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またまた試験印刷に治具の作成

先日はボールペンの名入れ試験にその治具を作成していた。普通であればパッド印刷でやればすぐに終わるものではあるが、どうも納得がいく仕上がりになっていない。

色の出具合の違いで、通常のシルクスクリーンで印刷する場合とパッド印刷で印刷する場合、色の厚みがシルクスクリーンに比べて1/5程度になってしまう。被印刷体によってはパッド印刷では色の沈みが激しく、シルクスクリーンの回転印刷か曲面印刷にしなければならない。そのための小さな治具を作ってみたが、結果としてはやはりパッド印刷の方が綺麗に上手くいくという判断になった。その場合、パッドの一押しでは足りないインキ厚なので、2-3回と押すことになるであろうが、データが細かい文字なので、コンマミリ単位でのズレは致命的な不良になってしまう。

今日はそのためにしっかりとペンを抑える事ができる治具を探しにホームセンターへ行く予定だ。治具さえきっちりできれば、あとは手が感覚で覚えているパターンで印刷をすればずれもなく正確にパッドを同じ位置に落とすことができるので、印刷もスムーズにいくであろう。

個数としては300本のボールペン名入れとなるが、印刷するまでの準備にちょっと時間がかかってしまった。治具さえできればほんの1時間程度で全部終わらせることができるであろう