印刷ブログ
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3版ではなく1版で

先日クライアントからTELを受けた、3種類の箱でサイズが微妙に異なるデータらしい。それならば抱き合わせということで1版で提案したが、3版いらないのか?という内容

 

もちろん何も考えないで見積もりを作成すれば3版になるが、そんなロボット的な事はしない。どうすればコストを抑えてできるかを考えるべきだ。3版で見積もればそれだけ儲かるのはわかっているが、それでは弊社のかかげている印サルティングにはならない  印刷技術と経験を生かすコンサルティングを組み合わせれば最強になる

 

世の中コンサルタントというのが多いが、経験があれば理解できるが肩書だけだとどうかなぁ.

スクリーン印刷見本市 in 上海

昨日夕方仕事をすませてそのまま成田空港へ移動、そこから中国上海に飛んだ。観光ではなく、気になっているスクリーン印刷とデジタル印刷の見本市が上海で開催されている  東京ビックサイトの見本市は何度も視察したことがあるが、とにかくメーカー目線の大ロットばかりだった。上海はどうなるのか、同じかもしれないし全く違うかもしれない。それを確かめる

 

日本からわずか3時間、夏休みの沖縄旅行だと思えば近い、仕事の後に飛んでいける距離であれば躊躇はしない。到着は夜中、そのまま軽くビールを飲んですぐに寝た

 

世の中はお盆休みに入るが私は関係ない、今日1日と明日の出発前までに見本市を視察して、土曜の夜にはまた新潟に戻っている。 ちょうど北京の知り合いが上海に出張に来るとのことなので今夜あっていろいろな話もする予定だ。

 

新潟に引きこもっていても新しい発見はない、見つけたいものを検索すれば見つかる時代になっている。ITやネットが便利になっているが、何か新しいものを見つけるには自らの足を前に1歩踏み出す以外方法はない

ワイヤレスイヤフォンケース

ワイヤレスイヤフォンケースにスクリーン印刷、表面が湾曲している。パッド印刷の方が良いが、とあるコツをつかめばスクリーン印刷の紗張りとスキージの持ち方で刷ることができる。なかなか大変ではあるが、一度覚えればできる。

 

もちろん半自動機でやろうとすれば絶対にできない手刷りならではのやり方だ。こういう創意工夫ができるのが手刷りの醍醐味だ

ポリカ製品のクラック防止

継続してポリカーボネートにシルク印刷する案件があるが、アニールをしてクラック防止をしている。クラックとはポリカ製品のカットされた部分から溶剤が入り込みガラスが割れたような症状になることだ。こうなると製品としてはNGとなる。そのために温風80℃くらいで2時間超のアニールという事を行う。

 

それでもクラックが入ってしまう製品があるが、どうにもならない。温度も80℃ではダメなことがあり、いままでの経験では85℃くらいで3時間くらいがベストだ。電気釜の一番上と真ん中、下で温度が異なる。まぁいいだろうと思っているとこれが命取りだ、弊社では上の段で85℃を確認するまで段を入れ替えたりする。

 

あとはインクと溶剤の調整だが、クラックに強いSG240というインクがあるらしいが、今までのCAVメイバンインクを変更する手続きが大変なので、インクを変える事ができない。というかやりにくい、なのでT-980とT-952溶剤でインクを希釈してクラックを防ぐ。来週にはメーカーより教えてもらったT-952が届くのでそれでテストをする予定だ。

 

型抜き 抜型の小ロット

弊社には抜型(型抜き)のアナログな機械がある。抜型を作成してもらい、セットすれば小さな面積であれば型抜きができる。いつもやっているのは小ロットで50個~200個くらいだ。抜型代はかかってしまうが、小ロットでも対応している。

 

今回はポストカードくらいの大きさの紙を抜く作業、200枚のロット。小ロットで型抜きを探している方、お気軽にお問い合わせください。

 

取っ手付きのマグには簡易ジグで回転スクリーン印刷

取っ手が飲み口に近い、このままでは回転ジグにあたる。かといってインサート系の専用ジグまで作れる個数ではない。小ロットでは必ずぶちあたる壁だ。

 

こういう時によく使うのが塩ビパイプだ、ホームセンターに行けばいろいろなサイズが売っているので、一番ピッタリはまるパイプを買ってそれを少々改造すればきちんとしたジグとして使える。数百円程度でちゃんと回転するジグに変化する。こういう試行錯誤まで単価に反映できればうれしいが、小ロットの場合はそれが難しい。まぁ試行錯誤と経験の蓄積という弊社の無形固定資産になる。

 

ちなみに今回は40個程、1時間もかからずに終わった。

製版日和 快晴

降水確率0%、春の暖かい陽気だ、こんな日は最高の製版日和だ。プロにしかわからないかもしれないが、雨の日や曇りと晴れの日では全く版の仕上がりが異なる。なんといっても製版後の後露光を太陽でできる。なんだか乳剤がしっかりと露光された気分になる。

 

あらかじめ天気予報でわかっていたので昨晩のうちに乳剤を塗布して、今日の昼休みにでも製版を行う。無料の太陽を使って後露光をすれば完成だ

気泡が出る 消泡剤で解決

昨日は現場印刷だった、1000インキで硬化剤、塗装済みの板なのでSG740でもいけるが、1000の方がいいらしいので、1000で刷る。

 

毎回でるが、気泡が出てしまうので、消泡剤を注入して希釈すると消える。最初の数個は気泡が出るがあとから重ねれば消えてしまうので、問題なく量産が終わった。今回はスムーズにいって2時間で終わった。天気も良く、なんだか気分が良い。

 

今週は小ロットで細かい案件が続きそうだが、1つ1つクリアしていこうと思う。

2層の生地をシルク印刷する治具

2層になっている製品がある、その場合はそのまま刷れない、中に板を入れても2層目に付着しないので刷れない、ではどうすればいいのか、という事で2層を押さえる専用のジグが必要となる。

 

メーカー製は結構な値段だ、10~20万円程度、使ったことも無いし使えるかもわからないのに投資はできない。それも毎日使うわけでは無いので弊社には不要だ。しかしあれば印刷できる製品のジャンルが増える。ということでとりあえず自作で作成してテストしてみた。案外使えるが、もう少し改良が必要だ。メーカー製も検討はしているが、ひとまず自作製品でトライアンドエラーでやってみよう

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