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大学時代の友人との再会

今日はのんびりと起きて台湾にいる大学時代の友人と昼食を共にし、その後に喫茶店でいろいろな話をした。

この友人とは大学卒業後以降も、連絡を取り合い、私が仕事で台湾に行くことがあればよくあっては食事をしたり酒を酌み交わしたりした仲である。幸いにも以前の職場のITハード関連の仕事で何度も世界の見本市で会うこともあり、業界が台湾、中国に集中している事もあってここ5年ほどは台湾に行けばしょっちゅう会っていた。お互い業界内の話しでもりあがったり、昔の話しや音信不通になっている仲間の現状などを話したりと、時間があっという間にすぎるくらい話しのネタが絶えない。

そんななか今日は結婚に関しての話でもりあがった。私は先に結婚でき、無事に二人の子供を授かっているが、彼女の方は結婚をしようかしない方が良いのか迷っている感じであった。私は素直に自分が感じたこと、結婚前と後での生活、子供のいる生活等を伝えてあげた。回りの友達で結婚している人がいるらしいが、誰一人良い話を聞かないそうで、結婚に関してマイナスなイメージばかりになってしまっていたそうだ。私は妻がどう思っているかは正直なところはわからないが、結婚してよかったと思うと伝えておいた。人間は一人では生きては行けない、世の中の商売でも、住んでいる国でもそうだが、一人で物事が動いているわけではないのが現状であるからだ。誰かしらの助けや力を借りなければ自分は生きてゆけないという現実を思えば、結婚に関しての恐れや心配など無くなるであろうと思うとも伝えておいた。

パートナーのギャンブル依存症や過去等も気になっているそうで、少しでも不安があるようであれば生活を共にする結婚は考えない方が良い、とも伝えた。これが本当であるか否かは私にもわからないが、勘というものは当たるだろうとも冗談ながら話してお互い納得した模様であった。二人とも日本を出て海外での生活を経験しているので、いろいろな選択枝が出てくる都合上、なかなか物事を決めることができない、という共通点と悩みも一致した。そこの部分で結婚すべきか否かを迷っているような感じもあったが、私と話したあとにすぐお付き合いしている彼氏の所にいって全てを話した上で、続けるか別々の道を行くかを決めるといって今日は終った。

人の人生を左右することもできないが、私と話した事で少しは踏ん切りがついたのであろう。帰る時はスッキリした感じで、前向きになっているように見えた。今夜は台北での最後の日になるが、大学時代の日本語サークルで一緒だった仲間と夕食をとる予定だ。以前に会ったときから既に何年も経過しているので、お互いの成長ぶりが楽しみではある

台湾も小ロット化?

先日の夕方から台湾に仕事で来ている。印刷現場というよりは機械関係の工場との交渉があるので、今朝から打ち合わせをし、市内のコーヒー店で無料Wifiを使い、メールの処理等をしている。

台湾の工場関係者と話した内容ではやはり大ロットの案件は中国本土に流れて行き、台湾では小ロットが増えているという内容だった。日本でも同じで印刷の一例をだしたら、全く同感するとの事で、時代の変化を感じた。日本では超低ロットが出現してきており、印刷でも1個から印刷するまでになっているが、台湾ではまだそこまで超にはなっていないようだ。

関係の無い業種でもこういったビジネスの話しの中で何か共感できる部分がでるとなんとなく嬉しい。午後は別の会社さんを訪問し交渉することになるが、そちらでもどんな話がでるかまた楽しみではある。

今日から台湾へ

別事業の仕事関係で今日から土曜日まで台湾に行くことになった。印刷の仕事の方は流れ作業的な案件や来週納期の物もあるので、比較的落ち着いてはいる。この長い連休を利用して別案件を処理することができれば来週は印刷に集中できる。

別事業の貿易関連の案件をこなすにはどうしても週末や3連休などがあるときに出かけなければならない。幸い私の取引させていただいている企業様や工場様は融通をきかせてくれ、土日でも問題なくあってもらえるが、なるべく金曜か土曜に仕事の話をするようなスケジュールを組むよう心掛けている。土日もフル活動してもらえるような世の中になれば、365日毎日働くことができ、私にとってはうれしい世の中になるのであろうが、休息もまた大事なのであろうと思う時がある

今週は週末に地元長岡市で行われるウォーキングのゼッケンの印刷が急ぎであったが、それは2日もしないで全部終わらせることができたので一安心であった。年々参加者が減少しているのか、毎年行われるイベントではあるが、ゼッケンを印刷する枚数は年々減少傾向にある。健康ブームではあるが、自然の中で体を動かす、というよりは機械や施設のととのったエアコンのきいているジムが流行っているので矛盾しているともいえるかもしれない。長岡市など周りを見れば自然だらけなので、ジムに通わなくともいくらでも体力づくりはできるし、お金をかけてまでジムに通って体力づくりをする事自体、理解しがたいことではある。

色の認識の違い

先日は以前出したクリヤファイルの見積もりが決まったと取引先の1社がデータと見本を持参してきた。

黒1色ということで、こちらでも相手が印刷関連の仕事をしている方なので実際のデータを見ないで見積もりを出したのだが、これが黒1色ではできないデザインであった。カラー分解をして、白、グレー、黒をうまくのせることにより再現できるような絵柄だったので、同じ見積もりではできない。網点を活用し何とか1色で再現するにも見本と現実が異なるので、あまりお勧めはできない絵柄ではある。

たまにこういった色の認識の違いが出てくることがあるが、なかなか説明が難しいこともあるし、こちらとしても憶測で見積もりを出してしまった事に問題を感じてしまう。カラーコピーやインクジェットでの1色という想像をシルクスクリーン印刷の1色にあてはめると、どうしてもズレが生じてしまう。すべてがマニュアルのアナログ技術ではあるので、なかなか簡単に機械が行うカラー印刷を再現できないが、無理ではない。

カラー分解をしたデータを見せて3色であればできる、という事を本日伝えなければいけないが、どこまで予算がでるのかが焦点になるであろう。

難しい印刷の1つにはなるが、カラー分解で印刷したあとにできるものはいつも面白い物になっているのである意味楽しみだ

紙媒体以外の物への印刷

先日は先週櫛に印刷する依頼のあった方からの連絡があった。櫛という物の性質上、髪の毛にインキが付着しないか否かを心配しているらしい。私も絶対大丈夫とは言い切れないので、問題はないであろう、という回答で終わったが、最終顧客さんがどう判断するかはわからないので、最後はおまかせにしておいた。

印刷といえばみなさん殆どの方が紙に印刷、と想像することが多い。それも地の色が白、その上にいろんな色をのせるカラー印刷的な事が殆どだと思う。しかしながらシルクスクリーン印刷やパッド印刷で行う印刷は素材が白で無い場合は多く、それも平面であったり局面であったりと、形が様々になるので、なかなか想像、説明が難しい場合がある。そんな時にわが社で行うのがサンプル印刷で、それも特にお代は頂戴してはいない。既存の版でダメで実際のデザインを印刷してほしい、となればせめて版代だけでもという感じではあるが、版代も破格で出してサンプル印刷を行っている。そちらが気に入っていただければその版を使えるので考えようによっては一石二鳥になるかもしれない。

先週も海外のお客さんで別事業の方と話している最中に、アナログの手刷りをしていると伝えたら半分笑っているような感じで話されていた。彼は典型的なデジタル人間ともいえよう、最新のIT機器やネット媒体を使って商売しているので、アナログ技術がどこでどのように役に立っているかがあまり理解できない感じであった。すべてデジタル化、オートメーション化、機械化されていると思い込んでいるのであろうが、現実はそうではない、というところを理解していないともいえる。いくら世の中が便利になったからといってすべてが機械でできるわけでもなく、最後は人間の手で仕上げることが殆どだが、デジタル化の人間にはそれがなかなか理解できないのかもしれない。もっと詳しく説明して差し上げたいと思ったが、アナログをデジタル化の残骸のようにとらえている人だったので、これ以上説明しても無駄だと思い、その場は終わりにしておいた。逆をつけば彼のような人間が増えれば増えるほど、アナログ化の技術をもっている会社が繁栄するのかもしれない、と思ったりもする。

勝手な代表例を出してしまうと、インクジェット出力がデジタル化の良い例だと思う。機械の導入と操作方法さえ覚えてしまえば、あとは比較的誰でも印刷できてしまうのがインクジェットである。が、機械任せの仕事になるので、どこも価格競争になり、利益を稼ぐ機械とは到底言えないであろう、というのがインクジェットの現実ではある。その点わが社にある機械はすべてが手動、ボタンを押せばだれでもできるわけでもなく、どこでももっている機械ではないので、比較的価格競争にさらされる事が少ない。価格競争よりはお客さんの予算にあわせて印刷価格を決めているようなものであるので、物によっては奉仕価格になったり適正価格になったりと、これまた不思議な商売であると思ったりもする。

今日から雨が続く予報だが、少し涼しくなってくれるとありがたい。

早朝移動に駅ネット割引35%

今朝は5時おきでそのまま神奈川から新潟県長岡市に向けて移動をした。始発の新幹線だと神奈川からの電車にのってもかなり難しいので、7時頃の上野発の新幹線を駅ネットであらかじめ予約、35%オフなので通常片道8000円する上野ー長岡間の上越新幹線でも5300円程度で移動ができた。

高速バスを利用しても3000-5000円程度かかるので、この駅ネットの割引をうまく利用すればほとんど変わらない金額で高速移動が新幹線でできるので便利だ。この駅ネット割引を意外と知らない方が多かったのは本年の3月ころに地元長岡市の町中キャンパスで開催した講座で明らかになった。ネットを利用しなければ割引が適応されない、ということで高齢の方などには無縁だった割引だが、積極的にパソコンを利用して節約してもらいたいと思う。

そもそも新潟ー東京間の移動が8000円もかかる時点で私は価格的におかしい、と思ってしまう一人である。諸外国と比較すると日本の移動手段(最近話題のLCC飛行機も含めて)はいまだに高すぎる、というのが現状であるが、それを理解できている方はまだまだ少ない。海外との比較をしない、できないという理由でまだまだ高いお金を支払わされているサービスや商品が多々あるのが現実ではなかろうか。なので今のデフレという事にかんして経済界は危険信号的な言い方をしているが、私個人的にはデフレではなく、少しずつ適正価格になっているといってもいいくらいである。

移動手段等現在の半額くらいにまで落ちてやっと適正価格といえよう、くらい日本は高い。その分安心安全とうたう部分もあるであろうが、独占に近いJRの地方の鉄道等、価格をもっと落としても良いのではなかろうか。在来線で赤字が出ている路線もあるのかもしれないが、ドル箱的な新幹線等の価格(勝手な想像ではあるが)は異常値だとも言えてしまう感じがする。価格を落とすことにより移動が増えるかもしれない。

のんびりとした日曜日

先程娘が寝たので日曜はあまり書かないが簡単にブログを更新することにした。

明日の朝は5時過ぎに起床、そのままJR上野駅に向かい、朝の新幹線で長岡市に戻ることになる。日曜日はお客さんとの朝のコーヒーで12時くらいまで様々なビジネスの会話が続き、午後になったら里帰り中の娘と遊んだりして、夕方日が暮れるまで公園ではしゃいでいた。

明日から1週間程また会えない日々が続くが、仕事が沢山はいっているのでそちらに集中し、来週の連休の終り頃に再度会えるまでがんばろうという気になれる。

今週もどのような仕事が舞い込んでくるか、そして案件の見積もりや依頼など、楽しみな事ばかり想像してしまい、早く明日にならないかと思っている。

明日は朝早い起床なので、ブログは短めにして就寝しようと思う

先日は東京ギフトショー

先日は東京の取引先でもある会社さんがギフトショーに出展していたので、里帰り中の妻子を訪問するついでにビックサイトのギフトショーを視察してみた。私には無関係であろう見本市かと思えば、意外と仕事に関連している商品等もあり、時間ギリギリまで会場をまわることになっていた。

印刷関連の商品は皆無であったが、別事業で行っている貿易でつかえそうな商品をみつけたので、サンプルをもらい、そのままその晩のシンガポールのバイヤーとの食事の際に紹介をしてみた。コラーゲン関連の食品であったり、ダイエット関連のチョコレートであったりと、すぐに買うとまではいかなかったが、一応説明とサンプルの試食だけはできた感じであった。

土曜日は娘を連れて近くの公園に行き久しぶりに遊んだ。先週見積もりを出した案件やそうとう前に出した見積もりが決まり、来週は仕事が沢山ありそうな感じになってきた。新潟に戻るのが月曜の早朝になるので、その後はバタバタと仕事をこなし、木曜日になれば別件ですすめている案件の用事で台湾に飛ばなければならない。月~水までは相当よい効率と夜を使いできるだけ仕事を終らせるようにしなければならない感じだ

サンプル印刷の重要さを知った

先日は櫛に試験印刷を黒1色で試してみた。櫛といっても端っこの部分ではなく、髪の毛そのものをとかす部分のギザギザの所に美容室の名前を入れてみたい、という依頼であった。

こんな印刷等私もやったことがない、商品の端っこや名入れするような普通の場所であればなんら躊躇しないのだが、櫛のギザギザの部分、それも名入れをしてもよく見えるかどうかわからないような場所であった。

依頼主も面白い方なのであろうか、通常の発想と異なる名入れの位置に依頼を出してきたのでこちらとしてもいったいどうなるのか?と気になってその場ですぐに既存の版を使い、実験をしてみた。してみた、というよりはしてみたくなり、どうにもやらずにはいられなくサンプル印刷の依頼もなかったが自ら動いてしまった。

ギザギザの隙間の部分にはさすがにインキはのらなかったが、その他の部分は丸い部分も奥深くまでインキが入り、角度を変えれば比較的読める、見える社名が名入れできた。インキも素材がよくわからなかったので、オールマイティなセイコーアドバンス社のSG740インキをひとまず硬化剤なしでつけてみたが、問題なく煮沸にも、爪の擦りにも耐えることができていた。美容室の櫛なので、煮沸や洗浄が多いと思う。実際の依頼があった時には硬化剤を入れて印刷すれば大丈夫であろう。

通常であれば試験印刷等、手間暇がかかる上に面倒な場合があるので、印刷屋では行っていないのではないであろうか? しかしながら紙媒体では無い被印刷体に印刷依頼がくる弊社では、新しい素材に関しては必ず試験印刷を行っている。既存の版でよければそちらを使用するし、実際のデザインを入れてみてみたい、ということであれば製版をしてまでも試験印刷を行う。実際の仕上がりを見てもらった場合とそうでない場合の訴求力の違いは計り知れないほどであるし、こちらとしても想像と違った、という後々の印刷のトラブルを回避することができるので、ある意味一石二鳥だと思ってやっている。しかもスピードも大事で試験印刷に1週間も待てない場合が多いので、できる限りその場で行うか、翌日には仕上がるように心がけている。物によっては2-3日必要な場合があるが、殆どの物は即日か翌日までには試験印刷を終えることができる。試験さえできてしまえばあとはお客さんの方で決断をしてもらうだけなので、こちらとしても用意はすべて完了、あとは本番を待つのみという場合が多い。

ほんの数年前までは平面のシルクスクリーン印刷のみで業務を行っていたが、私が後を継ぐようになってからは局面に凹凸物に、世の中にある物体何でも印刷できるようにと事業を展開させている。正直まだまだ軌道に乗ったとは言えないが、いろんな案件がくる事がおもしろくて仕方がない。なかなか他社ではできない被印刷体がもちこまれ、それに対して印刷を施すという無理難題もあれば、通常のリピートの仕事もある。

毎日が飽きないくらいいろいろな変化に仕事があるので、楽しくて仕方がない。天職なのかはわからないが、私にとって楽しく仕事ができ(印刷がなかなか上手くいかない場合はある意味ストレスもたまるが、、)、それが商売となり収入となれば有り難いことではある。

今日は朝の高速バスで東京に向かい、ビックサイトで開催されているギフトショーを1時間ほど視察、取引先の某社がブースを出しているので挨拶をして、夕方には別事業の貿易の方でシンガポールのバイヤーが東京に到着、そのまま二人で食事をしながら商談を行い、夜になれば里帰り中の妻子の待つ神奈川へ向かうことになる。

櫛に印刷?

先日はユニークな印刷依頼があった。依頼といっても見積もり段階ではあるが、白い素材の普通の櫛に美容室の店名を名入れできないか、という事であった

通常のシルクスクリーン印刷でもできないことはないが、あえてパッド印刷で既存の版を使い実験をしてみた。櫛の丸くなっている部分の奥深くまでパッドが入るよう強めに押してみたが、何も問題なく入った。しかしデザイン次第ではあまりよく見えるという出来ではなさそうだが、遠くから見えればなんとなくそれらしき名前が入っているな?という感じの仕上がりであった。
kushi
いつも心がけているのだが、できます、いくらです、と言葉や見積書で伝えるよりは、こういった紙媒体でない被印刷体の場合は実際に類似品やそのものに試し刷りを行い、見せるようにしている。見せることができれば訴求力もあがり、先方の商談にも役に立つことであろう、と私は思うからだ。

あとは最終的な素材が何かでインキの選別を行い、製版をして印刷をすれば完成という流れになる。ロットも10個と少なめであるが、こういった小ロットに対応できるのも弊社の強みではあるし、小ロットの方がやりやすい。

今週はなぜだかパッド印刷のある仕事が多く、今日も今週末に新潟市の朱鷺メッセであるイベントで販売するプルタブオープナーの名入れが40個ほどある。こちらの販売がうまくいけば、定期的に名入れがくるであろうと思い、うれしいニュースにはなってきた。他社様が開発した商品に弊社で名入れをし、それが売れるようになれば両者共に仕事が増えて利益にもなるので、パートナー的な存在で仕事をすることができ、光栄に思う。

明日金曜日は里帰り中の妻子に会いに行くために午前か午後一に長岡市を出発、途中国際展示場であるギフトショーに顔を出そうかと思っている。