明けましておめでとうございます。本年もいろいろな難題にチャレンジする年にしようと思います、地方の何気ないシルク・パッド印刷会社ではありますが、本年もよろしくお願い申し上げます
PVC素材にシルク印刷
数日前のブログで紹介したが、PVC素材にはACTインキが密着する、しかし金粉を入れると急速なゲル化が始まり使い物にならない。
そこで同じPVC素材に密着する(私の実験、確認では密着していた)スーパーナイロンインキに金粉を混ぜシルク印刷。問題なく仕上がり、納品。
いろいろな素材への印刷、そして試行錯誤に経験が積み重なればどんな素材がやってきても怖くは無い。
今週はもう1つ密着性の悪い素材へのテスト印刷があるが、密着するであろうインキ2種類ともNGだった。もう少し頭をひねって考えればなんとか密着するインキがある、というアイディアは持っている。それは来年に持ち越し、今年は無理をせずに1年を締めくくろうと思っている
本年最後の追い上げ
今年が終わるまであと1週間を切った、恐らく今日明日が山場で最後になるとは思う。
年内にどうしても~ という案件が2つあるが、どちらも平面シルクスクリーン印刷で出来高だけをとりあえず年内に収めてほしいという内容で、持ち込みも今週だったので当初からは厳しいと伝えてある。
来年の仕事を進めれば年末年始もなしに稼働できるが、それだと身体がまいってしまうという部分もあり、あまり無理をしないようにしようと思っている。休めるときに休まなければ無理が出てしまいいろいろな部分で支障が出てしまう。
急ぐことばかりだとどうしてもおかしくなる場面がある、じっくり印刷をしなければならない案件は時間をかけなければならない。今年もいろいろと経験をし学んだが、来年はどうしよう、という抱負も決まっている。
来年に向けていろいろと考える最後の週になったかもしれない
透明のPE袋にシルク印刷
ドライラックに乗らない
背の高い製品はドライラックに乗らない、かといってどうすればよいのか、、場内にばら撒くわけにもいかない。
そういう場合はドライラックの上に厚手のシートをしき、ドライラックの四角の中に入るように配置する。もちろん四角に入らない大きさのものはNGだが。。。
クリップクロックというクリップ風のタイマー200個程にシルク印刷、クリップ状になっているので、成形物を斜めに傾け、位置合わせ。
ABSインキで密着確認、この手のノベルティは多いので手馴れたものだ。午前中は新潟市内のお客様まわりをし、午後からこちらと傘の取っ手のパッド印刷。今週はなぜか慌ただしい。。。
最後の週だけは無理をしないようにと自分に言い聞かせたが、結局は毎年同じようになる。なんだか一生ゆっくりできないかもしれないという程マーフィの法則が当てはまっている人生をおくっている。
ACTに金粉はNG
ACTというPVCやビニールに密着するインキがある。いつも使っていたが金や銀を混ぜるメジュームがなかった。そこへ金色でPVCに印刷する案件があり、メジュームと金粉を混ぜてみたが、なんだかおかしい。
1分も経過しないでゲル化が始まり、超遅乾を入れても変わらない。すぐに団子状になるのでなにかがおかしいと思いメーカーHPをみたら金粉とACTは相性が悪いらしい。。。
納期もない、土曜の夜だったので今更と思い、なんとか別のインキが密着したのでそちらで急遽対応、終わったのが夜中だったが仕上がった。
60個だったので、夕方に始め1-2時間もあれば仕上がると思ったがとんだ計算違いだった。途中お腹がすいたので近所のラーメン屋に行き、一人夕食を済ませ、そのまま近くの源泉かけ流し温泉の桂温泉(https://www.facebook.com/katuraonsen)に行った
市内からほんの10分ほどで行けるかけ流しの天然温泉、ゆったりと浸かって仕事を再開した。リフレッシュした後だったので仕事をしていても気持ちが良い
地方都市に住む醍醐味でもある、温泉、旨い食、これぞ人間らしい生活だと思っている
ガジェットポーチに白を濃くシルク印刷
先週テストを行ったノベルティのガジェットポーチへのシルク印刷、ポリエステルだがこの素材はとにかくインクを吸い込む素材だ。通常のポリエステルとは異なり、かなりのインキを吸収するので1回刷りでは全く白にはならない。
3回重ねても白になるかどうか、というレベルだが、素人目にはあまり気にならない程度かもしれないが、印刷職人としては白の濃度が気になって仕方がない。 これも職業病なのかもしれない。
メッシュとインキの粘度を調整、そしてほとんど希釈をせずにあとはあるコツをつかいながら、2回の重ね印刷。今日だけで400枚程すったが全くズレが出ないように版のセットも工夫してある。
数年前だったらこのような印刷は恐れていてできない、と断るレベルではあったが、今は何度も経験を積んでいるので自信を持って印刷ができる。100%すべてが同じで完ぺきになるとは言えないし、そうはならないのが手刷りのシルク印刷だが、かなりの濃さになっているとは思う
白でもコンクだったり普通だったり
徹夜で作業だった
昨晩から眠らずに約1000枚ほどの印刷をコツコツ夜中に進めていた。今日出さなければ間に合わない貨物でどうしてもやらなければならない、ということで始めたが最初は深夜になれば終わるであろうという考えだったが、それが甘かった。
深夜になっても半分も終わっていない、そのまま続けて途中休憩も入れながらとりあえず朝の6時まで頑張ったが、あと100枚ほどを残していったん帰宅しシャワーを浴び、これから残りを仕上げようと思っている。1時間もやれば完了するのでそのまま温風乾燥をして、夕方には発送できるであろうと思う
風邪が流行っていたりするので、今日は無理をせずに早めに帰宅して早めに寝ようと思う。
特殊アルミ枠
成形物の形によっては添付写真のような特殊なアルミ枠を必要とする場合がある。特注で作成するのでコストがかかってしまうが、弊社にはいろいろなアルミ枠があるので、それをそのまま使えるようであればサービスとして特にアルミ枠代をいただかない。
あまり使わないかと思えばここ何年かはいろいろな成形物がやってくるのでこういった特殊アルミ枠を頻繁に使用する。パッド印刷では色がどうしても薄くなる傾向にあるので、シルク印刷でできるようであればこういうアルミ枠を使用して印刷をする。
そのうちパッド印刷でも何回も重ねてもズレが出ないような特殊治具を作成する予定にはなっているが、なんだかんだの師走で後回しになってしまっている。。。





