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あっというまの金曜日 巨大な印刷

気づけばあっというまに金曜日になっていた。今週は後半から納期が無い仕事でバタバタだったが、なんとか無事終了となった。最近は年度変わりという理由であろうか、クリヤフォルダ印刷が多いような気がする。今週に1000枚、来週には2000枚と来るが、3色くらいまでのクリアファイル印刷であれば圧倒的にシルク印刷の方が安くできるし、色も力強い色が出てくる。

今日の変わった特殊印刷と言えば、印刷方法はシルク印刷ではあるが、寸法が縦1メートル、横は2m超の大きなプラダンにシルク印刷となる。印刷そのものは簡単ではあるが、なにせ寸法が半端なく大きいために、通常のドライラックを2つ並べての乾燥となる作業だ。

1m前後の印刷であればそれ程驚きでもないが、2m超えの材料に印刷は滅多に出ない。何メートルもある素材にでも印刷はできるが、搬送が大変となればこちらから資材(インキ、版、溶剤)を持ち込んで現場で刷ってしまった方が速いこともある。

ビニール傘に印刷 

今週の出だしは多少のんびりであったが、水曜からまたバタバタとなってきた。今日はビニール傘に印刷 名入れがあったが、本数は少ないものの、インキの乾燥の為に場所をとってしまい、工場内は傘だらけになっている。これも一晩おけば乾燥しているので明日の朝には箱詰めできるが、何とも面白い光景だ。

明日は急ぎのクリヤファイルが1000枚待っている。最近の傾向としては、見積から実際の印刷までの期間が短くなっている事を感じる。さらに納期もかなり短く、物によっては数日で仕上げなければならない案件もあったり、翌日までの仕上げ等、弊社にとっては強みの超特急納期の仕事が多い。なんとか今のところはすべてこなすことができているし、納期が短い方がそれなりのプレッシャーがあってよいのかもしれない。

印刷とは全く関係ないが昨晩のニュースで、公務員の新規採用を削減するという政府の案があったそうな。新規採用=新卒の若い人たちの採用を削ることになるとは思うが、この政府の案に疑問を感じるだけではなく、怒りを覚えてしまうのは私だけであろうか。これからの国を背負って立つ若い人たちの雇用を削り、この先どう日本を動かしていこうと思っているのか。身を削る改革などと政府は言っているが、それならば若い新卒の採用枠を削るのではなく、既存のなんだかわからない理事会だの社団法人だのといった天下り先の籍だけをおいているような人たちをまず削るべきではなかろうか。連日天下りのニュース、無くなったと思えばまた出てくる天下りニュース。このような状況で学生暴動が起きないのが不思議ではある。このままでは若い世代の人たちが日本を捨て、海外に流出してしまうのではなかろうか。

がれき処理に財政措置

月曜日の新聞でがれき処理に財政措置、という見出しが一面記事に出ていた。

なんだろう+まさか、と思い記事を読んでみたが、被災地のがれき処理を他の自治体に受け入れてもらうように財政措置(すなわち、がれきを受け入れれば金を出す)を検討しているとのことだ。読んでいてこれほどまでこの国は腐ってしまったのか、と思ってしまった次第ではある。天災でダメージを受けた被災地の方々には何の罪も無い、処理しきれないがれきを日本全国で少しづつわけあって処理すれば簡単になくなるのでは?と思う私の考えが間違っているのかもしれないが、去年の地震・津波にで出た残骸がまるで他人事のような状況だ。

全ての人が反対しているとは思わないが、反対派の考えにあきれてしまう。いくら放射線がでていようともきちんと検査して一定程度を超えていないがれきの処理を頼むわけなのだから、そのくらい快く引き受けるべきだと思う。子供に影響がでるだのでないだの、そんなことを言っているならば海外旅行で飛行機になんか乗っている場合では無い。あれだけ高度が高いところを10時間も飛行していればうける放射線量も多いわけだし、ヨーロッパにいるだけで日本の通常の放射線量を超えているという事実は全くと言ってよいほど報道されていない。報道してしまうと観光客が減るからなのであろうか?人間は長年すめばそれそうとに身体が対応するであろうし、変化もするであろう。

がれきの受け入れの財政措置も結局は全てが税金だ。なんでもかんでも金ですまそうとしている事に関して、 人間のおろかさを感じてしまってしょうがない。

 

 

 

3月の始まり 留学、海外、印刷

昨日は日曜日ということもあって、留学講座をまちなかの施設でやってきた。本来であればこれから羽ばたこうとする学生に多く参加してもらいたかったが、地元長岡市の学生(国全体なのかもしれないが)はなかなか出てこない。内向き志向なのか何が理由なのか、もしくは私がなんの知名度もない一般人だからという理由なのかもしれないが、もっともっと世界に目を向けてほしいと思う。

今や企業活動で海外を無視することはできなくなっていると思うし、内需だけでこの先やっていけるのか?と考えるとかなり不安な状況であるのは間違いないと思う。まだまだ国内に目をむければ需要は掘り起こせるとは思うし、私のように零細企業にとって国内需要も捨てた物ではないというのは重々承知ではあるが、やはり資源の無い島国だからこそ物やサービスを海外に売ってでなければ先細りになるであろう。

普段はここ片田舎とも言えよう、新潟県長岡市で印刷をしている毎日ではあるが、私は必ずといってよいほど一日に一度は英語を書いたり読んだり、聞いたりしゃべったりする機会を作っている。貿易という仕事も絡んでいるかもしれないが、やはり使わないと忘れてしまう、のが語学力だと思う。幸いまだ海外とのつながりがあるので、使えている状況ではあるが、それもなければ私は今頃英語なんぞすっかり忘れてしまっているのかもしれない。

今週の出だしは今の所それほど忙しくはないが、忙しくないからといってぼけっと座っているわけにはいかないので、やることを見つけ出してその日その日を楽しく充実させたい

明日は新潟市

多少仕事が落ち着いてきたので今週末は別の事に集中できそうな感じだ。

明日土曜日は新潟市で翻訳セミナーに参加、新潟県国際交流協会のボランティア翻訳スタッフとして登録してあるので、無料セミナーということもあり参加することにした。昨年は翻訳検定を試しに受けてみたが、あっけなく落ちてしまった。何が悪いのか全くわからないで、受かったか落ちただけの連絡。試験費用も1万円だったので、もう少し理由や解説などを送付してくれても良いのでは?と思った次第ではある。受験料金も採点者や主催団体の運営費で消えてしまっているのであろうが、どうも最近わけのわからない団体やら協会やらと、何かしらに加入しなければ事が進まなかったりで面倒だな、と思う日が多い。

日曜日はこれまたボランティアで長岡市のまちなかキャンパスを借りて留学講座を午後に2時間ほどする予定である。本日の地方版よ読売新聞にイベントとして告知がでたが、そちらを見て申し込んでくる人がいるのか楽しみである。

二足のわらじをはくのは良くない、と言われたこともあるが、性格なのか私は1つの事だけでは足りない感じでいろいろと手を出してしまう事がある。良い解釈をすればなんにでも興味があるのとも言えよう、悪い言い方をすれば集中することができない=せっかち となるのかもしれない。

いづれにせよ、毎日同じことをしているルーチンよりはいろいろな変わったことをやったほうが自分としては楽しい

内需と海外市場

日本の人口減少、消費人口減少により企業の海外進出が問われている時代になってきたようだ。私は高校まで地元新潟県長岡市で過ごし、自営のシルク印刷業を手伝っていた。当時はWindowsなどなく、フィルムの作成はDOSベースのパソコンを使い、1つ1つ切っていた記憶がある。あのころに比べれば今はイラストレーターを使いフィルムが簡単に出せるようになっているから驚きではあるし、やはり時代の変化を感じさせられる。

高校のあとは海外や英語を習得したいと思い、思い切ってアメリカに留学した。最初は短期の予定ではあったが気が付けばそのまま大学を卒業、現地で就職し4年ほどアメリカで仕事をして日本に帰国した。印刷の仕事を継ぐまでは貿易やメーカーの海外営業をやってはいたが、それはそれでいろいろな国をみたりお客さんと知り合って大変貴重な体験をさせてもらったので今でもありがたく思う。お金をもらっていろんな経験をさせてもらえる、と考えるのがおかしいのか又は正しいのかは当の本人が決めればよい事ではあるが、私にとって給料をもらっていろいろやらせてもらう事はうれしい限りだ。最近は安定志向だの福利厚生だのどういった条件がそろっているかを気にして就職活動をしている方がいると聞くが、そんな羨ましい話を聞くたびにこの先の日本が海外勢と戦って商売をしてゆけるのか?と危機感を感じる。

印刷とは全く関係ないところではあるが、今週日曜日に地元長岡市のまちなかキャンパスを使って留学講座をやることにした。大した内容ではないが、自己経験や留学することによるメリット等を紹介し、少しでも地元の若者や学生に役に立てればと思う。留学が決して正しい道とは思わないが、いろんな選択枠を視野にいれることが重要だと思い、ボランティアで講座をやってみる。もし本ブログを読まれている方で長岡市や近郊にお住まいの方、興味があればぜひお越しください
ぶっちゃけ留学座談会ポスタ

例年の2月とは違う2月

2月といえば、毎年一番売り上げが落ちる月ではあるが、今年はなぜか異なるような動きであった。週末や夜をつかって仕上げた案件が何度かあり、今日が2月の終わりとなったが、新しく製版の作業も待っている。

以前は流れの仕事が大手メーカーなどから(弊社は小さな印刷会社なので孫請けのような感じではあるが)あり、いくらか先が読めた仕事ではあるが、今は流れの仕事は皆無であり、いつどんな案件が入ってくるかはさっぱりわからない。だが、流れの仕事も一生続く保証もないので、リスクの大きい仕事と思えばそう簡単に手を出せるものではない。

小ロットの印刷、シルク印刷であれ名入れのパッド印刷であれ、角二封筒に社名印刷であったりと、なんでもこなせるような印刷会社でありたいし、そう方向転換をしてきた一年でもあった。今までは小ロット=価格が合わない等といって避けられていたシルク印刷かもしれないが、ここ1年の見積はお客さんの中でも今までとは違う価格が見積で出てきたのか、小ロットの依頼が増えてきたことは確かだ。小ロットを沢山積み重ねれば大口案件の1ロットにも匹敵する量にはなるし、大口が1件無くなる可能性と小ロット100件が一度に無くなる可能性を比較すれば、後者はほぼ皆無であろう。

時代の変化に伴い印刷会社もかわらねばならないし、やり方のみではなく常に技術革新もしなければならない。いつまでも同じ手法では通用しない世の中になっているが、最終的にはやはり人間の手、アナログな印刷がものをいうのではなかろうか。高価な機械をどんどん入れるほど設備投資ができるような会社ではないので、人間の手でいろいろ工夫ができる印刷会社(印刷工場の方がにあっているかもしれない)として進んでゆきたい。

仕事があるだけでもうれしいし、ありがたい毎日ではある。

シルク印刷でB1ポスター印刷 

昨日はB1ポスター依頼のシルク印刷をやっていた。本当は先週に依頼を受けたものだったが、立て続けに急ぎの案件が舞い込んでしまい、ついつい後回しになってしまった。一度セットすると終わるまで外せない位置合わせがはいるので、急ぎの案件が終わるまではできないと思い、時間が経過してしまった。申し訳なく思う。

B1ポスター印刷であれば通常であればインクジェットで出力できるものであるし、インクジェットの方が早い。しかし、今回の依頼はシルク印刷でどの程度出せるのか、予算~等、様々であった。通常のシルク印刷では製版代だけでB1サイズともなれば数万円請求されるかもしれない、B1サイズの製版機をもつ会社もそういないのかもしれないが、弊社は幸いにも昔捨て看板をやったり大型看板を手掛けていたこともあり、2m幅までの製版機がある。これも古い品ではあるが、まだまだ現役なので頑張ってほしい。 版代だけで数万円と言ってしまえばそれでもう話はなくなるであろうが、そこまで請求できた時代はもう終わったと私は思っている。故に3枚で1万円ちょっとの価格で引き受けることになった。ベタが少なければもう少し安くでき、インクジェットの価格を下回る金額でシルク印刷もできてしまうのだが、今回はB1全面を使っての印刷となりスキージもインキも、版も全て特大仕様となっている。

なんとか昨晩に一番大きいベタ面が終了し、あとは小さな版で通常と同じ印刷をすれば仕上がるので、今日の午前中にはなんとか終わりそうだ。B1ポスター等初めてのシルク印刷なので出来上がりが楽しみだ。クライアントとおなじくこちらもどんなふうに完成するか楽しみながら仕事ができるというのは大変恵まれているのかもしれない。

喫煙率とライター印刷

そういえば子供のころにはよく手伝いでライターにシルク印刷したものを詰める作業をしたことを覚えている。
赤白黄色、青に紫、カラフルな100円ライターに印刷、食堂であったりスナックであったり、聞いたことのある飲み屋であったりといろいろだった。あの頃はなぜライターという思いで手伝いをしていたが、今ではそのライター印刷も全くでない。

多分業者側でライターと名入れを一括でやっているからであろう。ライター印刷ができなくなったわけではなく、それ専門にやる業者がいるということだ。昔はよく見ていたライター印刷だが最近はぱったり無くなったので、禁煙がふえているせいかと思えばそうでもない光景が毎日のようにみえてくる。

喫煙率も徐々に減少していると聞くが、毎日車にのったり外に出たりすると喫煙されている方をよく見かける。男性だけではなく女性も、むしろ私の目にはいってくるのが女性の喫煙率が高いように思える光景ではある。

女性の場合は100円ライターを使っているのだろうか?もしくはジッポのようなMyライターなのか?または何か他の方法なのか、、などなど、おせっかいながらいろいろ考えてしまう。 

 私も昔は1日1箱以上をすっていた喫煙者ではあったが、あるきっかけを境にぱったりとやめた。それいらいまったく吸いたいと思わず、かれこれ5年以上禁煙できてはいる。

 吸っていないからどのようなライター印刷が好まれているのか等がわからず受注できていないのか、と思うかもしれないが、何かおもしろいライター印刷でも考えて宣伝してみたい気分ではある。

クリヤフォルダ印刷

昨日からは急ぎである納期のクリヤフォルダ印刷が始まった。始まってしまえばほんの数時間で終わるくらいの数量ではあるが、始まるまでの色出しや位置合わせ、試し刷りで半日もつぶれてしまった。

クリヤフォルダは内部に空気が入る為、シルクスクリーンとクリヤフォルダでくっつきが生じ、インキが流れる現象が出る。それが出ないように文字を細くしたり印刷開始位置をずらしたりと、アナログ的な工夫が必要になってくる。
頂いたデータをそのままフィルム出力し、製版すれば終わるであろう仕事もあれば、このように印刷結果を考慮して事前にデータ調整しなければならない物まで様々。

クリヤフォルダ印刷も何万枚単位であればデジタルオフセット印刷等で仕上げてしまうのであろうが、小ロットの予算が少ない案件に関してはシルク印刷で仕上げた方が割安にはなる。

企業の販促物として配布され、まず戻ってこないであろうクリヤフォルダなので予算はなかなかつかないのが現状なのかもしれない。1枚2-3色で数十円が最大の予算になる感じなのであろうか。

2月は例年暇になると聞いてはいたが、今年はそんな気配もなく仕事が続けて入ってきている。夕食後に作業を続ける日々が続いたり、週末に持ち込んでいる仕事もあるが、仕事があるということは大変うれしい事だ。

私は個人的には休みや時間というものはあまり気にならず、定時であろうが週末であろうが関係なく仕事が終わる=時間の区切りにしている。自営業なので定時帰宅等ということもないし、仕事があればやらなければならないし、納期がせまっているものがあれば夜中であろうが週末であろうが仕上げてしまわねばならない。高価な印刷機械があるわけでもない、ほんの小さな町工場のような印刷所ではあるが、従業員を使わないで自営でやっているフットワークの軽さ(時間の融通や納期短縮の可能性。案件によっては日曜の朝に依頼されて夕方に仕上げることすらできる)を強みとして大切にしてゆきたい。