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学生との焼肉

昨晩は2年前の地元原信サマースカラシップ参加生と新年会で焼肉食べ放題に出かけた。さすがに10代の若い人の食べっぷりは違う、私なんぞもうあんな食べ方はできないというくらいの注文で、それも無理ではないかという量に見えたが最後には全て食べつくしていた。私もできることならばまたあのころに戻りたいなどと思いながら好きな物を好きなだけ食べたが、それでも途中で腹いっぱいになってしまった。

食べている時が一番幸せだと思う。まだ他に3人ほど学生がいたのだが二人は受験真っ最中で参加できず、もう一人は先約があるとの事で不参加だった。2年前の夏の研修以来、全員が集まった事はないが、クラスの同窓会のようなもので、時が経つにつれ参加できる人数がどんどん減るであろう。昨晩集まった学生ももうすぐ受験生になるので、来年の今頃等多忙で食事会等している暇はないのかもしれない。

私は受験戦争というものを免れ米国に留学したので、高校3年生の忙しさというものを知らない。3年生でもアルバイトに明け暮れ、同時に英語の勉強を人一倍やった。それも会話、聞き取り重視で文法などはあまり気にせずおこなった。わざわざアメリカ大使館に出向いたり、FAXで情報を取り寄せたり、英語のアナウンスを聞いたりと、できる限りの事をやった。地元にアメリカ人らしき人が歩いていれば話しかけたりしたこともあった。今思えばなんと無謀な少年だったかと思われるかもしれないが、あの時は必死であった。そのおかげで米国に到着して行った英語の試験もなんとか日本の大卒レベルの方がクラスメイトにたくさんいる感じの半分のレベルに入ることができ、半年の英語講座を経て無事正規の大学のクラスに編入することができた。そのまま夏も冬も休まずに単位を取り続け、2年半後には学士号を取得して、21歳でアメリカという遠い土地ではあったが無事就職をすることができた。

様々な経験があったせいか、今では何がどうきてもなんとなくあわてずに対応することができるようになっているし、何でも挑戦しようという試みは忘れない。学生にもこれを伝えようということで、近日学生向けに進路座談会を開こうかと地元国際交流のスタッフと相談中である