印刷ブログ
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インクの調合は薬剤師のような感じ

インキを混ぜて特色を作る時にいつもかんじるのが、まるで薬剤師のような感じだということだ

自分は薬剤師でもないしなった事もないので勝手な想像ではあるが、いろいろな薬を混ぜて最適な薬を調合、提供する。いろいろなインキの色を混ぜて希望の特色をつくり、時と場合によっては様々なインキを混ぜて密着しない素材にも密着するように試行錯誤を重ねる

言われた事をそのままやっていても何も変わらない、創意工夫、人間に与えられた脳というものは未知なる世界の可能性をもっている。それを機械ができるような仕事で終わらせては折角の脳がもったいない。

今日は子守をしながら仕事をすることになるが、明日が晴れれば少しは紅葉でも見に行けたらと思う

制御装置の面板にシルク印刷

とある某制御装置を開発・製造している会社様より、毎年くる注文で、制御装置のパネルにシルク印刷がある。

塗装されているパネルなので恐らくSG740で良いとは思うが、これは10年以上も前から行っている案件でいつも1000シリーズ+硬化剤を使っていたので今更変えようとは思わない。仮にインキをかえるとしても事前のテストをしなければならない

細かい文字やエッジギリギリの文字等もあるので、黒1色の印刷ではあるが、工程は3工程に分け、200個x3工程、そして80℃の焼き付け乾燥。

ドライラックがそのまま入る大きな乾燥炉があるので比較的楽ではあるが、近年の小ロット化でそろそろ小さな電気窯が欲しいと思う。いつかお金が貯まったら購入を検討しようかと思っている

機械パネルへの印刷、ご相談ください。小ロット大歓迎です

ebara

米袋にシルクスクリーン印刷

米どころ新潟県ということもあり、米袋に小ロットで印刷の依頼がここ近年増えている。

JAから支給される袋に詰めて売ればコスト削減なのかもしれないが、誰がどんなコメを作ったのかすらあまりわからない。それよりも店頭に並べられればどれも同じような袋で差別化が全くされていない。

中身がほとんど同じようなコシヒカリであればあとは値段だけが勝負となるが、それでは生産者として面白くは無いと思う。もちろんJAに出せば買い取ってもらえるという安心感もあるが、いったい何のために苦労をして栽培しているのかの努力が報われない

どういう米をどういい栽培方法で、何をモットーにしてどう食べてほしいのか?というある程度の説明やPRをして自分の栽培したコメを食べてもらおう、という農家さんが増えてきたのかもしれない。

新潟の日本酒もそうだが、どれも同じような瓶に日本酒を詰めてラベルを貼り、店頭に陳列していると全くの面白みが無い。変わったボトルに変わった印刷をすればそれだけで目立つことになるし、手に取ってもらえるかもしれない(買ってもらえるかは別として)

写真は米袋の裏側、説明書きと原材料表記。文字が細いので目詰まりが多いが、SG740インキを使えば目詰まりが少ない、その分インキの乾きが悪いので2-3日の自然乾燥をされなければならない

komebukuro

いろいろな経験ができる

自営業をしているので全ての業務を自分でこなさなければならない。それが大変だと感じる人もいればそれが楽しいと言う人もいる

いろいろな経験ができるからそれが残り次へとつながってゆく。今朝は少しバタバタしているので、ブログはここで終わらせることになるが、秋晴れで気持ちが良い日が続きそうだ

この先10年20年をどうするか

シルクスクリーン印刷やパッド印刷がもう何十年も前から続いているのは確かではある。私の知る限りでは先代の父親が始めたのが昭和40年頃なので、もうかれこれ50年はある印刷技術かもしれない。

パッド印刷はタンポン印刷ともいい、ドイツ発祥の比較的新しい印刷かとは思うが、シルク印刷が先なのかパッド印刷が先なのかと言われるとどちらなのかがわからない。

インキジェットや転写技術が発達してきたので、昔と比べれば仕事量は減ったと言われるが、私はあまりそうだとは思わない。 仕事はいくらでもあるはず、その需要に対応できるなりの設備(道具と創意工夫)と変化を備えているのか、という部分がおおいと思っている。

確かに昔とくらべれば単価が安くなっているとは思うが、版の製造コストやポジフィルムのコストも下がっているので相対的に見れば単価だけが落ちて困っているというわけでもない。

それよりは昔の単価が良すぎたともいえるし、バブル時代はどこも儲かっていたと聞いたことがある。今はそんな時代ではないし、ぶら下がっていても生きてゆくことはできない。自分で考え、自分で行動し、そして自分でリスクをとる。いろいろな補助金が行政から出ているが、私はあまり頼りにしようとは思わない。やはり所詮人の金、あぶく銭という感覚で補助金を使う事業にかける努力と本気度が異なると思うからだ。もちろん自己コントロールができきちんと補助金を活用する企業は飛躍するとは思うが、人間甘えが出るのでなかなかそうもいかない。

世の中の景気が良いだの悪いだの、貧富の差が出ている等、いろいろとニュースでは騒がれているが最後に頼れるのは自分しかいない事を覚えておかなければならない。

細い文字の角2封筒

角2封筒という企業で使う通信封筒のようなものがある

枚数が少ないとメーカーでも名入れはしてくれないらしい、中小企業が必要としている100-200枚ロットではシルク印刷がお勧めでよく手掛けている。

文字類も住所などが入るので細かい場合がある。紙用のインキを使えば良いのだが細かい文字は版の目詰まりが起こりやすいのでそこはあえてSG740インキを使い、目詰まりを避ける。乾燥に時間がかかるが作業性からすればSG740の方が断然使いやすい。金曜か土曜に印刷して週明けまで自然乾燥させればインキが乾いているので問題はない

kaku2

ポスター印刷が増えている

ここのところ大きなポスター、それもA1やB0等という大きいもの、が増えている。増えているとはいっても毎日あるわけではないが、特定のデザイナーの方よりコンテスト出品用に一味違うポスターをシルクスクリーンで作成したい、という内容だ。

データをつくって紙を差し込み、あとはインキジェットに頼れば良いのだが、それでは他人との差別化にもならないし、出せる色も限られてきてしまう

シルクスクリーン印刷にすれば色はほぼ無限大に出せるし、金色、銀色、蛍光色も出すことができる。その代り版を作ったり洗浄や位置合わせ等いろいろな手間暇がかかるが、デザイナーさんの希望をかなえられるようにしようとは思っている。ある程度の予算さえあれば余暇を使って印刷もできるし、本格的に印刷するのであればそれなりのフィルムと版もできる

大判ポスターをシルクスクリーン印刷ご希望の方、ご遠慮なくご相談ください(ご予算も添えてください)

フィルムのノズル不良

大判ポスター用におおきなフィルムを外注したが、どうもノズル不良だったらしい。

せっかく遠方からこられたデザイナーの方のポスターを1日で仕上げようと製版も行い、いざ黒版を印刷、、、ところがデザイナーの方よりの指摘でどうもデータと違う、、細かいデータなので私もそこまでは気づかなかった。

データを再入稿し再度フィルムを出してもらい、今週中に黒版を再度つくることになる。幸い今週から来週は天気が良いので落版に製版がやりやすい気候だ

大判ポスターの小ロットシルクスクリーン印刷、ご予算にあわせて行いますのでご相談ください
filmbure

お猪口に小ロット名入れ印刷

お猪口100個程に回転シルクスクリーン印刷を行った。小さいのでなかなか印刷が難しいが、小さいゆえに家庭用のオーブントースターで乾燥ができる。

ちょうど150℃くらいまで問題なく温度があがり、1回に20個くらいのお猪口を入れる事ができたので、5回焼けば終わった。大きな窯だと温度があがるまでに2時間、その後30分も焼かなければいけないので時間もかかるし電気代もかかる。

小さな被印刷体に関してはオーブントースターが使えるので印刷しながら焼き付け乾燥をしたので、2時間ほどですべてを終わらせることができた。

お猪口への小ロット名入れ印刷、ご相談ください
ochoko

ポリウレタン素材のファイルに小ロットシルクスクリーン印刷

写真のようなポリウレタン製、見た目は合成皮革? のファイルに2個という小ロットの名入れ依頼があった

表紙は簡単だが、背表紙は曲がっている。シルクスクリーンでも難しい分野に入るとは思うが、なんとかしなければならない。

インキはSG410やACT 、SG740で密着が確認できているのでどれを使っても良いと思ったが、使いやすさからしてSG740を選択した。

今回のような極小ロットは集中しなければならないので、早朝の静かな時間帯を選んで1つ1つ印刷。表紙は上手くできた、背表紙は、、、これから悩みに悩んで奮闘します(笑)

file

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