印刷ブログ
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紙製の台帳にシルク印刷

この時期になるとなぜか増えるお役所関連、台帳や保管書類等様々だ。毎年恒例なのでもっと早く頼めば、、とは思うが、毎回年度末ギリギリだったり迫っている時期にやってくる。

コロナウィルス風評被害やその影響も特に感じてはいないが、私がやっている海外輸出はほぼピタリと止まった、主に中国向けなので無理もないが、それは主体の業務ではないので被害は最小限、それどころか印刷に集中できるので意外と気楽だ(笑)

 

世の中がどうなるかはわからないが、喉元過ぎれば、、、でそのうち勝手に終息してみなわすれるとおもっている。以前のSARSの時と同じだ、すべて時間が解決するのでそれほど慌てたり大げさにニュースで言わないでも良いと感じる

年末年始にあれだけ騒いでいたゴーン氏のニュース等何もなくなっているかのようだ、、メディアのコロコロ変わり様はどうも理解できない

クリヤーファイルにフルカラー両面でシルク印刷は。。。

表題の見積もり依頼があったが、フルカラーで写真入り、しかも両面で300枚ほど、こうなったらシルク印刷ではもうお手上げで専門の業者に頼んだ方が早い。

しかし枚数が小ロットなのでフルカラーでも割高となり、しかも両面だとなお高い。こうなれば色数や写真を落としてもらい、無理やりシルク印刷でできるくらいの色数にすれば希望の予算内に収めることができる

一応最大で4色、カラー分解は無し、両面で見積もりを出すことになった。以前3色で2000枚くらい、単価30円以下という毎年出ていたクリヤーファイルがあったが、3色で2000枚だと工程で6000回となる。かなりのしんどい作業ではあったが、流れてしまえばそれほど難しくはない。幸いにも1年に1回だったのでなんとかなったが、このような感じで毎日だとシルク印刷ではなく、専門の業者に依頼したほうが良いとおすすめすることにしている。

インクも100%の密着ではないが、PPに密着するインクはある。最近は海外製のファイルでベトナム製が多くなってきた、再生素材も混ざっているので密着が悪くなっているがいまのところはなんとか密着はしている

クリヤーファイルにシルク印刷は可能です、色数とご予算、枚数によってはシルク印刷の方がお勧めです

夜中1:00に終わった ギザギザのPPファイル

スムーズに終わるかと思った表面にザラツキのあるPPファイル、取っ手と表面の下側の2箇所にシルバーで印刷だった。PPインクの透明が無かったので注文、業者も忘れていたのか希望の日にインクが来ない。週末は子供と約束をしていたので金曜中に終わらせる予定だったが、月曜になってしまった

素材への密着は確認済み、そして似たような形状のファイルには印刷をしたことがあるのですんなり終わると思いきや、24時を回ってしまった。

取っ手の部分は1つだけ平らでないロットがあり苦労したが、なんとか見れるところまで印刷ができた。問題は本体の部分で小さな凹みでできているギザギザの線が無数にある。初めはパッド印刷でなんとかなるとは思ったが、PPインクとの相性が非常に悪く、そしてベタ面が多い。一応版を作っていろいろやってみたがやはりベタ面が綺麗に出ないので再現にかけている。

仕方なくシルク印刷に切り替えたが作ってあった270メッシュの版では凹みの部分にインクが入らずにかすれが目立ってしまう。150/200メッシュで再度版を作成していろいろと試しているうちに24時になり、最終的には150メッシュの版でインクを乗せずに適度な印刷圧で刷るとかなり綺麗に再現できることを発見した。

それでも1回で完璧に綺麗には出ない、凹みの部分に均一にインクが入り綺麗になるまでには何度もやった。幸いにも素材がPPなのでやり直しができたので、何度も納得がいくまでやり直した。1回で綺麗にできる固体もあれば3回4回かかったものもあったが、不幸中の幸いではないが合計5個の小ロットなのでなんとかなった。 印刷の圧力、インクの希釈、スキージの押し具合のすべてが完璧になったところで綺麗に仕上がる。100%とはいえないが何度もやり直して95%以上の再現ができたとは思っている。100%の再現をするには恐らくいつまでたっても終わらないかもしれない。

固体も若干の差があったので、1つ1つ位置あわせを行い、印刷をした。いろんな苦労をしていろんな素材や形状に印刷をするチャンスを与えてもらっているので、これがしんどいとは思わない。身体もいつまでも元気でいれるとは思わないが、納期に間に合わせるためには寝ないでも仕上げることは年に何回かあるのでなれている。

火曜日はお盆明けの仕事を進めようと思っている。この難しいPPファイルが終わったのでお盆前はホット一安心になった
seki

コクヨの市販ファイルへシルク印刷

どこのホームセンターでも、100円ショップでも売っているようなコクヨ又は類似の紙製のファイル。こちらの表紙と背表紙にシルク印刷ができる。

数が少なければ手書き、又はシール対応すれば安いかもしれないが、ある程度の数になってくるとシールを貼るのも手間隙になってしまう。そんなときは直接シルク印刷をしてしまえば手間隙が省けるし、シールが剥がれるなどの心配も無い。

20枚でも30枚でも、いや、その場合はシールを貼ってしまうか。。。50を超えれば印刷したほうが早いかもしれない。私は小ロットは版代を無視しているので、お手ごろ価格で印刷ができるマーケットを構築している。小ロットで版代を考えてしまうとまず決まる案件が無い。

小ロットは1式価格でこのくらいという予算をお客様と相談しながら柔軟に決めております。まずはお気軽にお問い合わせ下さい

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オレフィン素材のフォルダー

キングジムという文房具の有名なメーカー?らしきところで扱っているフォルダーに町内会の回覧板の文字列の印刷依頼があった

昔からの知り合いからの依頼なので、当然できるだろうと先に素材を確認せずに全てを持ち込まれていた。ところがどっこい、インクがなかなか密着しない素材なのでやっかいなことになっている。

一応オレフィン素材に密着するであろうインクは弊社にあるが、100%完璧とはいえない。プライマー処理を行ってテストをし、週明けに剥離試験を行ってみるが結果次第では別のインクを購入しなければならないであろう。

小ロットなので1kgのインクを購入してもほとんどあまってしまう、そろそろインクメーカーも小ロット小売をやってほしいとは思う。印刷のニーズでは小ロットが圧倒的に多い。または全国の印刷屋でシェアページでも立ち上げ、インクのシェアができるようにしたいとは以前から思っていることだが、恐らく認可らしきものが必要になるのであろうと思う

PPコートのあるコクヨファイル

PPコーティングがしてあるコクヨ製のファイルがある、汚くならないファイルでよいのかもしれないが、印刷するほうにとっては少し厄介だ。とはいってもPPインキを使えば問題はないのだが、このPPインキは目詰まりが激しい。そして印刷する文字が非常に細いので作業効率が悪い。

特遅乾溶剤を入れて印刷をしているがそれでも30~40冊もすったら版を洗浄して再開しなければならない。枚数は200枚にも満たないが、細い文字のところと大きなロゴを別で印刷、そして背表紙は別でやるので全部で3行程という長い作業になってしまう。それでも2日もあれば終わり、乾燥が速いので次の作業にすぐとりかかれる。

明日は晴れの予報、トートバックへの名入れをしたりいつも出ているベニヤ板の材料を買ってきてカットしたりする予定だ。

目詰まりがある分作業効率は悪いが乾燥が速いので結局はプラスマイナスゼロなのかもしれない。PPコートがしてあるファイルへの名入れ印刷、お問い合わせください

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