ポリエチレンで出来て尚且つ一番上の層がナイロン層、という透明の袋が存在するらしい。
こちらに急ぎでシルク印刷、PEのインキなのかナイロンのインキなのか、、、両方をテストしたら、意外にも一番上の層がナイロンと表記されているが、PEインキの方が密着した。
100%完全な密着ではないが、通常使用では全く問題ない。そこを了承いただき、急ぎで1000枚ほど。1日で仕上げ、自然乾燥で1日、そして出荷。
何かのイベント用だったのかもしれないが、渋谷方面に直送した。
土曜日は近くの長岡造形大学の学生と教授、そして弊社取引のあるデザイナーさん総勢12名が来社され、シルクスクリーン工場を開放した
まずは簡単なシルク印刷の概念を説明し、乳剤の塗布、そして感光、セット、実際の印刷を行ってもらった。
普通の色ではおもしろくないので、メジュームに蛍光オレンジを混ぜ、そちらを成形物に印刷してもらった。
学生さんは授業で行っているようだが、使用するインキが異なったりする。そして成形物も異なるので良い体験になったとは思う。
こういった工場開放を行い、シルクスクリーンの可能性と何をどうやっているのかを理解してもらうことにより、学生さんであれば経験を積めば即戦力になる。デザイナーさんであればこういうデザインならばできる、という事をご理解いただけるのではと思う
また5月に開催することになっているが、次回が楽しみでもある
ようやく春がやってきたような快晴で気持ちが良い。今日も週明けに急ぎの案件やいろいろな相談でやることがあり、今週末はフル回転しそうだ。
今日は午後から長岡市にある造形大学の先生やアーティスト、学生、デザイナーさんたち12名ほどがやってくる。実際のシルクスクリーン印刷、パッド印刷の現場を見て体験してもらい、こういったアナログ印刷が世の中に存在することを見てもらいたい
デジタル化してPC上やインクジェットですべてが完結しているかのような感じではあるが、実際はアナログ技術が活躍している。見てもらうと驚きもあるかもしれない
日曜だけは少しだけ休もうと思うが、タイヤ交換や会合もあるので、のんびりしていられない
キャニスターという製品にロゴを回転シルク印刷、形状もほぼ円柱形なので治具も作りやすい。
若干テーパーがかかっていたので、微調整を行い、刷りだし。素材はABS樹脂塗装だったので、SG740に硬化剤を注入
到着してから蓋に近い部分が約2-3mm程突起しているのが気になったが、これもなんなりと解決。ちょうど300メッシュのテンションの緩い版があったのでそちらをセット、スキージをあててみれば問題なく成形物に届くのでスムーズに印刷
在庫の関係で大と小の2種類があり、お客様はコスト削減ということで1版の共通で良い、との事だったがそこは私から逆提案で、折角なので1版扱いでよいので大と小のデータを変えてはどうか? という提案。その提案が通り、大は大きなロゴ、小は小さ目なロゴ、それぞれ50個程だったとは思う。
言われたことをやるだけではなく、提案できるところは提案、印刷とコンサルティングを行う、インサルティングを実行しております
いろいろな成形物や素材に印刷をしているとなかなか密着しない素材に遭遇する
そういった場合でも一応メーカーのHPを確認して密着しそうなインキを探すが、やはり無い場合はこのような画像が出てくる。
なんだかわからないが、私はこの画像が出るとワクワクしてしまう。なんとかしてインキを混ぜて試行錯誤して密着させようという気になってしまうからだ
そのやり方で密着が悪い素材への密着が確認できたこともある、いろいろと挑戦したい
ビニル傘を留めるバンド、こちらに社名らしきものをシルク印刷
印刷はフラットになる治具を作成し、あとは位置合わせを決め、刷るだけだ。
しかし、、、バンドの成形が異なるのか1つ1つ長さが違う。 留め具が2つあるがその間隔がすべて異なる。仕方なく留める方に合わせる感じで60本程の仕上げ。
弊社にとってはこのような小ロットは問題なくできる、逆に成形物なのでロットが大きいとかなりの作業と工程になる。ロール状でできたりぐるぐる回してどんどん印刷するようなことができないのが形ある成形物へのシルク印刷だからだ