印刷ブログ
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異形マグカップに回転シルク印刷

写真のように飲み口の部分が突起しているマグカップがやってきた。回転シルクスクリーンの場合は突起物があるとそこに版があたってしまい、本来印刷したい面までスキージが届かない場合がある。

届いたとしても印刷圧力が大きくなりうまく回転しなかったり何かしらの不具合が出てしまう。これらをなんとかクリアして印刷する術を身に着けたので最近は慣れてきている。

ロット数は150個程、印刷もピンポイントなのでパッド印刷でもいけるのかもしれないが、シルク印刷の方が色が強くでるので、私はできるかぎり回転シルク印刷で仕上げるようにしている。

マグカップへの小ロット印刷、お気軽にお問い合わせください(フルカラーは不可)
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ポリエチレンの柔らかいドリンクボトルに回転シルク印刷

写真のような押すと凹むPE素材のドリンクボトルがある、よくスポーツサイクリングで使用されているものだ。

通常こちらのボトルには専用のブロー印刷機を使わなければ印刷ができない。柔らかいのでスキージで印刷しようとすると印圧に負け、ボトルがすぐに凹むからだ。

ブロー印刷機は相当な金額になると思うので国内でも所有している印刷会社は少ないだろうと思う、あったとしても小ロットなど対応するほどの機械ではなく、1000本以上くらいになるとは思う。

弊社はこういったボトルにも100個でも200個でも小ロットで印刷ができる技術を持っている。あらかじめメーカーの方で下処理がされているのでインキはSG740と硬化剤で密着するのだが、たまに下処理されていない場合があり別のインキで無理やり密着させたことがある。

技術というよりはコツと工夫でなんとか印刷するのだが、個体によっては微妙な凹みもあるので、100本中2~3本は凹みでインキが出ない個体がある。それでもほとんどがOKになるようなコツを見つけてあるので、なんとかなる。

他社ができない強みを持つ事は大事だと思うが、その技術を身につけるまでいろいろな工夫に苦労をした。それが今生きている
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丸い升にぐるっと回転シルク印刷

日本酒を飲む升に印刷だが、今回は正方形の升ではなく丸い升にぐるっと1周回転印刷となった。

つなぎ目が5mm前後くらいで、ほぼ1周なのでかなり難易度が高い。枡も1つ1つ手作業で作られている物なので微妙に形が異なる。恐らくほとんどの回転シルク印刷屋では断ってくるかもしれない案件だと思う。

こういう難しい印刷があるとワクワクしてしまう反面、毎晩悩まされストレスになってしまう場合がある。しかしやってみればできる、何にでも挑戦しなければならない。

とりあえずテストをしてほしいということなので、回転治具を作成し開始点と終点がピッタリになるように試行錯誤をする。テストではほぼ0.5mmの狂いもなく仕上げることができたが、本番までにもう少し微調整を行い、完ぺきにちかくなるようにしたい。

今回は量産で300個くらいになるそうだ、丸い升への回転シルク印刷、小ロットでも可能です。
masublog

一度に2色を印刷する

手抜きをしているわけではないが、円筒形のボトルに2色印刷をしなければならない。2回の工程で位置合わせがぴったり行く成形物であれば問題はないが、今回のボトルは位置合わせをする場所が見当たらない。

なんとかすでに印刷されている目印をたよりに位置合わせをすればよいが、それが完ぺきになるとは限らないし、微妙なズレが出るのはわかっている。

ならば2色を1工程で印刷できるように版とスキージを改造してしまえばよいと思い、やってみた。見事に2色が1工程で印刷でき、順調に進んだかと思えば、30個くらいやったあとでインキの原因不明な不具合が出てしまった。

22時ころに解決策はなんとなく見つけたので、続けようとは思ったが、身体がどうも動きたくなさそうな雰囲気で調子が悪かったので昨晩はいったん印刷を止め、今朝からのこりの本数を行おうと思う。

できないことをどうすればできるようになるのか、これを続けているから楽しい。お盆も暦通りになりそうな仕事量に事務仕事もやっていないので、土日だけ休んで、あとは稼働することしている
hansplit

PP製のタンブラーへ回転シルク印刷

写真のようなタンブラーがある、どこそこの有名なメーカーらしいが、PP製のタンブラーでテーパーがかかっている

そのテーパー具合にもよるが、それほどの傾斜でなければデータをまっすぐにしたまま印刷ができる、テーパーの具合によっては治具の調整とデータの調整、両方を行わなければならない。

今回は100本程、ベージュと黒のタンブラーなので、ベージュには黒色で、黒には白色で印刷をする。版やセットアップは変わらず、色だけを変えればよいのでそれほど難しくはない。

治具を作成し、テスト印刷をしてみたが、位置も再現も問題はなさそうだ。あとは100回印刷するだけになるので気が楽になる。

こういった小ロットが弊社の強みでもある、今週中には仕上げてお盆前までには到着するような段取りにしようと思う。

小ロットのタンブラー印刷、お気軽にお問い合わせください
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解決の糸口をつかんでテスト成功

2週間ほど前に預かった百万塔の台座への印刷だが、ようやく特注のパッドが届いた。特注といっても既存の型のパッドなのでそれほどでもないが、これがなければできないという成形物だ。

そのパッドを使い数日前に思いついたアイディアでテストをしてみたが、やはりNGなのがわかった。扇形の回転角度があまりにも大きすぎるのでNGということになった。こうなれば何か別の方法がないかと試行錯誤したが、たまたま思いついた方法を簡易治具で作成、スライドさせてみたら見事綺麗に印刷ができた。

あとは微細な位置合わせに、印刷の開始位置と角度、高さ、インキの選択をすればほぼ完ぺきに印刷ができるようになると思う。商品は恐らく来週に到着するであろうと思うから、この3連休でじっくりとテストと練習を行い、本番に備えればと心にも余裕が出てきた。

難しい印刷の解決の糸口を見つけた日程気持ちが良い日はない、木曜の夜は1-2杯くらいひっかけるつもりで帰宅した。

このパッドは幸いにもそろそろ買い替えになっているボールペンなどへにパッド印刷する際に使えるので、ちょうど良いので、それもプラス素材になっている

円錐形で難しい回転シルク印刷

写真のような形の円錐形の成形物がある。組み立てると塔のようになり綺麗だ。

この一番下の階層のところにほぼぐるっと1周回転シルク印刷で文字列を入れる。一見それほど面倒には見えないかもしれないが、両側が突起しているので、スキージがあたってしまう。それを避けるかのようにスキージをカットし、そして紗張りもテンションを弱めにしてもらった。

治具も先日ホームセンターを徘徊し、これならば使えるであろう歯車を見つけ、ひとまず簡易治具を作成しておいた。

果たしてこれで綺麗に回転し印刷ができるのかはやってみなければわからない。形ある成形物への印刷の場合はもうすべてがやってみなければわからない事が多い。平面のシルク印刷の場合はおおよその見当がつくので即答ができるが、成形物で丸みがあったりするともうやらなければわからない。そして2度と同じ形がやってくるという事もない。ノベルティであればある程度は似ている場合があるが、そればかりリピートで来ることもなく、形が決まっている成形物であればどこでもできてしまう。

弊社にはこのような形がきまっておらず毎回異なる成形物がやってくる。これが私の挑戦心をくすぐるのだが、同時に治具のアイディアを考えることが毎晩の夢にでてきて寝不足になってしまう事もある。しかしヒントとアイディアが浮かべば今度はソワソワしてしまい、早起きしてホームセンターの朝営業に行ってしまう事もある

人生簡単な事をすれば楽ではあるが、それはそれで平凡で終わってしまう。人が嫌がることや難しい事を続けることで永遠に成長を続け、勉強を続けることが脳にとっても良い刺激になると思っている
temple tools

回転シルクでマグカップ50個

表題だが、小ロットに慣れているのでセットアップに印刷はそれほど時間がかからないまでになってきたが、、、成形物が海外製なのでこれまた悩まされた

個体によってマグの形が凹んでいたりするのでスキージを柔らかめに調整し、そして印圧の調整を行い、なんとかスムーズに動き出した。調整まで時間がかかり実際の印刷はあっという間かと思えば、、今度はマグの取っ手の位置が微妙に異なる個体が50個中5個程出てきたので、治具の調整をしなければならなくなった

写真をご覧いただけばわかるとは思うが、右側の取っ手の方が上についている。回転治具をギリギリ取っ手の上と下で歯車を介すように治具をつくったので左のマグでは回転してくれても右のマグではあたってしまい回転が止まってしまう。なので右のマグでも回転するように歯車を調整しなければならなくなってしまう

とりあえず回転するマグを先に仕上げ、その後残りの5個のマグを回転させるように治具を調整し、再度位置合わせを行い何とか仕上がった。あとは火曜日に高温で焼き付けし、水曜の夕方までに出せば十分に納期に間に合う。

外国製の円柱形の成形物は少々注意が必要ですが、なんとかなっております
mug cup ibitsu

テニスボールに回転シルク印刷が始まった

難題のテニスボールへの回転シルク印刷だが、試行錯誤で自作した受け治具が見事ドンぴしゃで回転してくれたので、一気に作業が始まった。

始まる前までは位置合わせや回転の具合などでかなりの調整をしていたが、一度正確なボールのセンターに2点のおさえ治具と回転させる歯車を4台装着し、テストを何度も繰り返したらスムーズに回転するようになった

位置決めはあらかじめまっすぐ平行になるのは難しいという事を言われており、今までも水平にはなっていなかったらいしが、やはり綺麗になるべくボールの柄に沿って水平にしたいので私なりに調整をしたら、ほとんど水平でだせるところまで完成した。中には柄そのものが歪になっているのでどうやっても水平にならない柄も含まれていたが、かなりの確率で柄に沿って水平にロゴ印刷ができるようになった

この調子だと今週中には仕上げることができ、あとはもう1件待ち構えているマグカップ40個程への回転シルクの受け治具を作成しなければならない。こちらも難題ではあるが、1つ解決し作業がすすんでいるのであまり心配ではなくなった

今週~来週と小ロットが続く、梅雨時期になるまえに今あるビニール傘の2件を仕上げて発送もしたい
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テニスボールへの回転シルク印刷の治具

テニスボールの絵柄に平行になるように回転治具を調整しているが、これがなかなか難しい。

理論通りに行けばよいが、月曜日に簡易治具ができそちらで回転させテストをしたがすべてが100%平行になったとは言えない、しかしながら着実に前進はしているので時間の問題であろうと思う。

始点の位置決めはそれほど難しくはないが、あとは柄に平行にすべてのボールが回転してくれればいい。その微調整で今週が終わってしまうかもしれないが、集中して完成させようと思う。

そんな忙しい時に身体の不調が出てしまい、耳の外科に行かなければならなくなってしまった。耳介血栓という耳の上部のところに血が内出血で固まってしまう、いわゆる餃子耳だが、これまで2週間の間に10回以上抜いた。しかし抜いても抜いても膨れ上がるので、とうとう総合病院を紹介された。そろそろ外科通いの時間ももったいないし、費用も負担もバカにならない、それよりも2日に1回注射針を耳に刺されるのがいやになってきた

週末にいろいろ調べたが、どうもOK432(ピシバニール)という液体を注入すれば耳介血栓が治せるらしいとの情報を見つけた。こちらの方法が総合病院でできるか、火曜日に行って確かめてこようと思う。これでもダメならば餃子のままでいるしかないのかもしれない

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