印刷ブログ
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小ロット印刷は無限大にある

弊社が得意とする小ロット印刷の需要はとにかく多いと思っている、通常シルク印刷やパッド印刷は現場のラインに隠れているような感じで、表だって目立つこともなければ宣伝されることもない。

一般に思われてしまっているのがシルク印刷やパッド印刷の小ロットは割高で選択肢にならない、という部分だと思う。しかし時代は変化しておりデータさせもらえればポジフィルム出力は自社内で出来るようになりつつある、製版も弊社は自社でできる、できないことと言えばデザインくらいで、デザインのデータさせAIファイルでいただければあとはそれを現物に印刷する技術だけとなる。

昨晩もとある新潟県の同業の社長と軽くお茶を飲みながら話をさせていただいたが、人手不足らしい。弊社も私がやっている難しい印刷となると誰も手をつけたがらない。人間面倒な事は後回しになり、簡単なことからやりたがる。もちろんそれが普通であって面倒な事を進んで手掛ける人が変わっているのかもしれない。

先週の視察で異業種の経営者の方から出た話でも昨晩の話でも出たが、図面やデザインをおこす人たちの柔軟性が無い事や、現場をしらない人たちの図面を形にしなければならないので、話がかみ合わないらしい。これはどこの業界でも同じ現象になっている感じがする。今は大学進学率が伸びており、多くの人が大学を卒業するが即戦力にならない社会になっている。

それよりはドイツのようなシステムを導入し、学生のうちから現場を体験し、そして技術を身に着けるような体制に整えなければ日本の製造業の将来が危ういと感じている

今日も天気が良い、今週はほぼ毎日深夜まで仕事をすることになるが、仕事があることに感謝をしたい。秋晴れの日々、こんな地方の零細企業でもいろいろな出会いがあることに感謝して今日1日を過ごそうと思う

合皮でできたしおりにシルク印刷

合皮でできた本のしおりにシルク印刷、表面がザラザラしているので低メッシュの版を使用、合皮なのでSG410インキで密着する。

あとはデータを少々調整し、太く強くでるような感じにすれば綺麗な仕上がりになる。細いと恐らく合皮のザラザラに負けて印刷が再現できないと思う。

多少工夫をすればいろんな素材への印刷が可能です。

合皮素材へのシルク印刷、お気軽にお問い合わせください
siori

折りたたみ傘にシルク印刷

折りたたみ傘にもシルク印刷はできるが、注意点がある。折りたたんであるのでかなりのしわが多い。

これらのしわをすべて取り除き、綺麗にした状態で印刷をしなければならない、しわ伸ばしの専用の小さなバキュームでも自作すれば問題はないと思うが、お客様が気にしなければスプレーのりでも代替はできる。

印刷よりも傘をとりだし、広げてしわを伸ばし、そしてまた折りたたんで収納する方が手間暇がかかるかもしれない。手間暇を惜しまず印刷したら面白いノベルティになるとは思う。

折りたたみ傘へのシルク印刷、小ロットでもお気軽にお問い合わせください
oritatamikasa

100均のPVCボールへパッド印刷

100均で売っていたというPVC製の柔らかいビニールボール。

こちらに企業ロゴを入れてほしいということで1個試作。パッド印刷でやれば問題はないが、少々柔らかいのであまり高面積までパッドを押し付けることができない。

ワンポイントでも十分に目立つので問題はないと思う。1個試作、採用されると思ったら試作後に却下の連絡(涙) 折角の試作でも採用されないとなるともったいない。

サンプルは基本難しい印刷以外はサンプル代をいただかないようにしていたが、ここ最近サンプルだけで音沙汰が無くなる場合が多々発生しているので、今後は再検討することにしようと思っている。

もちろん常連様に対してはそのような事がないと思うので、できる限りサンプルは刷ろうと思っている。

PVC製のボール、柔らかくても印刷は可能です
PVC-ball

升に印刷

よくある日本酒の升、こちらに急ぎで130個程印刷がはいった。

なんだか同じような事がかさなり、今週は升への印刷が続いたが、1つは先日のブログの丸い升で回転シルク印刷、今回はよくある正方形の升なので平面のシルク印刷だ。

升の表面になにかしら加工がされている感じなのでインキはSG740、密着は問題はなかった。一応高温乾燥させ、翌日出荷。入ってきたその日に印刷し、翌日に出す。毎日あるわけではないが弊社では珍しい事ではない。

しかしこの升、いい香りがする。乾燥窯を開けたら桧の香りがただよっており、なんとなくよい感じだった
kakumasu

丸い升にぐるっと回転シルク印刷

日本酒を飲む升に印刷だが、今回は正方形の升ではなく丸い升にぐるっと1周回転印刷となった。

つなぎ目が5mm前後くらいで、ほぼ1周なのでかなり難易度が高い。枡も1つ1つ手作業で作られている物なので微妙に形が異なる。恐らくほとんどの回転シルク印刷屋では断ってくるかもしれない案件だと思う。

こういう難しい印刷があるとワクワクしてしまう反面、毎晩悩まされストレスになってしまう場合がある。しかしやってみればできる、何にでも挑戦しなければならない。

とりあえずテストをしてほしいということなので、回転治具を作成し開始点と終点がピッタリになるように試行錯誤をする。テストではほぼ0.5mmの狂いもなく仕上げることができたが、本番までにもう少し微調整を行い、完ぺきにちかくなるようにしたい。

今回は量産で300個くらいになるそうだ、丸い升への回転シルク印刷、小ロットでも可能です。
masublog

ポリエステルの生地にシルク印刷

写真のようなポリエステル100%のトレーナー風の衣類、こういった印刷はやはりアパレル専門に印刷をしている会社様の方が得意だとは思う。

設備も、インキも、乾燥機もすべて揃っているからだ。 かといって弊社できないわけではないが、なぜか? と言われると説明が難しい。

なんといえばよいのだろうかいろいろ考えた。わかりやすい例で言えばうどん屋さんとラーメン屋さんの違いかもしれない。設備や方法はほとんど同じだが、肝心のスープ(インキ)が違う。

うどん屋さんに生ラーメンを持っていけばもちろん茹でてはくれるが、スープが無い。もちろんうどんスープでよければ問題はないだろうが、ラーメンのスープとなれば1から作らなければならない。

硬い物(アパレル以外の成形物)へのシルク印刷と柔らかい物(アパレル系)へのシルク印刷も似たようなものだとは思う。

1年に何回かはやるアパレル印刷だが、小ロットや知り合いに頼まれたもの以外はアパレル専門のプロに任せたほうが良いと思う

写真はポリエステルなのでSG410インキで密着は問題ない。
nolimit

同じ版を使ってサンプルを

デニム風のポーチ50個にシルク印刷をしながら同じ版を使い2個程別のトートバッグにサンプルを刷ってほしいという依頼。

位置合わせもそれほど面倒ではなく、インクも同じなのでお得意様のご依頼ということもあり、2個程サンプルを。版の高さもほとんど変えずに1個なので、現物での位置だしをしてあとは刷れば終わりだ。

色物に白インキなので2度の重ね刷りで白を強調。以前と比較するとだいぶ手馴れてきてはいるが、まだまだ技術の向上は怠ってはいけない。シルク印刷やパッド印刷での成形物への技術は終わりがない。

サンプル印刷、お気軽にお問い合わせください。
clipsample

スマホを固定するノベルティにパッド印刷

スマートフォンを固定するようなノベルティ100個へパッド印刷

ベタ面があるのでパッド印刷の苦手な分野だ、そこは製版を工夫し、網掛けをすれば綺麗にできるが、色が弱い。今回のデータはなんとか重ね印刷でも問題はなさそうな感じだったので、3回重ね印刷をし、色の強みを出した。

素材は樹脂らしいのでとりあえずSG740で試験、剥離試験に問題はなかったので3回重ね刷りを行い、100個を仕上げる。あとは梱包をすればいつでも出荷できる。

パッド印刷はシルク印刷よりも色の弱みがネックだが、工夫することにより解決ができる。小ロットノベルティ印刷、数量が少なくてもご予算内におさまるよう努力しますのでお気軽にお問い合わせください
sumahoring

鼻毛を切る道具に名入れ印刷

鼻毛を切る道具があり、美容室のノベルティで使用するとは思うが、そこそこおしゃれで綺麗な商品だと思った。横文字のおしゃれな名前が浮かばないので日本語で鼻毛カッターと呼んでしまうが(笑)、こちら50個程にお店の名前を白1色でシルク印刷。

素材の情報がパッケージに明記されていなかったので、見た目でおおよその判断がつく場合もある。表面が傷つきやすいので、恐らくアクリルだと思い、SG740インキで印刷をした。予想通り密着は問題はなさそうで、50個を仕上げる。

こういった小ロットの細かい印刷が弊社の得意分野でもあるが、実は毎月のように大ロットもこなしている。こちらの案件が始まるまでは治具の調整やテストなどで3-4か月を費やしたが、いざやってみて慣れると1か月に15万個程のシルク印刷をこなせるようになった。治具を考え出すのにいろいろと試行錯誤をした結果だと思う。

大ロットの場合は治具や工夫で作業時間が大幅に短縮でき、効率よく印刷ができる場合がある。試行錯誤や工夫は得意なので、これからもいろいろと考える事が多くなると思っている。

先週でインセンティブショーが終わった、週末も少しは稼働したので月曜日ではあったがバタバタせずにいろんな案件をこなして無事月曜日を終わらせることができたことに感謝したいhanage

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