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カンナにシルク印刷

小さなカンナ、大工道具ではなさそうでとある食品を削るためのカンナらしい。数量は50個ほど、シルバーで1色。表面にコーティングされているのでSG740と硬化剤、60℃ほどで温風乾燥。

 

シャープに印刷を再現したいとのことだったので、版を作り替え以前の270から300へ、多少はシャープになるであろう。355でもよいが銀粉が粉末で355メッシュだと再現性が悪いので、ここは最大の300メッシュで。

 

梅雨時期でジメジメが始まった、製版がやりにくい時期になってしまったが、これはどうにもならない。今週はあと数件ほど急ぎを仕上げることになる

デニム生地にシルク印刷

とある取引先よりの依頼、デニム生地にロゴを1色、これでとある商品を作成するらしい。デニム生地なので色の沈みが激しい、高濃度インキで2回刷り、3回すればもっとはっきりするが、サンプル時は高濃度インキがなかったので仕方なく在庫であったSG410で急遽提出

 

その時は5ストロークやったが、やはり濃度が無い。本番は高濃度インキを購入すると伝えたが、サンプル時より濃ければOKという難しい色指定、、、人の判断で異なるが、写メを送付し、それでGOとなった。今日明日ですべて仕上がり、来週送付。今週はある程度終わったが、今晩は2mを超える大きなアルミ板が持ち込まれ土曜までに仕上げなければならない。

 

やったことはあるのでそれほど心配でもないが2mにもなるので、版の洗浄が大変だ。2種類各1まい、刷るのははやいが、位置合わせと版の洗浄で2枚だけでも2時間はかかるであろう。。土曜日は知り合いの軒先でBBQ予定だが、雨らしい。せっかくの土曜なので晴れ間が出てほしいと祈るばかりだ。

難題の紙コップ回転シルク印刷

専用のジグと機械があれば難題、、、とまではいかないが、今回は急ぎで小ロット。専用のジグを作成し機械を買うわけにもいかないので、自力で自作した

 

2日前寝る前に頭の中で趣味レーションを行い、それを先日の昼休みの間に実行してみた。ほぼドンピシャと言えるほどに理想通りに印刷ができた。紙コップは柔らかいので中に固い円形のジグを入れなければ刷れない、しかし数年前のスクイズボトルという柔らかいボトルで苦労した時の経験をもとに、シュミレーションをしてみたがこれが見事に成功した。

 

合計個数は300個、幸いにも予備があるのでNGが出てもなんとかなるが、やはり自作の無理やりの印刷なのでNGが出てしまう。買取は覚悟しているが、単価は安いのでこれも経験UPとしての勉強代として構えている。始める前は受けなければよかったと後悔するほどだが、できてしまえばこれが技術向上と経験となり、他社ではできないといわれる小ロットの紙コップ印刷ができる。しかし1回使ってすてるものなので単価は安い、これだけ苦労してやっているには浮かばれない単価なので宣伝はしないほうが良いと思った(汗)

 

地震が多い

昨晩の夕飯を食べているときに関東地方での地震速報がはいった、幸いそれほど強い地震ではなかったが、朝もあったそうだ。新潟県では先週に地震があり、今度は関東地方だ。取引先から地震のリスク回避のアンケートのようなものが届いたが、いつやってくるかわからない天災なのでどう答えようもない。ただ生きるだけだ。

 

幸い家屋が倒壊しなければ弊社はアナログ技術ですぐに印刷を開始できる、が、そのまえに物流が止まればどうにもならない。電気が止まってもなんとでもなる、食べ物もこれから始める農業でなんとか食べて行ける自信があるので、言葉は重なるが地震に対して何がきても生きて行く自信はある

 

今週は数件ほど急ぎがあり、2件はなんとかなるが、1件はジグ作成から試行錯誤まですべて一人でやらなければならない難題だ。それも納期が短い、受けなければよかったと後悔してしまうほどだが、いつも最後にはなんとかなっている。無理をすればできるという変な自信があるのもこれまた私の困った性格だ。

 

週末は子供と出かけた、少子高齢化の社会ではあるが親になって初めて子供のありがたみと自分のことが理解できると感じている。これから先ますます少子高齢化が進むであろう、今よりも厳しい時代がやってくると思っている、そんな時代にたくましく同じことをせずに人と違うことをすることで生きてゆけると強く思う。同じことをすれば競争にさらされるだけだ、違うことをすれば競争にならない、その代わり想像力、忍耐、そして精神力、最後はサバイバル力だ。子供がどう成長するかわからない、しかしなんだか癒される。

土日は比較的のんびりと 食の宝庫新潟

先週の地震からだが、震源地に近い下越地方の北の方以外は全く問題はなさそうな週末だった。新潟県は南北に長い、軽く200kmは距離がある。週末は土曜に1つだけ修正する印刷案件があったので、商品の到着を待ち仕上げた。金曜の夜にセットをしていたので、到着後5分で仕上がった

 

土曜日の午前中は健康診断の予約を入れていたので、そちらを優先したが、工場に戻ったら商品が到着していたのですぐに印刷、強制乾燥をさせヤマトで出荷した。やり直しにはなったが、納期通りの月曜には到着しているであろう。午後からはいろいろな用事をすませたりして、ゆっくりと過ごした。健康診断でバリウムを飲み下剤を飲んだのであまり調子が良くなかったので早めに寝ることにしたが、それでも寝たのは24時だった。しかし印刷をした後、横になったら3時間ほど昼寝をしてしまったが、これが気持ちよかった

 

日曜日は仕事をしないと決め、朝から夕方まで家族で出かけた。いろいろな場所にいったが地震など全く関係のないくらいどこも通常稼働だった。地震があったといわれなければ覚えていないくらいかもしれない。午前は海辺の自然派カフェで食事をし佐渡産の鰆の漬け丼に自然食材の小鉢を食した、天気予報に反して太陽が出て、外のテラスでゆっくりと座り食事をした。もちろん外のテラスなので虫がやってきたが、虫がやってくるだけ自然の食材そのものだ。逆に虫がやってこない食事は化学肥料に化学薬品漬けの添加物だらけの食品だと思ってしまう。自然の虫達が寄ってくる食材こそ本当の食事だ。虫が来ても気にせず食べることが本来の食事でもあり、本当の食事だ。

 

その後近くの酪農家直営のジェラート屋さんに行き、ジェラートを食べた。あとはのんびりと海岸線をドライブし、夕方には帰路についた。子供とゆっくりできたのはよかったと思う。

 

改めて感じたのが新潟県は食の宝庫だ、先週から別事業で自然栽培を開始したが、自然栽培の農作物を提供し始めるレストランが徐々に増えてきている。しかしまだ完全自然栽培にはなっていないと思う、減農薬無農薬は多いが、周辺の環境次第では周りが除草剤を使ったり農薬を使っていればせっかくの無農薬栽培も侵されてしまう。

 

私が借りた場所は最高の高台ではないが、高台に近い。周りの地主さんの理解もあり除草剤散布はされずに手で草刈りをしてくれている。ありがたいことだ、あと数年もすれば一番高台にある畑を借り、本格的な自然栽培農業を始める。もちろん私は印刷事業に集中することになるが、子供から手がはなれてゆく妻に自然栽培農業をやってもらい、そちらを第1次産業の事業として軌道にのせたい。いくら不景気になっても人間は食べることをやめれない、不況対策でもあるしこれからの農業、恐らく10年20年先ではあるが自然栽培が主流になる時代が確実にやってくると確信できるからこそおこなう事業だ

先日は午後から地元長岡市の酒蔵へ

酒造会社へ、と印刷とは全く関係ないと思われるかもしれないが、酒好きで地元長岡市を活性化させたい思いが20年前くらいからあった。当時はアメリカで仕事をしていたが、どこでもおいしい日本酒が手に入らず、見るものは大手のそこそこ(私的には料理酒程度、、)の日本酒がアメリカ市場にたくさんあった

 

知り合いのアメリカ人も普通の日本酒を飲んでいたが、新潟生まれ育ちの私にとっては全く物足りなかった、、、20年前だが、当時はまだ新潟の酒も海外にほとんど出ていない状態。たまたま帰国した時に地元銘柄(今では世界的に有名になっているが、当時はだれも知らない程度のブランドだった)の大吟醸を数本購入し、アメリカに持参して友人とのパーティで試飲させた

 

皆絶賛だった、どこにこんなおいしいフルーティな日本酒を隠しているんだ、と言われるほどだった。当時私はまだ22歳の若造でビジネスなど知らないが、これほど絶賛されるとはと驚きもあった。それから数十年、、父親の他界で長岡市に戻り、今のスクリーン印刷を継いだ。しかし当時の思いが忘れられない、戻ってきた長岡市もシャッター街になっている、このままでは住んでいても面白くない、活気が必要で地元活性と思い、別事業で日本酒の輸出を始めた。もちろん国税からの輸出免許も取得し、サイドビジネスではあるが少量で輸出をしている。

 

もちろん特殊印刷と同じく、大手が参入しないニッチな市場とターゲット層だ。とある銘柄、それも小さい蔵だがファンが東南アジアにいる、そこでなんとか直取引ができないかと知り合いを通じで紹介いただき、商談をした。これからはビジネスとして直取引ができ、輸出ができる。

 

お中元時期だ、お中元のやり取りはあまり好きではないが、お世話になっているお客様には新潟の食を勝手ながら送っている。私なりの新潟自慢とPRであり、おいしいものが食べれる新潟県を少しでも勝手ながらPRしている。いつかフラッと出かけるついでに新潟県にお越しいただければという想いも込めてある。お中元だけでは表現できない、味わえない食がここにはある。やはり産地でとれた食材をすぐに食べるのが一番うまい。

 

先週から自然栽培の農業にも参入した、いずれも小ロット小規模だが、食はいくら不景気になっても人間食べることはやめない。もちろんアルコールは嗜好品ではあるが、それでも息抜きで必要だと思う。今週も早かった、充実しているのであろう。土日は少しだけゆっくりしようと思う、本格的な梅雨が来る前に子供とでかけようと計画している

 

白衣10枚にシルク印刷

どこかの祭りで使うのであろうか、白衣10枚が持ち込まれた。事前の問い合わせは無し、できるかできないかよりはやってほしい的な。。。

 

弊社はアパレル系は設備が無いので積極的に受けていない、インキや乾燥設備が異なるからだ。しかしできないことはないし、できるでしょ?的な感じで、、、ということでやった。

 

問題は乾燥だ、大きな白衣なので刷るにも力がいる、そして乾燥もドライラックではなかなか綺麗に配置できない。10枚なのでハンガーにかけて、前を洗濯ばさみのようなもので止めれば印刷面が重ならないで乾燥できる。

 

しかしこう白衣がならぶとなんだか異様な光景だ、、白装束とでもいうのであろうか。一番の大変なところはたたむ作業だ、これは手馴れている年配の方にやってもらおうと思う。

 

アパレル印刷、基本あまりやりませんが、どうしても~という場合はご相談ください。できそうならばやってみます(笑)

 

地震があったが弊社は問題なかった

昨晩は早めに仕事を切り上げ、22時には工場を出た。途中同級生の経営する焼き鳥屋に立ち寄り、1杯やろうかと思い1杯目を飲んだところでなにか音が鳴り響いた。

 

地震速報だった、山形県沖らしい、近いといえば近いし遠いといえば遠い、新潟県は縦横に長い県で私のいる長岡市からだと80kmほど離れている。地震速報の1分後くらいに揺れがやってきた、体感ではあるが震度3くらいかなぁ、と思いネットのニュースをみたら5弱と出ていた。おそらく地盤により異なるのであろうが、私がいる長岡市の中心部はおそらく3か4程度だ。

 

余震があるかと思い早く引き上げるお客さんもいたが、私は続けて飲みネットで無事を投稿して、帰路についた。途中居酒屋等もあったが、みな何事もなかったように飲み続けていた。町も車が行き来していて普段となにもかわりない風景でもあった。

 

一応帰路の途中で工場にたちより、何も問題がないことを確認し、そのまま寝ることにした。余震が気になり寝つきが悪いかと思えば、逆に目が覚めずギリギリまでねてしまった。

 

地震だと様々な支障が出る世の中だが、弊社には仮にライフラインが止まっても仕事が止まらない知恵がある。印刷はほぼ手刷りなので、動力を必要としない。仮に電気が止まったとしても手刷りだから刷れる。唯一バキューム台がつかえなくなってしまうが、スプレーノリで代替できる。電気がつかなければ明るい倉庫に移動し、刷ればよい。製版ができなくなると思われるが、製版も日光さえ出ていれば太陽の光で製版ができる知恵があるので心配ない。人間さえ無事であればライフラインがどうなろうと印刷ができる。

 

普段通りの営業開始だ、ご心配いただいたかたに感謝申し上げます。長岡市は問題なく平常通りです。

新潟県のグルメ でかい

印刷ブログばかりだと飽きてしまうかと思い、たまには私が住んでいる新潟県自慢をしようかと思う(笑)

 

土曜は会合で夕食に出た、弊社で手掛けた合成皮革のメニューに店名と地図などを入れた下記のお店を訪問、1つの目的は印刷の剥がれがないか等、合成皮革だと思ったが、SG410インキの密着がわるかったので、おそらく何かしらのコーティングがされていると思いPPTインキで印刷をしたら密着が確認できた。PPインキは無理やり付着させているので、耐久性が悪い。お店の開店が3年ほど前なので、そろそろダメかと思ったが、なんの問題もなく密着しているのを確認できてホッとした。

 

さすがに0.5OTほどの細い文字や線の部分は何かしらの衝撃だかで擦れている部分があったが、3年も毎晩耐えていたと思えば許容範囲内だ。2つ目はここのお店の売りの厚切りブリ刺身だ。まぁここまで分厚く切るお店もなく、長岡駅東口に新しく開店した東京の会社様の社長も長岡はデカい、分厚いと圧倒されているくらいのお店だ。

 

それでも値段は安い、安いというか妥当でこの厚さでこの値段であれば全く違和感がない。それが幾らか、、、気になる方はぜひ長岡市に来てほしい(笑)分厚いブリの刺身、おそらく日本海近海物、それを食べたあとに何度か掲載した大吉のデカ盛り餃子を夜食で食べれば長岡市の強烈なインパクトになるであろう。それでも足りないという方は翌日に隣町の柏崎市にある萬来のカツカレー普通盛りに長岡市のきみやの野菜炒め普通盛りを食べればメタボになるほどだ。

 

まだまだいろいろなお店があるが、地元民しかわからないような場所が多い。製造業のあつまる地域柄だからなのかわからないが、なぜがデカ盛りが多い街だ

横に刷れなければ縦に刷る

土日は天候も悪く、少しだけ仕事を行い、日曜は午前中の防災訓練に参加した。10時~12時の予定ではあったが、頭を切り替え町内のめったに合わない方たちと合同訓練を行い、最後は昼ご飯を共にした。ほぼ高齢化で若い住人参加はなく、私の家族が唯一子連れで出ていたくらいで、おそらくほかの世帯は休んだか、どこかに行ったのであろう。時代の変化を感じてしまう

 

ランチだったが、日曜日なので酒席になったが、私は午後からの仕事に車の運転を頭に入れていたのでせっかくではあったが、ウーロン茶と麦茶だけで過ごした。普段あまり食べない総菜屋の弁当が出たので食べたが、あまり体に合わず、すぐにおなかがいっぱいになってしまい、昼寝をすることにした。普段あまりゆっくりできていないので、13時~16時まで爆睡したらこれが気持ちよく体がリラックスできたかのようだった

 

夕方は父の日ということで子供を連れ外食をし、夜は小ロットの印刷や月曜の用意で過ごした。写真は金曜の夜に行った印刷だが、大きな成形物なので平行にすれない、ということで版を垂直に固定できるように工夫をし、インキを固めにして垂直刷りで刷った。台数は10台だが、定期的にやってくる。アイディア1つで刷りにくい成形物も刷れるようになる。

 

試行錯誤が連続だが、今週はそれほどの難題はいまのところやってきてはいない、が、いつ何がどうなるかわからない。今週もすぐに対応できるようにスタンバイしようと思っている

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