印刷ブログ
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かき氷の入れ物にパッド印刷

夏になった気分だ、かき氷の紙製の入れ物にパッド印刷依頼があった、それほど難しくは無いが、1つ1つ微妙に個体差があるので、位置合わせが難しい。素材は紙なので特に問題なくプリント、仕様インクはSG740のコンクブラックならばパッド印刷でも黒が濃く再現できる

 

今週はこれをやったり、傘をやったり、スリッパをやったり、週末にはクーラーボックスがやってくるので、休む暇がない。これで3週連続で休みが無く、少々疲れ気味で体にきている感じがする。来週末こそは休むようにしなければと感じてきた

 

パフパフホーンにパッド印刷

丸い所を押すと音が鳴る、昔暴走族で聞いたような音がなるパフパフ ホーン

 

こちらの側面にパッド印刷、問題は無いが商品が微妙に異なる。。。海外製造で直送でやってきたが、まずは製品の汚れがひどい。パーツの長さもそれぞれ異なっている、恐らくロットで作り方が変わったがそのまま混ぜて梱包したのであろう。ズレが出るのは仕方が無いが、それほど目立たない。

 

50個程の小ロット

紙コップにプリント

紙コップに印刷する場合は形になるまえにメーカーで一気にプリントをする、そうすればかなりの安価でできる。飛行機でよく見かける紙コップ等、恐らく数十万個単位、いや、それ以上であると思う。その分安くできるが、小ロットの場合はメーカーでは受け付けてくれない。

 

その場合は1つ1つパッド印刷かスクリーン印刷しなければならない、となると単価は安くはならない。かなり割高な紙コップになるとは思うが、1年で数回程の依頼がある。それだけドリンクの売価が高いのであろう。

 

今回は1000個、パッド印刷で自作のジグでプリントをした。今日の昼前には終わるであろう

ライターにパッド印刷

円錐形のライターにパッド印刷、かなり異形なのでスクリーン印刷では不可となる。ボタンも出ているのでパッド印刷以外では考えられない

 

個数は50個程、小ロットで弊社の得意分野だ。樹脂製なのでSG740インク、黒だがコンクブラック使用 これで再現性は完璧だ

 

通常、ライターは消防などの理由でデルリン樹脂(POM)を使用する場合が多い、POMには特殊な下処理を行わないと密着しない素材だ

紙コップにプリント

紙コップだが、やり方はいろいろとある。回転ジグを作って回せば回転スクリーン印刷ができる、そうでない場合はインサートジグを作ってパッド印刷ができる。どちらでもOKだが、印刷面積だとは思う。

 

両方共にジグは弊社で手作りをする場合が多い、1回使って捨てる製品だと思うので、そこまでの再現性を求めてはいないとは思う。私も出先で紙コップをもらう場合、飛行機等で印刷を見るが、再現性はどこもそこそこだ。。。もちろん絵柄を見ているのは私くらいで、ほとんどの人は中身を飲んで捨てだけであろう

テニスボール1000個にプリント

硬式テニスボールにプリント、本当はフロッキー転写というプリント方法で行うのが一般的だが、大きさが限定される。弊社では回転スクリーン印刷でもパッド印刷でも、どちらでもやった実績がある。

 

回転スクリーン印刷の場合は高さが小さい感じで横長のロゴ、それ以外はパッド印刷で行う。回転スクリーン印刷の場合は80-100メッシュくらいでインクを濃く出す、あとは回転ジグを調整して刷り方も無理やり取得したやり方で行う。これで過去1000個以上、いやそれ以上刷ったであろうか、全く問題は無い

 

パッド印刷の場合は少し異なる、通常の製版でOKだが、インクはコンクを使用、そしてパッドで2回インクを拾って転写するが、その際に10回ほどパッドを押し付ける。これがかなり疲れるが、そこそこの再現性になる。もちろん黒100%にはならないが、読めるしこの再現性で了承を得ている。既に5年ほどやっているが問題は無い。もっと再現性をよくする方法はあるが、手間がかかってしまう

プライマー処理 PPとかPE製品

今日はビニール傘のハンドル部分にパッド印刷、ハンドルはPPなのでそのままPPインクで刷れるが、プライマー処理をすると更に密着が良くなる。

 

取っ手にカバーがかかっているので手間ではあるが、手で握る部分なのでプライマー処理をしたほうが安心だ。 120本、午前中で終わるかな。昼はランチがてら軽くサクラを見ようと思う

木製のハンガーにパッド印刷

ハンガーにプリント、印刷面が凹んでいるのでスクリーン印刷だと滲んでしまう、ということでパッド印刷でプリントすればOKだ。 130個程、指定DICでのプリント。卒業時期になるとこういうハンガーが多くなるのが毎年恒例のパターンだ

 

2月は動きが鈍いかと思えばそうでもない、数が多い案件が続いているので終わるまで納品書がかけない、よって売上の数値が低いがその分3月が多くなるであろうと思われる

パッド印刷を始めて10年ほど

父親の他界により自然と引き継いだこのスクリーン印刷事業、当初はスクリーン印刷だけで平面のみだった。それでは世の中の需要を掴めないと感じて、私がやり始めたころにはパッド印刷を導入した。

 

それも専用の機械を買うのではなく(そんな資金も無かったくらいどん底に近かった)、如何にして小ロットの需要を掴めるかというところだった。半自動機のパッド印刷機械はそこら中にあふれていたが、それでは小ロットができない。製版代にセットが大変で100個以下の小ロットには不向きだ。私が中学生だった頃に半自動機のパッド印刷機械があったのを覚えていたが、とても小ロットには向かない。

 

探すに探してたどり着いたのが東京足立区の安心堂さんだった、手動式のパッド印刷機があり、すぐに見に行って購入を決めた。手動なので玩具だろうと思う方もいるが、プロ並みの仕事ができる。自分で何もしなければたんなる道具で終わるが、それを創意工夫で改造すれば半自動機のパッド印刷機械より使い勝手が良い。なによりも導入費用が低いのがありがたかった。

 

あれから10年も経過しているが、製版もほぼ100%1回でできる、昔は3回4回と製版をやり直して樹脂版を無駄にしたが、今はほとんど無駄にせずに製版ができるまでコツをつかんだ。パッド印刷の製版は高い、しかし自分でできればこれがとんでもない安価でできてしまう。

 

ハンガーにパッド印刷

ハンガーにパッド印刷、印刷部分が凹んでいるのでスクリーン印刷では難しい、やったことはあるがやはり滲みやすい。ちょうど2案件あるので、連続でパッド印刷を行う。

 

製版がうまくいかなかったので、やり直しをしたが、版の在庫が残り2個とギリギリだった。なんとか綺麗に製版できたので、そのまま量産開始。先ほどオンラインで注文したので今週中には届くであろう。20版程在庫すればいつでも製版ができる。

 

パッド印刷をやり始めてもう10年経過するが、製版も印刷もだいぶ成長したと思う。昔は製版すら綺麗にできなかったが、今はほぼ100発100中でいける、プリントもコツをつかんだので、問題は無い。濃淡だったり濃さ等もあるが、これもほぼ解決できるまでに成長した。始めた時とくらべれば随分楽になった、また新しい事にチャレンジしようと思う

 

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