印刷ブログ
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POM素材は難しい

POM ポリアセタール 素材に基本インキは密着しない。フレーム処理かコロナ処理を行い、SG740インキを使えば問題なく密着はする

処理装置の設備があれば問題は無いが、それほどPOM素材への印刷が頻繁にあるわけでもなく、ましてや小ロット対応で装置を導入するにはリスクが大きい。弊社なりのアナログな自作フレーム処理はできるが、あまりお勧めはできない。どうしても~という場合はアナログ的なフレーム処理を行い、SG740インキでPOM素材にパッド印刷をしたことがある。

フレーム処理もどこかに外注してそのあとに印刷すれば良いのだが、いつまでも処理の効果があるわけでもなく、できれば処理をしてすぐに印刷をした方が効果がある

POM ポリアセタール素材への小ロットのパッド印刷やシルクスクリーン印刷、可能と言えば可能です。写真はフレーム処理やコロナ処理をせずにSG740インキを引っ掻いた結果です、見事密着しません(笑)

POM

快晴が2連続

昨日に続き外は雲一つない秋晴れとなっている、非常に気持ちが良くこのような日はこれからめったにないので日光浴でも楽しみたいところではあるが、屋内で仕事をしているのでそうもいかない。

かわりに少しでも落版をして版の紗張り達に日光浴をしてもらおうかと思う。こういった日でもなければ干すことができないので、午後にでもほんの少し合間をみながら落版をしよう

今週は祝日の関係もあって1週間が短く感じるが、休みなく働かなければならない。仕事が好きな人間なので休日無く働いていても全く苦にならない。私の夢と言えば高級車でも豪邸でも無く、一生現役で仕事を続けられる引退しないいつまでも印刷をやりつづけるおじいちゃんで居続ける事だ。70歳でも80歳でも、身体が動く限り引退しようとは思っていない

冬支度

そろそろ新潟県にも本格的な冬が到来しているくらい寒くなってきたので、落版や掃除、ストーブなどいろいろと冬支度をしなければならない時期になってきた

冬場の新潟県は関東と異なり日照時間が少ないゆえ、落版などをしたときの版の乾燥が大変になる。今のうちに晴の日をあらかじめ狙って落版して片づけをしなければならない。

長い冬が終わればまた春がやってくる、春の訪れを待ち遠しくできるのは雪国ならではの感性かもしれない

紅葉の季節がやってきた

土曜日は仕事をして夜は最後のポスター仕上げを行い、A1の紙ほぼ全面に蛍光黄緑を7色に変化させて印刷をおこなった。

3時間ほどで終わったが仕上がりが良く気持ちの良い土曜の夜になった。1つだけミスった個所があったが、それはそれでOKだったので安心した。世間はハロウィーンで盛り上がっていたが、私は作業場でインクまみれになったハロウィーンでもある

日曜日は子供を連れて朝から晩まで電車にのり、紅葉を楽しんだ。雨になるかと思えば途中からの快晴、とても気持ちが良い日曜日となり、電車に揺られながらの晩酌はこれまた最高だった。途中子供と電車の中で寝てしまい乗継をミスしてしまったので、帰りが21時過ぎになってしまったが、乗継途中の時間つぶしで入ったお店の店主といろいろな話をして盛り上がったのも良かったと思う

明日はまた祝日にはなるが昨日休んだばかりなので、祝日は必要はなく仕事をしようと思っている

koyo

スライムみたいな色

昨晩はデザイナーの方立ち合いの元、水曜日から続けているポスター2枚への印刷を完成させた。

仕上がりは1枚で良いのだが紙なので予備としてもう1枚、2枚の印刷となる。しかし1つ1つシビアなあわせがあるので、連続印刷はせずに1つ1つ印刷をして洗浄、セットを繰り返した。

色は5色、蛍光色で版は3版。位置合わせや洗浄に時間がかかったので1日3時間x2日間の夜の時間を使い集中して行った結果、合計2枚を6時間で仕上げた。これは仕事とは言えないくらいの非効率な作業になるとは思うが、完成させなければならないという事を思えば効率などどうでもよいと思っている。効率を考えていればシルクスクリーンの小ロット印刷やパッド印刷等できるわけがない。

効率よりは仕上げるという意気込み、技術、そして何よりもやっている事を楽しむ気分があると思う。シルク印刷業界は後継者がいない分廃業が続いているが、私はこんな面白い仕事は無いと思って続けている。そのうち後継者を考える時期がくるとは思うが、それもまだまだ先なのであまり心配はしていない。それよりはいづれ私一人ではできないと思うので、同じ仕事を楽しんでやってくれる共同経営者という人物を探そうとおもっている。

写真は昨晩使った蛍光インキの黄緑。メジュームという透明インキに蛍光黄色と緑を混ぜ、調色した。なかなか綺麗に仕上がったポスターだとは思う

ポスターへのシルク印刷、こだわりの1品をつくりますのでお問い合わせください
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大きなドライラック

弊社にはなぜか巨大なドライラックがある、私の小さかったころからあるので恐らく昔のステカンに使用したものだと思う。

当時は私も小学生だったが記憶に残っている。学校から帰れば祖父はいつも木材を切り、ステカンの枠を作っていた。その当時はほぼ家族総出で仕事をやっていた、私も忙しい時はステカンの布の位置合わせ、ラックに載せたり、いろいろな仕事を手伝っていた記憶がある。当時は小学3-4年生だったかもしれない、遊びにいったり仕事をしたり、勉強はある程度やったがそんなに一生懸命にやったとは思わない。

中学生になっても仕事を手伝ったり、当時出てきた赤ベースフィルムをカットするパソコンの操作を覚える事になり、フィルム出力は私の仕事でもあった。機械すきの私の性格を父親が見抜いたのであろう、当時はまだ画期的だったパソコンとカッテングマシーンを導入し、私に覚えさせてフィルムを毎日といってよいほど出力した記憶がある。

こういった理由もあってなのか知らないが私は仕事が好きになってしまい、学校よりも早く仕事をしたいという気持ちが強かった。学校の方は幸いにも大学まで出て、すぐに仕事を始めた。

世の中にはイヤイヤ仕事をしている人も多いかもしれない、仕事をしなければならない、生きる為に仕事をしている人が多いとは思う。もちろん生活する為には仕事をしなければダメではあるが、折角なので仕事は楽しくやりたい。私は生きる為に仕事をしているのではなく、仕事をするために生きていると思っている。 英語で言えば、 you dont work to live but you live to work.  だとよく海外にいるときには言われた
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大きな印刷がくるとてんてこ舞いになってしまう

今週来週といつもやってくるおおきなベニヤ板への印刷に船舶の監視ライトらしきカバーの大型ビニール印刷がはいっている。

大きな案件はそれほどシビアな位置合わせ等が無い分、アナログの印刷なので大人二人がとりかかって1日かかる事が多い。ベニヤ板の案件などは4種類+4色あるので、2週間くらいかけて仕上げる事になる。そこに細かい案件や流れの案件があるのでてんてこ舞いになってしまうが、夜や週末を駆使すれば終わらせることができる。

一度に重なってしまう場合があるが、これは仕方がないと思っている。こちらの都合の良いように仕事があるわけではない、それぞれには納期があるのでそれを守れるようにきちんとこちら側で段取りを組まなければならない。それも仕事の1つだと思っている。

今日から天気があまり良くない、そろそろ冬がやってきたのかもしれない。今週末の1日くらいは紅葉を見せに子供を連れて出かけたいと思うので、平日は連夜残業をする覚悟でいる

コクヨファイルの背表紙

市販のコクヨファイル、よく見かけるファイルだが、こちらの表紙と背表紙にシルク印刷がある。

表紙は問題は無いが、背表紙は1つ1つの個体差があり、さらに幅が狭いのでなかなか厄介だ。スキージは小さ目で、インキは固め、あとは治具に固定して印刷をする。綺麗に出る場合がほとんどだが、たまにNGになってしまう。そうなると紙素材なのでやり直しがきかない。紙素材の場合はあらかじめ予備でもらっておかなければならない。

ある程度のロット数になればfile-daichi
シルク印刷をしてしまった方が早いかもしれない。
その数100~200程度。

10月も最終週

なぜか時が経過するのが早い、紅葉を楽しもうと思っていた週末だが土曜は子守をしながらの仕事、日曜日は障子の張り替えや部屋の掃除など、冬の寒い時期になる前にやらなければならない家事を行っていた。

溜まった疲れがどっと出たのか知らないが、障子の張り替えを全て終らせた頃には子供と2時間も昼寝をしてしまい、そのまま急いで夕飯をつくって夜は早めにねることになった

今週も気が抜けないが、冬に向けて気持ちを入れ替え仕事に励むことにしたい

インクの調合は薬剤師のような感じ

インキを混ぜて特色を作る時にいつもかんじるのが、まるで薬剤師のような感じだということだ

自分は薬剤師でもないしなった事もないので勝手な想像ではあるが、いろいろな薬を混ぜて最適な薬を調合、提供する。いろいろなインキの色を混ぜて希望の特色をつくり、時と場合によっては様々なインキを混ぜて密着しない素材にも密着するように試行錯誤を重ねる

言われた事をそのままやっていても何も変わらない、創意工夫、人間に与えられた脳というものは未知なる世界の可能性をもっている。それを機械ができるような仕事で終わらせては折角の脳がもったいない。

今日は子守をしながら仕事をすることになるが、明日が晴れれば少しは紅葉でも見に行けたらと思う

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