月曜日の朝に持ち込まれ、月曜日の夕方までに仕上げなければならない特急印刷
大きな畳くらいのガラス1枚に黒1色で印刷、おそらくどこかのお店の看板になるのかもしれない。インキは硬化剤を入れて1000シリーズで印刷、本当であれば1690がよいのだが、そのインキの在庫が無い。なんども洗ったりするわけではないので1000シリーズ+硬化剤でも十分だとは思う。
版を作って位置合わせ、あとは刷るだけ。納期にも間に合った、こういった大型の案件でも弊社では即対応ができる。ガラスに印刷、お問い合わせください
印刷とは全く関係が無いが、先日は福島県より新潟県まで、山越えのルートを使い、ほぼ半日かけて移動した。
冬期は完全に閉鎖され身動きが難しい道路だが、今の時期は快適で素晴らしい観光ルートになっている。以前は只見線という単線で行ったが今回は車でのんびりと通る事にしてみた
地震による影響で途中線路が崩落しており、全線開通までにいったいどのくらいの時間がかかるのかわからない感じだが、全く整備されていない感じだったので恐らくこのまま開通せずに廃線になってしまうのかもしれない。
隠れた鉄道ファンとしてはいささか悲しい部分もあるが、こういった感じのローカル線は観光ルートとして力を入れればそれなりの集客は期待できるとは思っている。冬期は雪が多いので閉鎖すればよいと思うが、それ以外の時は特別観光列車として運行すればファンが増えるとはおもっている
今日もいろいろな試作に急ぎの印刷名入れなど、バタバタしてきている
写真のような小さいPP製の容器がある、こちらの側面に肉眼でなんとか見れるような大きさの文字をシルク印刷しなければならない。写真のところにクリップを置いてみたのでどれだけ小さいかが想像できるかもしれない
製版とデータ調整でだいぶ時間がかかった。すべての文字を細くすると目詰まりをおこすが、かといって大きくすればつぶれが出る。何ともサンプル印刷し、文字1つ1つをパスのオフセットで調整、なんとか綺麗に印刷できるまでに調整ができた。
問題は目詰まりだが、これはどうにもならない。溶剤は超遅乾を使っているが希釈が強いと文字が潰れる。1度に刷れる個数は20個くらいが限界であるが、それももう少しテストしてみようと思う。
版も普段より乳剤を厚く塗布しているのでインキの盛り上がりも多い、よって目詰まりは少なくなった。いろいろな試行錯誤が続いた案件だが今月から量産が始まる模様である。弊社にとっては久しぶりの流れる案件となる
デルリン樹脂というポリアセタールに似ているインキの密着が困難な素材に印刷が入った。
弊社には下処理をできる装置等無いので、どうした処理をするかで悩んだが、行き着いたところは市販のトーチ(お寿司屋さんである炙りにつかうタイプ)を使う事となった。その他に借り物のガスバーナーも使ったが、大まかな下処理はガスバーナーで、あとはトーチで微調整という感じでできた。
専用のフレーム処理装置を買えば何百万円もするであろう、小ロットの印刷にそのような設備投資はできない。市販のトーチであれば数千円程度、何度でも自在に使う事ができる。
但しフレームの温度の処理や角度、距離などいろいろと試す必要があるので完璧な処理を求めるようであれば専門の機械を買った方が良いと思うが、処理されてインキが密着することが目的であれば恐らくこのような方法で印刷は十分に可能だ
ポリアセタール、デルリン樹脂素材に小ロット名入れ印刷、ご相談ください