえ見つけてあげれば後はそうでもない。以前LDPE製のボトルに回転印刷をしたことがあった。PPインクでもSG740でも密着しないが、きちんと密着するインクは存在する。ただそのインクが、、、寒天状に固まってしまうインクで使い勝手が悪い。もちろん新品の納品されたてのインクを使えばまだ寒天状になっていないが半年もたたないうちにすぐに寒天のようになる。

まずはその寒天をドロドロのインクに希釈するのが作業の始まりとなり、あとはT-950の遅乾溶剤をいれて印刷すれば問題はない。PEプラのリサイクルマークがついていなかったので、マークも一緒に印刷。これで法規制に適合しているビニール袋になり、公の場で使えるようになる。

何かしらのイベントで使いたいらしいが、メーカーの印刷ロットで500枚はだめらしい、ということで小ロットのシルク印刷で対応。納品され2日に分けて印刷したが、目詰まりもすくなくスムーズに終わった。

ポリエチレン(LDPE) のビニール袋へのシルク印刷、小ロットでも可能です。お問い合わせください
(写真は逆さまですが、なぜかuploadすると逆さまになってしまいました。。。)
LDPE

市販の60cm傘への印刷

市販の傘でポリエチレン製(PE)がある、これは恐らくどこでも売っているような傘だとは思うが50cm~70cmという感じの大きさがあり、透明で使い勝手がよさそうな傘だ。

店頭に置く傘でお客さんに使ってもらったり、いざ戻ってこなくてもそれほど損をしないという価格帯かもしれない。そこに名入れを小ロットで行う印刷会社があまり居ないらしい。 

形になっている傘なので印刷は面倒に見えてしまい、嫌煙する印刷会社が多いのであろう。しかし工夫と知恵を絞れば小ロットでも十分に印刷はできる。今回はなるべく大きな印刷面でということだったので、20cmx20cmくらいの大きなデータをそのまま製版、印刷テストをしてみたが全く問題はない。 インクの密着も問題なくクリアできた。

市販の形ある傘に印刷するので一番大変なのが、、、、乾燥させる場所だとは思う。いくら乾きの良いインクであっても印刷後30分前後は乾燥させたい、それまで開いたままにしておかなければならないので場所が大変だ。小ロットでも100を超えると乾燥場所に困ってしまうが、半分ずつにわけて印刷すればそれほど大変にはならない。朝に50本、夕方に50本というサイクルを組めば1日で100本、乾燥は30分くらいで常温乾燥OKなインキなので翌日にはすぐ出荷もできる

市販の傘に名入れ印刷、小ロットでも可能です。

kasa

...23456