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お墓参りとお盆期間中

昨晩はお盆ということで、夜遅くにお墓参りにでかけた。私が行く時間は遅いので、誰もおらず、夜23時ころの墓場は少々暗くいかがなものかと思ったが、ご先祖様に近況報告、そしてここまで続いている代々の家屋に商号(今は無き私の祖父が昭和30年代に法人化しているらしい)が今どうなり、どんな事業を営んでいるかを報告してきた

 

祖父の時代は理髪業だったらしい、その記憶もほとんどないが、うっすらと昔の写真から今の家屋の前に理髪店があったのが見える。その後これまた亡き父親がシルクスクリーン印刷の事業を立ち上げた、何の経験もなくやり始めたらしいが、子供のころから補助の手伝いで取り手をやっていたので、その記憶は鮮明に残っている。当時は昭和後期、まだインクジェットが存在しない時代ではあったので、シールでもなんでも手刷りの時代だった。その面影が残っている材料などもあるが、今は必要とされていない。

 

8年前に父親が癌で急死し、何も考えることなく即断即決でこの事業を継ぐと決めた。当時私は欧州ドイツに滞在しており、悲報を受けたのが海外ではあった。死に目に会うことは無く、帰国したら翌日が葬儀で喪主も務めた。 以前の職場の引継ぎを半年かけて行い、6か月の間は日本2週間、欧州2週間と、ほぼ毎月往復で渡航した。まだ体力があったのでできたのであろう、相当な移動距離ではあったが、なんとかやりぬけた。

 

ほぼ畳む予定だったシルクスクリーン事業をなんとかできないかといろいろと模索し、凹凸のある成形物に印刷ができるパッド印刷、そして回転スクリーン印刷も始めた。もちろん機械を入れるほどの資金力があるわけでもなく、アナログの手刷りでの開始だ。できることはなんでもチャレンジし、なんとかいろいろとできるようになってきたが、今でも日々研究と勉強、そして応用の連続だ。

 

お盆期間中は世の中がとまるので、絶好の印刷日和だと思って仕事をしているが、さすがに今日の天候は印刷には向かない。細かい文字列などの案件は午後にはやらず、比較的目詰まりが無い低メッシュの太いデータの印刷を手掛ける。今日も明日も仕事をするが、さすがにここまで暑いと生産性が悪い。せっかくのお盆稼働が気温でやられてしまっている。

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