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クリヤフォルダ印刷

昨日からは急ぎである納期のクリヤフォルダ印刷が始まった。始まってしまえばほんの数時間で終わるくらいの数量ではあるが、始まるまでの色出しや位置合わせ、試し刷りで半日もつぶれてしまった。

クリヤフォルダは内部に空気が入る為、シルクスクリーンとクリヤフォルダでくっつきが生じ、インキが流れる現象が出る。それが出ないように文字を細くしたり印刷開始位置をずらしたりと、アナログ的な工夫が必要になってくる。
頂いたデータをそのままフィルム出力し、製版すれば終わるであろう仕事もあれば、このように印刷結果を考慮して事前にデータ調整しなければならない物まで様々。

クリヤフォルダ印刷も何万枚単位であればデジタルオフセット印刷等で仕上げてしまうのであろうが、小ロットの予算が少ない案件に関してはシルク印刷で仕上げた方が割安にはなる。

企業の販促物として配布され、まず戻ってこないであろうクリヤフォルダなので予算はなかなかつかないのが現状なのかもしれない。1枚2-3色で数十円が最大の予算になる感じなのであろうか。

2月は例年暇になると聞いてはいたが、今年はそんな気配もなく仕事が続けて入ってきている。夕食後に作業を続ける日々が続いたり、週末に持ち込んでいる仕事もあるが、仕事があるということは大変うれしい事だ。

私は個人的には休みや時間というものはあまり気にならず、定時であろうが週末であろうが関係なく仕事が終わる=時間の区切りにしている。自営業なので定時帰宅等ということもないし、仕事があればやらなければならないし、納期がせまっているものがあれば夜中であろうが週末であろうが仕上げてしまわねばならない。高価な印刷機械があるわけでもない、ほんの小さな町工場のような印刷所ではあるが、従業員を使わないで自営でやっているフットワークの軽さ(時間の融通や納期短縮の可能性。案件によっては日曜の朝に依頼されて夕方に仕上げることすらできる)を強みとして大切にしてゆきたい。

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