印刷ブログ
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高さのある成型物にシルク印刷

抽選券を入れるような正方形の高さ20cmくらいある箱にシルク印刷4色で2個作成することになった

通常のシルクスクリーンの台では高さが足りない。高さ調節できるホルダーがあるが、それでも10cmまでで、20cmまではあがらない。

近くのホームセンターに行き大きな材木を買いそれをカットして重ねて高さを作った。こうしなければ印刷がやりにくいし、ズレが生じてしまう。きっちりと合わせる事ができるようになって初めて重ね刷りをしていろんな色を再現することができる

こういう自作や工作をしながらいろいろな成型物に印刷をすることが多々あるが、私はこういった工作が好きなので全く苦にならない。自動の印刷機や半自動の機械も世の中にあるが、そういった機械はほとんど役に立たない。

すべては自作、調整、そして創意工夫だと思っている。

成型物へのシルク印刷やパッド印刷など、数量にかかわらずまずはお問い合わせください

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1690番インキの温度調整

昨日印刷したショットグラス6個の回転シルクスクリーン印刷、印刷後にすぐ乾燥・焼付けを行うとNGとなる。これは何度かやってみるとその理由がわかるが、これも経験だと思っている

1690番や1000シリーズインクを使ってガラス製品に何度もシルク印刷をしているが、私は通常1晩そのまま常温で放置して、翌日に高温で焼付け乾燥をする。なぜかといわれるとなんとなくその方が乾燥後の結果が綺麗だとしかいいようがないが、印刷直後のインクはまだ固まっていない。それを急速に高温で焼き付けるとおかしくなると思うからだ

ここらへんはもう感覚の世界であってどうしてそうなのか、というマニュアルもないしインクメーカーの推奨もない。ただ私は1000や1690インクで白を印刷する機会が多い。白は高温になると焦げ付きが出て白が茶色くなってしまう。これを印刷後に1晩おいて焼き付けた場合その変色を防ぐ事ができる確立が大きかったという理由もある。

1000シリーズは90度を超えると白が焦げだす。1690は120-130度前後だが、オーブンを見ながら微妙に調整している。30分の焼付け時間だがオーブンの温度計から目が離せない。

ガラス製品は少し工夫が必要だが、小ロットでできるところは少ないと思っている。ガラス製品、陶器製品への小ロット印刷、お問い合わせください

ショットグラス6個に回転シルク印刷

これは私が今までやった中でも超小ロットの部類に入るかもしれない。サンプルで1-2個といった回転印刷を行ったことは何度かあるが、本番の量産が6個というのは初めてだと思う。

通常であれば嫌煙されるであろうロットであり、ほとんどどこも受けてくれないという依頼ではあったが、私なりの秘密兵器の治具を作成してあるので、それを使えばすぐにできると思ったが、ドンピシャでできた。セットアップも通常の時間より早くでき、印刷も1時間もかからずすべてが終わった。

あとは底面にパッド印刷をしなければならないが、まずは側面に印刷したインクを高温焼付けし、2-3日おいてから底面の印刷をしようと思っている、これが終わればもう1つの小ロットの多色アクリルケースの印刷がまっている。これらが終わればひとまずゴールデンウィーク前の急ぎの難しい案件が終わるのでほっとしている
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ゴールデンウィークまでが勝負かもしれない

何かと忙しくなるゴールデンウィーク前、弊社は連休中でも稼動できるが、他社はそうもいかないと思う。

その場合は急ぎが入る事が多い、前もって計画すればよいがそうも行かない案件もあるので、なるべく急ぎで対応するようにはしているが、正直なところ急ぎの案件は乾燥問題を起こす可能性があるので慎重にならなければならない

もちろん蒸発乾燥のインクを使い、乾燥窯に入れれば確実ではあるがそれでも自然乾燥でやりたい商品もあったり、強制乾燥もある。強制乾燥させてもすぐに納品できない成型物もある。いろいろな事情や環境が重なり、乾燥不良というNG品を出す場合もある、特に急ぎの場合だ。

急ぎの案件、対応可能ですがなるべく納期には余裕を持ったほうが良いと思います。

小ロットの案件は減る事がない

来週納期でショットグラス5個への回転シルク印刷、そしてアクリルの抽選箱で成型されている2個に6色のシルク印刷という極小ロットの案件がある

両方の案件とも、恐らく通常の印刷会社では受けれないような案件だが、弊社は自営業なので価格に縛りがなく通常では考えられない納期や予算でも仕事をすることができる。商売だけで考えてしまえば儲からないや効率が悪いという仕事さえもあるが、仕事をいただく立場にあってそのような文句を言っている場合でもない

極小ロットの印刷案件はチャレンジと成功した時の実績、そしてそれが他社ではできない(正確に言えばやろうとしない)案件だから財産としてのこる。それが自分の財産として、経験として残る、お金には変える事ができない経験となるからなおのことチャレンジをしたくなる

今世の中ではラジオCMやTVでキャッシングローンやすぐに簡単に儲かるビジネスなどいろんな甘い誘いがある。仕事とは常に成長を続け変化し、そして経験を蓄積させることにあると思う。すぐに儲かる話や仕事など、まず世の中にはない。それでもそういった話に乗ってしまう人もいる

今日も天気が良い、印刷には最高の温度と湿度が揃っている春日和になった

今週は急ぎが多い

地震や強風という異常気象に天変地異、世界がどうなってしまうのかわからないほどの事が多くなっているような木がする。中東の情勢も悪ければ北朝鮮も何かおかしなことをやりはじめている。

人類がなぜここまで愚かになってしまうのであろうか、よくわからない。しかし教育だともいえるとは思う。

今週は急ぎの仕事が多いので気を抜けない、今日もってきて明日までという納期は弊社にとってはそれほど珍しい急ぎではないが、急ぎだからといって手を抜けない。気を引き締めて月曜からがんばろうと思う

製版をするコツ

製版時に乳剤を塗布するが、会社によってさまざまなやり方があるようだ。

これがベストというのはないが、基本紗張りの裏側から塗布して、表側で終わらせる。そうすることにより表側から押し出された乳剤が裏面にでてきて、それを乾燥させれば裏面の塗膜が形成されるからだ。

塗膜が厚ければ厚いほど厚盛印刷ができるようになり、文字列やデザインも綺麗に再現できる。反対にやってしまうとスキージのすべりがわるくなる

なかなか写真で見せることはできないが、いろんなことを試すことにより自分なりの塗り方や製版の方法が見つかってくるとは思う

トレーシングペーパー風の紙に文字列と後納印を印刷

半透明風のトレーシングペーパー風の紙にどこかの美術館の文字列と郵便局の後納の印をシルク印刷サンプルした

中身がみえるように墨ではなくあえて白で印刷したいらしい、そこで郵便局から白い後納印が見えるのか否かでテストをするようにいわれたらしく、サンプル扱いでシルク印刷した。

文字列が細かく、目詰まりが多そうなのでインクはSG740の硬化剤なし、製版は300メッシュで行ったが、まだまだ文字のつぶれが気になる。希釈をしなければ今度はヒゲが出てしまうので、あとはメッシュを330~355くらいに買えるかまたは文字列を多少調整して太くするしかない。

郵送で送って開封後には処分されるものであろうかと思うので写真製版でわざわざ高いフィルム・版を作成するまではないと思うが、これらはお客さんに伝えて予算と再現率でベストなところで調整しようと思っている

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客人が帰った

月曜から火曜日まで海外の知り合いが長岡市を訪れていた、いろんな話に花が咲きおいしい食事を食べ、今日の新幹線で東京に行った。そのまま羽田空港から帰国することになっている

彼は日本訪問回数が多い、もう東京にではなく地方でいろんなことを見たい、そして食べたりしたいということで今回は新潟で3泊ほどしていった。食事も安くておいしいということで毎回絶賛してくれている。

印刷の仕事の件でも昨晩話になったが、彼は私になぜ事業を伸ばさないのか?と聞いてくる。私はいろいろなことを念頭においているので、伸ばさないわけではないが、小ロット傾向がおおくなっている印刷業界で沢山の従業員をかかえるような流れの仕事がなくなっていることを説明した。それよりは1つ1つ毎回異なる成型物への小ロット印刷をこなせる職人を増やさなければならないとも説明をした。

ロボットや単純作業でできるような案件はもうすべて海外に流れてしまっている、そんなことをやっても苦しいだけであり、人を抱えることをしては経営がなりたたない。それよりは創意工夫ができチャレンジできる職人を2-3名増やしてこじんまりと経営をするほうが強いと私は思っている。

業界の変化は激しい、いつ何がどうなるかわからない世の中なので常に考え、アンテナを立てていなければならないと思う

レーザー名いれ加工を見学してみた

昨日は燕市というところにある洋食器で有名なブランドで藤次郎という包丁メーカーを訪れる機会があった

そこでは包丁に名いれ印刷をしているものもあれば電解マーキングという方法でエッジング風にしたり、刻印をいれたり、レーザーで名いれしたりといろいろあった

包丁は食品を切って毎回洗うものなので印刷はあまり向かないとは思う。なので電解マーキングやエッジングで名いれしてあるものがほとんどだった。レーザーで名いれする機械もあったので見てみることにしたが、たいそうな金額の機械になるのであろう

安い包丁にはシルク印刷で1-2色で名いれしてある商品もあったが、圧倒的に数がすくなかった。いろんな名いれ方法が世の中にあるということを学習できた1日ではあったと思う

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