PP製のクリヤーファイル、これはもう専門の会社があるので任せてしまった方が早い。
ロットで合わない場合は弊社の小ロットの強みがある、50枚でも100枚でも、なんでもありだ。しかしスクリーン印刷はフルカラーに弱い
今回は成形されている市販のクリヤーファイルに2色、ほぼ全面のスクリーン印刷だ。1000枚ほど、弊社はこれを手刷りで行う。位置合わせもシビアだが、機械に負けないくらいの気合でする。
こういう仕事をしていると頭が疲れるが、しかしボケにはならないと思い続けようと思う。
スクリーン印刷を初めてする方は、やはりやり直しがきく拭ける素材を好む。理由は簡単だ、失敗したら拭けばやり直しができる。
私は逆を考える、拭けてやり直しがきく素材=インキの密着が悪いので難しい、と思う。完全密着は難しい場合が多いが、密着不良で全数やり直し、というリスクを考えればやり直しができない素材をいかに失敗せずに印刷するかを考えたほうがなんとなく気が楽だ
布系を初めて3-4年経つ、今ではずいぶん慣れっこになっているが、まだまだ修行は続く、恐らく一生続くのがこのスクリーン印刷、パッド印刷であろう。だから頭を使う、毎日が新鮮で楽しい
艶なしの白いバッグにスクリーン印刷で3色。
バッグは外国製、もちろん1つ1つ形が微妙に異なる。あらかじめわかっていたので多色印刷には向かない、しかしどうしてもやってほしいという。。。ズレを承知でやってほしいとの事だが、やはりズレが出ると印刷をしている者にとっては気分が良くない。
あらかじめ許容範囲2~3mmとお伝えしたが、そこまでズレが出るとは思っていない。オーバーな保険という意味で言ってあるが、実際はほとんどズレが出ずに仕上がった。ズレがでても0.5mm程度、1mmズレが出るとすぐにわかる。
400枚程だったが、3色なので全部で1200工程。色の重ねあわせのところだけはコツと慣れ、そして集中力が必要だったので電話や来客が無い時間と曜日を使い仕上げた。
もちろん多色機にかければなんてことないであろうが、それでもコンマmmでのズレを避けるにはそれなりの知識と度胸?!なのかもしれない
たいそう高級な陶器の湯のみ?らしきものとポットにとある誰でもしっているような企業のロゴをパッド印刷
ポットの方は蓋なのですんなり終わった、しかし湯呑のほうは位置決めや治具が必要、そしてデータをなんとか共通の版でやりたいので、それなりのコツを使い、同じ版で印刷し、湾曲していないように綺麗に見せる。
湾曲している成形物の場合はデータにブリッジをかけなければならない、その場合1版扱いではなく2版扱いになる。しかしコツと知恵さえあれば1版でできる。 これを見つけるひらめきが出るのはAIではなく人間になる。
AI到来の時代だが、負けないと思うバカな職人が新潟県長岡市にいる。どうやってコスト削減をして印刷をするか、弊社のインサルティング、造語ですが活躍します
他社で断られた案件等、お気軽にご相談ください。できる事はチャレンジします!
まさかやってくるとは思っていなかったが、お墓に立てる塔婆のシルク印刷依頼がきた。
てっきりインキジェットか何かでやっているかと思っていたが、よく考えればシルク印刷でやれば安くて早い。もちろん1つ1つ異なる塔婆はそうはいかないが、ある程度の数量がまとまればシルク印刷が断然お得だ。
しかし少子高齢化なのか、、、なんだか刷った後に寿命が縮まったような(笑)
できれば結婚式とか誕生祝というようなスクリーン印刷案件の方がうれしいかな
黒い素材に白は負ける、特に紙や布はその傾向があるので、2度の重ね刷りや特殊インキを使わなければならない
硬い素材でインキを吸わないものに対してはコンクホワイトを1回すればほぼ白100%になる。
平らな素材は慣れたものだ、セットも早ければ印刷も早い。難しい事をこなしていると平らで硬い素材の印刷がとてつもなく簡単に感じる、が、難題の平らな素材も存在するのでそう油断もできない
写真は黒いお札、お寺様の本堂にあるような感じの物、1デザイン30枚、弊社得意の小ロットだ
最近は仏具やお寺様の道具にシルク印刷をしたりパッド印刷をしたりしている、なんだか時代の変化なのであろうか、たまには誕生日とかのシルク印刷もしたい(汗)
内側が2層になっていて、更に外側にポケットがあるポーチ
これは少々手ごわいが、なんとなくコツと慣れで200枚をさっと仕上げた。紺色の生地なので白が弱い、なので2度刷りで白を限りなく白に近づける。
慣れも怖いのかなんなのか、最初はできるかどうかと悩んでいたが、もう何度もやっていると何がきても怖くない。
今週はなぜか小ロットが多い、そして校正サンプルに試作等、細かい作業が続くことになるので静かな夜や週末をしっかり使い1つ1つ仕上げなければならない。日中は電話や来客があっても差支えの無い印刷を行えば効率よく納期に間に合わせられる
平面の比較的簡単な案件は他のスタッフに任せて、私は難題や手ごわい素材・成形物と向き合うことになる
とある事情でインキの密着が悪かったマグカップ、インキを変えれば密着するが、弊社にはその高温での焼き付け設備が無い。
幸いにも弊社にある回転シルク印刷機械はなんと持ち運びができる、少々思いが会社のバンに積みこみ、知り合いのところへ出向き、現場で印刷を行い、乾燥をお願いした。
夕方には雨やあられ、なんだか真冬にもどったような気候になったが、桜もほとんど見ずに春が終わりそうな。。
今週も激務だが、1つ1つこなせば終わる。難しい印刷も1つあるが、それも試行錯誤で乗り切れるであろう
昼頃に以前のイギリスの取引先の方が新潟にやってくる、初めての日本ということでいろいろとお世話をすることになる
日曜には帰るが、その後私はたまっている仕事をコツコツ仕上げることになる。一人でコツコツやる試作やサンプル校正、なんだか今月はもうGWまで仕事が見えているような感じだ。
桜を鑑賞する時間もないかもしれない、しかし遠い海外から来られるので土曜日だけはのんびりしようと思う