印刷ブログ
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落版

先日はそれほど忙しくもなく時間に余裕があったので、落版作業を行った。

版代が高い、なんとかならないか、というご相談を受ける場合があるが、正直なところ版代はなんとでもなる。しかし落版の作業も決して楽ではない。剥離液をつかってゴシゴシ、硬化している乳剤を落としたあと、強力な水噴射で乳剤を流して飛ばす。その後乾燥させ、再度洗浄剤などを使い紗張りを綺麗に洗浄する。1版あたり10-15分くらいかかるが、かなりの体力を使う事になり、水と溶剤の量もかなり使う。つまりそれなりの経費がかかってしまうので、弊社の版代は妥当な価格だと思って見積もりに入れてある(他社と比較すれば相当安いかもしれない)

インクでも1000シリーズ等の硬化剤を入れるインキを使った場合は紗に影が残る場合が多い。その場合はある程度使ったあとに紗張りをしなければ版がつかいものにならないので、硬化剤を入れるような版を使う場合は多少版代を割高に設定しないといけない。

逆にパッド印刷の版は一度作成すれば落版ができないものなので、永久版ということになる。

製版の作業はそれほど面倒ではないが、落版まで考えるとなかなかの作業になる

FPPインキで合格

やっと密着するインキを見つける事ができた。素材が何かもわからない場合はいろいろとインキを試して最後にはSG740に硬化剤を入れる。

それでも密着しない場合はそこそこ無いが、この市販の艶有のマグネットシートはつかなかった。

ダメであろうとおもっていた比較的低価のミノグループのFPPインキ(これは通常いつもメーカーのプラスチックダンボールに使っているインキだが)が、ビクともしないで密着していた。

あとはこれで再度印刷し、1日もすれば完全乾燥しているので、明日には納品できるであろう。幸いにも急ぎの案件ではなかったので、時間がかかっても問題はなさそうなのでホットしている
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SG740では不合格

先日印刷したツルツルテカテカした素材の剥離を再度試みたところ、どうも剥がれてしまう感じであったので、最終手段で硬化剤を入れて印刷してみた。

今日再度剥離を行い、剥がれるようであればつくインクが無いので、艶無しのマグネットを買うしかない。つくインキもあるとは思うが、弊社にはストックが無いので、1缶買うよりは艶無マグネットを買って在庫のあるSG700インキで印刷したほうがコスト的にも安くなる。

硬化剤まで入れてなかなかつかない素材も珍しいが、素材がなにかもわからない時はいろいろ試さなければならない。

安く希望通りに仕上げる

日曜日は特に外にでるような天気でも無く、午前中だけ仕事をしようと取り掛かった案件がある。

とにかく安く、黒いマグネットに白文字で15種類のマグネットステッカーが欲しい、というものであった。黒いマグネットに白のカッテングシートもしくは白で印刷すれば良いのではあるが、黒いマグネットシートの値段が高い。

それならば白いマグネットシートに黒のカッテングシートを貼れば良いのだが、正直カッテングシートは苦手だ。ということで、一番得意なやり方は何かと言えば、印刷となったので、白抜きの黒ベタで白いカッテングシートに印刷をした。

自社製版できるので、版の準備はなんとでもなってしまう。インクも黒は比較的安い方なので、あとは1つ1つすればOKだ。幸いにも1個という数量が15種類でマグネットなので位置合わせも必要はなく、すんなりと1時間もかからずに終わった。

カッテングでやれば早いのかもしれないが、苦手なので印刷の方が楽であった(笑) たぶん同じ案件をカッテングできるところに依頼すれば今回の価格よりは高くなったと思う。日曜日休む代わりに仕事ができたと思えばこれほどうれしいことは無い

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ツルツルテカテカ素材

光沢のある普通にホームセンターで買ったマグネットシートに印刷が入った。

通常艶無の物には何度も印刷済みだが、艶有でテカテカしたものはあまりない。かならず何かしらが表面に施されているのでインキの密着試験が必要。

いつも使っているSG700では不合格、なので今朝SG740で印刷しておいた。急ぎの案件ではないので、あとは自然乾燥させ、明日朝にでも薄利してみて剥がれなければ問題は無い。それでも剥がれれば硬化剤を混ぜれば問題は無いであろうと思う。

メッシュは225、色の濃さが重要なのであえて270メッシュは使わないので、多少線がガタついているが、濃さを重視なので仕方がない。270-300メッシュでやれば綺麗になるが、インキの濃さが異なってしまう。

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前面白ベタ印刷完了

引き続き白ベタの印刷を行った。先日無事完了、あとは断裁するだけの作業となるので今日の昼までの納品は問題ないであろうと思う。

インクジェットで300枚のステッカーを出すとなれば相当な時間に費用がかかるので、ここはシルク印刷の出番となる。裏刷りで白ベタうちなどともなればインクジェットでは出せまいと思う(出せるかもしれないが、機種が限られている模様である)。

機械で印刷するよりは人力のアナログな手刷りが活躍する時代は近代化そして自動化された世の中でも残ってゆくと思われる

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前面白ベタ印刷

今日の午前中は先日2色を印刷したバスの車内ステッカーに白ベタを印刷する。

文字も何もなくたんに前面に白を印刷すれば良いのだが、これが一番難しいし気を遣う。横1m近い大きさのステッカーに前面白となれば、版のクリアランスからインキの希釈までいろいろとある。

クリアランスが悪ければくっついてしまい昨日までやった2色が台無しになる。インキの希釈がわるければこれまた離れが悪くくっついてしまう。

いろいろとあるが、版のコンディション、スキージの状態、クリアランス、希釈、そしてスキージの押し加減。

写真でも説明できず、口でも説明できないので、文章だけになってしまうが、こればかりはテキストがあるわけでもなく、教えようがない作業となる。シルクスクリーンを始めようという方がもしかするといらっしゃるかもしれないが、教科書もなければ教えてわかるような技術でもない。大事なのは自分でやってみて失敗して、原因を理解し、向上させる、、ことであろうか。

私も何度も失敗はしたし、それを挽回するために夜中までやったこともある。つらい経験が貴重な腕として残るのがシルクスクリーン印刷(パッド印刷も含まれる)であろうか

版が逆?

写真を見ていただければ気づくかもしれませんが、今回は版が逆です。

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このまま印刷すれば大クレーム、、、ところが、こちらはバスの内側のガラスに貼り、外に向けての宣伝ステッカーなので、逆刷りをしなければなりません。車体の外側からガラスに貼ると耐候性に問題が出ます。もちろん耐候性があるシールを貼れば良いのですが、これまた高い。。。

全て印刷した最後に白ベタを前面にのせればあたかも外側から貼ったように見えます。

ちなみに使用メッシュは270メッシュのバイアス、細かい文字や線等がある場合は高メッシュがお勧めです。225~250でもできますが、どうしても線や文字のガタツキが目立ちますね。。

今日も天気がよく、印刷日和です!

色紙の裏表に印刷

先日は色紙、の印刷であった。

表面はスミ・朱色の2色
裏面はスミ1色のみ

枚数:100枚程

ポジフィルムに製版は自社で1時間ほどで完成、あとは印刷開始、朝方に急ぎの連絡を受け、夕方には完成。一晩自然乾燥させ、今朝梱包して終了。午後には引き取りにこられるそうだが、かなり短納期でも問題なく完成できた。

いままで何度もやったことのある印刷案件・素材であれば即納も可能ではあるが、形ある物で治具等を作成しなければならないものはある程度納期がかかってしまう。それでも即納できる物はできるので、急ぎの案件があればご相談いただけたらと思います

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ヘアラインステンレスに2色

ヘアラインステンレスに2色印刷があった、平面なので難しい印刷でも無く色も重なっているわけでは無いので、簡単ではあるが、素材がステンレスなのでインキに硬化剤を入れて焼き付けしなければ2色目が印刷できない。

賞味2日かかったが、無事完成。インキはセイコーアドバンスの1000シリーズ、硬化剤を入れ高温焼き付けで1日ねかせて今日の午後に納品予定ではある。

当初はシールでやろうとしていたらしいが、枚数が少ないのでシルク印刷で直接印刷してもさほど値段が変わらないとの事で、直接素材への印刷となった

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