印刷ブログ
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プライマー処理

昨日は何気なく印刷できるであろうクリップファイルに印刷をしていた。

ところが、2色目が終わったあとに恐る恐るテープで剥離をすると少し剥がれてしまった。何が原因なのかわからないが、爪で強くこすれば剥がれてしまう。印刷前の剥離検査ではびくともしなかったインキがいとも簡単に剥がれてしまうではないか。不思議に思い他のインキをつけて一晩たって剥離をしてみたが、結果は同じ。

最後の手段としてプライマー加工という液体で表面を加工し、印刷してみたら問題なく剥離試験合格となった。

素材が再生素材で半分以上は何が混合されているか不明な素材であったため、なんとなく嫌な予感はあったが、的中してしまった。以前も再生素材に印刷、なかなか付着するインキが無く苦労したが、今回はその時に使ったインキですらつかない状態となってしまった。

既に印刷済みの物なので、全てを落としてプライマー加工、その後に再印刷となることになった。2日の仕事が無駄になってしまったが、安易な判断と剥離するインキのまま納品は絶対にしたくないので、やり直しを決めた。

新規参入に障害

印刷業の他に、以前の職種で知り合った顧客からいろいろな依頼がやってくる。海外で日本製品を販売するということで、1つではなく多種多業界の物の依頼がくるので、なかなか面白い。その反面、いくら数量がまとまったとしても一切値引きもなければ定価のまま売ってくるようなところが多く、どうも納得できない。

輸出するから~と言えば、そこまでしないでよい、売らなくてよいというところまででてくる始末である。いくら内需が強いからといってせっかくのチャンスを捨ててしまうのはもったいないと思うし、海外に打って出れば新たなニーズがつかめるかもしれない、というチャンスの芽を切ってしまっている。

私は零細企業で海外営業マンとして商品を売ってきたので売れない時期の苦労と絶望感は人一倍強いと思う。それが売れるようになれば世界中のお店で商品が並んでいる、給与待遇うんぬんよりも、これほどうれしい瞬間は無い。こういった嬉しさを理解することができる人がどれだけいるのか、正直わからないが、出会えば話があってあっという間に仲良くなれるのではないだろうか、とも思っている。

地元長岡市で国際ビジネス研究会に参加しているが、こういった海外に打って出る企業が多く、楽しみにしている

新しい週の始まり

土日と仕事をしたせいか、今日が新しい週の始まりである月曜とあまり感じることができない。

今朝はあさからできたばかりの矢羽を隣町の三条市に届ける事から始まる。普段はあまり長距離になると届けるということはやらないのだが、今回は納期遅れもあり、申し訳ないという気持ちである。3週間前後で終了すると思ったサンプルも、印刷は1週間もかからなかったのだが、データ・フィルム作成で思った以上の時間がかかってしまった。次回からの案件に関して、大型のデータなし印刷は1ヶ月くらいかかるという事を念頭においてもらうということも学習できた。

サンプルがOKとでればすぐに量産になると思う。ベニヤ板の加工から、印刷まで、50-100セットはあるであろう大型の印刷になる。カット加工だけでも1日はとられてしまうし、電動のこぎりの音もあるので、夜のカットはなるべく避けなければならない。

他にも今週納期の印刷案件があるので、そちらも同時進行させなければならない。手提げ袋に印刷、木綿の布に印刷、そしてキャリーファイルに印刷だ。他にも何か印刷が飛び込んでくるかもしれないが、こうして仕事があることにうれしく思う

矢羽印刷がそろそろ完成

3週間ほど前に依頼があった矢羽印刷(上棟式で使う矢羽板)がやっと完成しそうだ。

データも何もないところから、データのトレース、フィルム作成に製版、ここまでするのに3週間もかかってしまった。サイズも大きい為になかなかすぐには終わらず、予想していた納期を大幅に過ぎてしまっての完了となる。取引先には迷惑をかけることになるが、次回の作成時は板のカットと印刷だけになるので、かなり早く仕上げることができるであろうと思う。

カットまでして持ち込んでもらえればベストではあるが、カットを弊社で行わなければならないので少し時間がかかってしまう。毎日のように電動のこぎりを使っているわけではないので、早い仕事はできないが、慣れれば50-100セットでも1日もかからずにカットが終わる事だろうと思う

全てが完成するのが楽しみではあるが、印刷の楽しみは自分の印刷したものが町に出回り、それをふと目にしたときの瞬間であろうか

いろいろな物に印刷できるのがシルク印刷 パッド印刷

今月は止まるところを知らずに仕事が舞い込んでくるので、うれしい限りだ。納期を多少左右してしまうが、連日夜遅くまで製版をしたり下準備をしたりと、この忙しい時期がうれしくてたまらない。夜中まで製版をしていても全くきにならず、むしろ涼しくてやりやすいと感じてしまう。

今週は矢羽の印刷の最終仕上げ、バインダーファイルに名入れ、病院の手提げ袋に名入れ、バスの車内広告ステッカー2部、新規オープン家具屋さんのバスフロント幕印刷等、あらゆる仕事を抱えている。

これらが終わったらどうなるのかと想像するだけで怖いが、先が全く読めない1回のみのロットの仕事が多い中、長期計画というものは全くたてることができない。来週のこの時間に何をしているかすらわからない状況だと思うが、流れ作業的なメーカーの仕事はどうしても怖いので積極的に取りに行こうとも思わない。これからは消費者向けのノベルティ印刷が、それも小ロットが主流になるであろうと思う。

そんなところにパッド印刷やシルク印刷、社内設備があるので何とでも対応できてしまう。もっといろいろな強みをもたねばと日々考えてはいる。

農園民宿かかし  群馬県の自然派お宿

7/1-7/2と、妻の里帰り出産の道中で、群馬県みなかみ町の山中にある、農園民宿かかし という宿に宿泊した。ちょうど近くにあるたくみの里により、そのまま15時過ぎにチェックインした。

事前にネットで調べてはいたが、私としては想像通りの宿でほっとした。チェックインを済ませのんびりとして、そのままお風呂に入り、またこのお風呂が近くに湧き出る鉱泉(PHは9以上)で、つるつるとしたお湯で肌にいい。アトピーにも効くらしく、アトピー体質の私にはちょうどよかった。

アトピーに効く温泉や鉱泉が多い中、私はこのかかし宿さんの食事に注目した。薬や鉱泉で肌が良くなるのは確かにあるかもしれないが、無農薬に自然食、野菜中心の食事がでる宿である。身体の不具合や不調はなにかしらのサインであり、身体のなかから治さなければならないと思う。単にアトピーに効くからといって温泉や鉱泉治療を行っても、肝心の食事が油物やファーストフード、スイーツばかりでは治るはずの病も治らない。

自然食と鉱泉の組み合わせでアトピーや肌の病気が治るのだと私は思う。

時間に余裕があれば2-3泊としたいところではあるが、妻の里帰り+仕事もあるので、今回は1泊のみの滞在となったが、また子供が生まれた後の紅葉の季節に訪れたい。今後も頻繁にいきたくなる民宿であった。

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ポジフィルム作成 ヌキ

シルク印刷のポジフィルムを作成する場合にでるヌキや太らせの作業が多かった。

通常のオフセット印刷やインクジェット印刷ではないであろう技法かもしれない。ヌキは文字を印刷するのではなく、逆パターンの回りの枠やイラストを印刷して文字を素材の色で浮き上がらせる方法。 太らせとは重なった部分を印刷により重ねていき、最終的にはどんどん色の濃い線やイラストを印刷していく方法である。

シルク印刷でもやらなければこの太らせる理由がさっぱりわからない場合がある。弊社も大型のポジフィルム出力ともなれば外部に依頼しなければならない、が、その際の説明がなかなか難しい。メールでも説明しずらいが、ベストは私が自分でイラストレーターファイルを加工、データ作成して渡せばよいのであろうが、私のイラストレーターは本当に簡単な事しかできない。日々すこしずつ勉強はしているが、まだまだデザインを書けるほどの技を持っていない。今後はデザインもできるくらいのスキルを身に着けるようにしなければならない。デザインもできるようになれば、デザイン料も請求できるし、いろいろな事ができるのではなかろうか

課題が多い中毎日いろんなことがあり、人生に仕事に面白くなってきている

クリヤコート印刷

今週はバスについている看板の印刷が入った。いままでは鉄・アルミ用のインキを使い、通常の硬化剤を混ぜての印刷をしていたらしい。だが、3-4年も経過すると赤・黄色部分がどうしても落ちてしまい、そのたびに作成していたとの事。

今回はいままで別の案件で使用しているインキを使い印刷、最後にクリヤコート印刷を施し、耐久性を増してみた。この方法でいったい何年印刷面が腐食しないかはわからないが、今までの方法よりは断然に長持ちするといってもよいとは思う。町中を走っているバスについている看板なので、私も見かけたら都度確認してみたい。

いままでの印刷方法でそのままであれば楽に越したことはないが、それでは進歩も何もない。いかに良く仕上げるか日々考え研究を重ねるのがこれまた面白い。そうでもなければ単なる単純作業で終ってしまい、脳にも良くないであろう。

市政モニターと国際交流

仕事の方も比較的落ち着いてきたので、今日は午前中に長岡市の国際交流課との面会を入れた。この面会では私の提案したい今後の町・市としての国際交流及び海外との関連事業等、たんなる一個人の提案でもあるが面会をさせてもらえる時間を頂戴できただけでも幸いと思う。本来であれば相手にされないであろう内容や立場ではあるが、こうして時間を割いてもらえるだけ感謝したい。

夕方からは地元長岡市の市政モニターの集会があるので、そちらでの会合が1-2時間ほどある。そこでは1年間かけて今後このまちをいかに活性化させるか、若者の視点からの提案を出すことになる。1年もかけてやるので、それほど急いで案をつくらなければならない事ではないが、しっかりとした内容を作成したいと準備は万全だ

突然の死

昨日は昔から親しくしていた人の突然の死の連絡を受けた。まだまだ現役でいけるはずであろう年代ではあったが、突然の出来事で驚いている。

最近まで横に座っては酒を酌み交わしていたような記憶がある方なので、聞いた時には驚きであった。なんとも急なニュースではあるが、身近にある死を感じさせられる出来事にはなった。

私は2年前に父親を亡くしているがだんだんと年齢を重ねるにつれ、死というものと付き合う機会が多くなってきているように感じる。いずれ自分にもやってくることではあろうが、まったく実感すらわいてこない。まだまだ健康に仕事ができている中でこの先何がどのタイミングで起きるなど予測すらできないであろう。だからこそ毎日を大切に生きてゆかなければならないと思うし、仕事もきちんとこなしていかなければならない思いで今日もとりかかることにする

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