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東南アジア出張 コスト削減

シルク印刷業なのに東南アジアに出張とはいかに?と思った方もいるかもしれない。

シルク印刷やパッド印刷の事業を継いでから1年程度ではあるが、継いだ当初は売り上げが少なかった。正直先代(自分の父親にあたるが)は廃業を考えていたくらいの落ち込みであったので、私も継ぐとは考えてもいなかった。が、突然の父親の癌宣告、1か月後の他界となり、いままでお世話になったお客様に廃業いたします、とも言えなかったのが正直なところではある。初めは乗り気ではなかったが、やればやるほど面白いのがシルク印刷とパッド印刷であった。デジタル化社会の中でシルク印刷等全く需要がなくなるのではないかと半信半疑で始めたが、探せば仕事などいくらでもある。世の中に印刷していない物がないくらいとも思え始めてきた。

が印刷の仕事だけではまだまだ生活に余裕が出ないので、以前の仕事関係の貿易を使い、東南アジア向けに食品の輸出や逆に輸入等をコツコツはじめてみた。それ程足しにはならない事業ではあるが、片手間を見つけては何かしらの貿易を行い、今では多少の大口案件まで確保できるところまで成長してきた。今回は1つ大きなプロジェクトがあるのでその打ち合わせと久しぶりに顔合わせをしていろんな話をしてこようと思い、週末を使ってのとんぼ帰りの出張を入れた。今日の夕方には地元長岡を出て、夜の便でシンガポールに飛ぶことになっている。

話は変わるが先日取引先の社長さんと話した中でコスト削減が出てきた。お互い零細企業ともいえるほどの規模かもしれないが、その中で100円200円のコストをいかに日々削るかの重要性を語った。私はかなりコスト削減に関しては敏感な方で、10円でも20円でも何とかして削減できないか、と日々探している。代替品のきくものがあればそちらを試して問題がなければ乗り換え、現金払いをすれば安い物は現金で払う、銀行手数料がもったいないので集金に行く等、塵も積もれば山となる感覚でやっている。

コスト削減は辛いと思ったらそこでアウトだが、私はコスト削減を楽しんでやっているので全く苦にはならない。何か安い物を見つけてそれが使えるとわかった時の感動は他にかえられないくらいだ