印刷ブログ
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紅葉の季節がやってきた

土曜日は仕事をして夜は最後のポスター仕上げを行い、A1の紙ほぼ全面に蛍光黄緑を7色に変化させて印刷をおこなった。

3時間ほどで終わったが仕上がりが良く気持ちの良い土曜の夜になった。1つだけミスった個所があったが、それはそれでOKだったので安心した。世間はハロウィーンで盛り上がっていたが、私は作業場でインクまみれになったハロウィーンでもある

日曜日は子供を連れて朝から晩まで電車にのり、紅葉を楽しんだ。雨になるかと思えば途中からの快晴、とても気持ちが良い日曜日となり、電車に揺られながらの晩酌はこれまた最高だった。途中子供と電車の中で寝てしまい乗継をミスしてしまったので、帰りが21時過ぎになってしまったが、乗継途中の時間つぶしで入ったお店の店主といろいろな話をして盛り上がったのも良かったと思う

明日はまた祝日にはなるが昨日休んだばかりなので、祝日は必要はなく仕事をしようと思っている

koyo

スライムみたいな色

昨晩はデザイナーの方立ち合いの元、水曜日から続けているポスター2枚への印刷を完成させた。

仕上がりは1枚で良いのだが紙なので予備としてもう1枚、2枚の印刷となる。しかし1つ1つシビアなあわせがあるので、連続印刷はせずに1つ1つ印刷をして洗浄、セットを繰り返した。

色は5色、蛍光色で版は3版。位置合わせや洗浄に時間がかかったので1日3時間x2日間の夜の時間を使い集中して行った結果、合計2枚を6時間で仕上げた。これは仕事とは言えないくらいの非効率な作業になるとは思うが、完成させなければならないという事を思えば効率などどうでもよいと思っている。効率を考えていればシルクスクリーンの小ロット印刷やパッド印刷等できるわけがない。

効率よりは仕上げるという意気込み、技術、そして何よりもやっている事を楽しむ気分があると思う。シルク印刷業界は後継者がいない分廃業が続いているが、私はこんな面白い仕事は無いと思って続けている。そのうち後継者を考える時期がくるとは思うが、それもまだまだ先なのであまり心配はしていない。それよりはいづれ私一人ではできないと思うので、同じ仕事を楽しんでやってくれる共同経営者という人物を探そうとおもっている。

写真は昨晩使った蛍光インキの黄緑。メジュームという透明インキに蛍光黄色と緑を混ぜ、調色した。なかなか綺麗に仕上がったポスターだとは思う

ポスターへのシルク印刷、こだわりの1品をつくりますのでお問い合わせください
ink

大きなドライラック

弊社にはなぜか巨大なドライラックがある、私の小さかったころからあるので恐らく昔のステカンに使用したものだと思う。

当時は私も小学生だったが記憶に残っている。学校から帰れば祖父はいつも木材を切り、ステカンの枠を作っていた。その当時はほぼ家族総出で仕事をやっていた、私も忙しい時はステカンの布の位置合わせ、ラックに載せたり、いろいろな仕事を手伝っていた記憶がある。当時は小学3-4年生だったかもしれない、遊びにいったり仕事をしたり、勉強はある程度やったがそんなに一生懸命にやったとは思わない。

中学生になっても仕事を手伝ったり、当時出てきた赤ベースフィルムをカットするパソコンの操作を覚える事になり、フィルム出力は私の仕事でもあった。機械すきの私の性格を父親が見抜いたのであろう、当時はまだ画期的だったパソコンとカッテングマシーンを導入し、私に覚えさせてフィルムを毎日といってよいほど出力した記憶がある。

こういった理由もあってなのか知らないが私は仕事が好きになってしまい、学校よりも早く仕事をしたいという気持ちが強かった。学校の方は幸いにも大学まで出て、すぐに仕事を始めた。

世の中にはイヤイヤ仕事をしている人も多いかもしれない、仕事をしなければならない、生きる為に仕事をしている人が多いとは思う。もちろん生活する為には仕事をしなければダメではあるが、折角なので仕事は楽しくやりたい。私は生きる為に仕事をしているのではなく、仕事をするために生きていると思っている。 英語で言えば、 you dont work to live but you live to work.  だとよく海外にいるときには言われた
rack

大きな印刷がくるとてんてこ舞いになってしまう

今週来週といつもやってくるおおきなベニヤ板への印刷に船舶の監視ライトらしきカバーの大型ビニール印刷がはいっている。

大きな案件はそれほどシビアな位置合わせ等が無い分、アナログの印刷なので大人二人がとりかかって1日かかる事が多い。ベニヤ板の案件などは4種類+4色あるので、2週間くらいかけて仕上げる事になる。そこに細かい案件や流れの案件があるのでてんてこ舞いになってしまうが、夜や週末を駆使すれば終わらせることができる。

一度に重なってしまう場合があるが、これは仕方がないと思っている。こちらの都合の良いように仕事があるわけではない、それぞれには納期があるのでそれを守れるようにきちんとこちら側で段取りを組まなければならない。それも仕事の1つだと思っている。

今日から天気があまり良くない、そろそろ冬がやってきたのかもしれない。今週末の1日くらいは紅葉を見せに子供を連れて出かけたいと思うので、平日は連夜残業をする覚悟でいる

コクヨファイルの背表紙

市販のコクヨファイル、よく見かけるファイルだが、こちらの表紙と背表紙にシルク印刷がある。

表紙は問題は無いが、背表紙は1つ1つの個体差があり、さらに幅が狭いのでなかなか厄介だ。スキージは小さ目で、インキは固め、あとは治具に固定して印刷をする。綺麗に出る場合がほとんどだが、たまにNGになってしまう。そうなると紙素材なのでやり直しがきかない。紙素材の場合はあらかじめ予備でもらっておかなければならない。

ある程度のロット数になればfile-daichi
シルク印刷をしてしまった方が早いかもしれない。
その数100~200程度。

10月も最終週

なぜか時が経過するのが早い、紅葉を楽しもうと思っていた週末だが土曜は子守をしながらの仕事、日曜日は障子の張り替えや部屋の掃除など、冬の寒い時期になる前にやらなければならない家事を行っていた。

溜まった疲れがどっと出たのか知らないが、障子の張り替えを全て終らせた頃には子供と2時間も昼寝をしてしまい、そのまま急いで夕飯をつくって夜は早めにねることになった

今週も気が抜けないが、冬に向けて気持ちを入れ替え仕事に励むことにしたい

インクの調合は薬剤師のような感じ

インキを混ぜて特色を作る時にいつもかんじるのが、まるで薬剤師のような感じだということだ

自分は薬剤師でもないしなった事もないので勝手な想像ではあるが、いろいろな薬を混ぜて最適な薬を調合、提供する。いろいろなインキの色を混ぜて希望の特色をつくり、時と場合によっては様々なインキを混ぜて密着しない素材にも密着するように試行錯誤を重ねる

言われた事をそのままやっていても何も変わらない、創意工夫、人間に与えられた脳というものは未知なる世界の可能性をもっている。それを機械ができるような仕事で終わらせては折角の脳がもったいない。

今日は子守をしながら仕事をすることになるが、明日が晴れれば少しは紅葉でも見に行けたらと思う

制御装置の面板にシルク印刷

とある某制御装置を開発・製造している会社様より、毎年くる注文で、制御装置のパネルにシルク印刷がある。

塗装されているパネルなので恐らくSG740で良いとは思うが、これは10年以上も前から行っている案件でいつも1000シリーズ+硬化剤を使っていたので今更変えようとは思わない。仮にインキをかえるとしても事前のテストをしなければならない

細かい文字やエッジギリギリの文字等もあるので、黒1色の印刷ではあるが、工程は3工程に分け、200個x3工程、そして80℃の焼き付け乾燥。

ドライラックがそのまま入る大きな乾燥炉があるので比較的楽ではあるが、近年の小ロット化でそろそろ小さな電気窯が欲しいと思う。いつかお金が貯まったら購入を検討しようかと思っている

機械パネルへの印刷、ご相談ください。小ロット大歓迎です

ebara

いろいろな経験ができる

自営業をしているので全ての業務を自分でこなさなければならない。それが大変だと感じる人もいればそれが楽しいと言う人もいる

いろいろな経験ができるからそれが残り次へとつながってゆく。今朝は少しバタバタしているので、ブログはここで終わらせることになるが、秋晴れで気持ちが良い日が続きそうだ

この先10年20年をどうするか

シルクスクリーン印刷やパッド印刷がもう何十年も前から続いているのは確かではある。私の知る限りでは先代の父親が始めたのが昭和40年頃なので、もうかれこれ50年はある印刷技術かもしれない。

パッド印刷はタンポン印刷ともいい、ドイツ発祥の比較的新しい印刷かとは思うが、シルク印刷が先なのかパッド印刷が先なのかと言われるとどちらなのかがわからない。

インキジェットや転写技術が発達してきたので、昔と比べれば仕事量は減ったと言われるが、私はあまりそうだとは思わない。 仕事はいくらでもあるはず、その需要に対応できるなりの設備(道具と創意工夫)と変化を備えているのか、という部分がおおいと思っている。

確かに昔とくらべれば単価が安くなっているとは思うが、版の製造コストやポジフィルムのコストも下がっているので相対的に見れば単価だけが落ちて困っているというわけでもない。

それよりは昔の単価が良すぎたともいえるし、バブル時代はどこも儲かっていたと聞いたことがある。今はそんな時代ではないし、ぶら下がっていても生きてゆくことはできない。自分で考え、自分で行動し、そして自分でリスクをとる。いろいろな補助金が行政から出ているが、私はあまり頼りにしようとは思わない。やはり所詮人の金、あぶく銭という感覚で補助金を使う事業にかける努力と本気度が異なると思うからだ。もちろん自己コントロールができきちんと補助金を活用する企業は飛躍するとは思うが、人間甘えが出るのでなかなかそうもいかない。

世の中の景気が良いだの悪いだの、貧富の差が出ている等、いろいろとニュースでは騒がれているが最後に頼れるのは自分しかいない事を覚えておかなければならない。

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