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さようなら半自動スクリーン印刷機

弊社にあった平成初期製造の半自動スクリーン印刷機、当時はメーカーの案件や国内での印刷、製造が多かった時期なのでだいぶ活躍していたはずだ。ロット数も今とは違い継続するメーカーの大ロットで十分使用した機械だとは思う

近年の海外製造移管、人件費などでメーカーの工場が海外に出て行くにつれ国内の大ロット印刷やメーカーの流れ案件はほぼ皆無となった。この半自動印刷機を動かしたのがいつかもわからないほど全く動かす機会が無い機械だとは思う。

中古で引き取ってもらえる業者さんがいたので、無事搬出まで全て行ってもらい送り出すことができた。恐らくこのような機械を使う案件は弊社には来ないと思っているし、そのような案件よりも小ロット多品目の印刷に集中することにする

これからの時代はますます小ロット多品目への印刷が増えると予測している、それに対応できるようなアナログの印刷が弊社の強みでもあり、そういった印刷に対応できる道具は全て揃っている。1つも動力が無いアナログ的な物ばかりだが、印刷の仕上がりは印刷機と変わらない

この機械を送り出すのはなぜか寂しい部分もあり思い出が湧き出てきている。時代の変化と共に印刷も変化している、同じやり方ではいつまでも通用はしない。国も政治も同じことが言えると思っている、いままでのやり方を続けても変化には対応できないし、いつかどこかで決断をして進まなければならない。

これからは益々小ロット多品目のシルクスクリーン印刷、パッド印刷に集中する決断ができた日でもあった
kikai