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寒さにも負けず

寒い日はどうしても引きこもりがちではあるが、こういう時こそ動いて仕事をすれば自然と体があったまってくる。

思い起こせば子供のころは雪が降っていようがなんであろうが外にでかけて遊んでいた記憶がある。それが大人になればだんだんと屋内に身を置くようになり、ストーブの近くにいなければならないようになっている。それでは体がなまってしまいさらに冷え込むので、なるべく動くように心がけている。

冬の間は落版をなるべくしないようにしてはいるが、水が冷たい事を忘れて昨日は落版を行った。製版をして一度きりでもう使わない版はすぐに落版すれば版の紗張りも殆ど新品のような状態まで回復できる。これが製版をして何年も経過したものとなればなかなか乳剤が落ちずに、苦労して落版しなければならない。それでもきたない場合があるので、結局は紗張りを再度やり直すことになる場合がある。紗張り価格と落版の作業の手間暇・乳剤の塗布を考えればあきらかにいつかは使うであろう版も落版しておいたほうがお得でもあるし、少ない版の枠でやりくりができる。

スペースも限られているので、永久版で保管しておけばよかった時代はもう終わり、版代も製版の手間暇くらいで、安くなってしまった今にとっては、必要なだけ作って再度作り直せばよい。幸い弊社には古いシステムながら製版をできる機械があるので、製版はものの1時間もなくともできる。パッド印刷の製版に至ってはほんの5分もあればできてしまうから即対応はいくらでもできる