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日本酒の180mlの瓶で名刺を

作ってみた、恐らく日本発、世界初の名刺だとは思う。日本酒の1合瓶をそのまま個人の名刺に仕上げ、今週中に酒蔵で瓶詰めをしてもらう。

来週の東京ビックサイトである見本市に運良く出展できることになった。市の補助金をもらうことになり、参加することになる。そこでの商談後に潜在顧客になるであろう方に名刺として差し上げる、いわばインパクトのある名刺を作成することにした。

ラベルを貼ればそこらへんにある日本酒と変わらず名刺とも呼べない、しかし弊社の得意でもある回転シルクスクリーンの小ロットで印刷、高温焼付けをしてさらに中身は純米大吟醸、決して忘れることの無い名刺になると思い、10本くらい作成することにした。

ためし刷りをしてみたが細い線があまり綺麗に出ていない、300メッシュの1690Nインキ、これ以上だと作業効率が悪いので非現実的になってしまうが、そこは見本市なのでできるところまでやってみようと思う。月曜に再度製版を行い、仕上げることになる

ガラス瓶にシルク印刷、小ロットから可能です。ご相談ください

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日本酒の瓶に印刷

これまた1本という超低ロット(小ロット)の印刷となるが、日本酒4合瓶に印刷をしている。

色は3色、シルバー、ゴールド、白の3色となり、いままでの中では最大の色数となるが、それ程難しい合わせではない。色の重なりが無いので開始位置さえ気を付ければ問題なく印刷はできる

インクも必要な分だけの少量を出し、硬化剤を混ぜ今回は自然乾燥させる。なんといっても中身に日本酒が入った状態での印刷となるので、高温で焼き付け乾燥をするわけにはいかない。そんなことをしてしまえば折角の大吟醸という良いお酒が台無しになってしまうからだ。

日本酒の製造工程の中で火入れ殺菌という工程があるが、それらは約60℃前後で殺菌をして出荷前にやることになる。これをやらないと生酒のまま(厳密に言えば2回の殺菌工程があるが、この大吟醸は殺菌をしていないいわゆる 生生 という物であった)であるが、その場合は冷蔵保存が絶対となる。

ガラス瓶等の印刷は100℃以上の高温で焼き付けをしなければならないが、それでも自然乾燥で十分な効果が得られる。もちろんガリガリカッターや強い溶剤でこすれば落ちてしまうが、何度も繰り返し使わないようなガラス瓶の場合はシルクスクリーン印刷で十分と言える。

ビールのジョッキのように何度も洗浄して使うようなガラス印刷の場合はそれ専用のインキに600℃近い高温でガラスと一体化させるような硬化方法でやることになるが、ロットや価格が合わないであろう。そんな時はシルクスクリーンの回転印刷が出番となる。

ガラス瓶や日本酒の瓶に印刷、小ロットからご対応できます

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