印刷ブログ
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シルク印刷とパッド印刷の認知度

シルク印刷やパッド印刷を行っているとこれだけ世の中に出回っている印刷物があるのに、意外と認知度が低いなぁ、と思わされることがある。そもそも印刷物は印刷されていればその工程などどうでもよい、と思われがちなのかもしれない。

弊社ではインクジェットやオフセット印刷という機械を使っての印刷は行わず、手刷りのシルクスクリーン印刷、パッド印刷ですべてをこなしている。ある知り合いに言われたのは、今のデジタル時代に手刷り等と、笑われてしまったくらいだが、彼は手動ではなく、ボタン一つでだれでも機械を動かすことができるような事は得意だと思う。

ボタン1つで誰でもできてしまう、当然資金力さえあれば機械を導入して注文さえとればできてしまうのであろう。となると価格競争も激しくなり、技術を売るというよりは値段を売るだけの商売になりかねない。すべてが機械でできるわけでもなく、機械も大ロットにはむいているのかもしれないが、100個のボールペン名入れや50個のボトル印刷等にはむかないであろう。機械をセットする手間暇や人件費を考えれば価格もとんでもない物になるであろうし、そもそもそんな印刷を引き受けるほど機械を導入している会社も暇だとは思えない。機械=量産や流れている仕事を処理するという事であろうから、突然やってくる小ロットの名入れ印刷には対応は難しいと思う。

その点弊社では小ロットに迅速に対応でき、手刷りながらも何でもこなせるようになっている。最終的にはインキとの戦いになることが殆どではあるが、毎日異なる印刷物が持ち込まれるので飽きがまったく来ない。挑戦の日々と試行錯誤の日々で飽きるどころか、ワクワクもあり、その中でもできるかな?という不安がよぎることもある。

今日はまたどんな印刷物が来るか楽しみな日になってきた

ボトルに印刷

不思議と同じような依頼が重なる事がある。先週はステンレス製のタンブラーに名入れ印刷依頼があり、今週はポリエチレン製のボトルに名入れ試験の依頼があった。両方とも似たような形状ではあるが、片方は曲面印刷、もう片方はパッド印刷でやることになる。

インキの種類も異なり、全てが試行錯誤でやることになるが、いろいろな挑戦があるとそれだけ成長するので非常に楽しみではある。

ポリエチレン製のボトルも普通ではインキが付着しないが、プライマー処理を行いその上にインキをのせると問題なく付着している。

今週も大忙しで何がやってくるか楽しみだ

印刷と輸出事業

普通であればシルク印刷業と貿易業は全く関係なさそうな事業であるが、それを私はこなしている。前職の関係もあり、いろんなところから貿易の案件が入ってくるので、できる限りの対応をしている感じだ。

よく考えてみると大ロットの印刷案件に関してはオフショア印刷してしまう方法もあるし(印刷の品質管理だけには注意せねばならない)、素材だけを探して直輸入し、それに名入れするという方法もある。物によっては印刷では全く儲からない場合は原材料を直輸入し、その利幅で儲けを稼ぐこともできるであろう。ボールペン名入れ等代表的な案件で、ボールペン専門に印刷している会社さんは材料費でもうけているであろう。ボールペン名入れもパッド印刷でやらなければならないので、多少の粗利はでるとは思うが、名入れ依頼の多い印刷物はどうしても値崩れしやすい。

弊社でもボールペン名入れはできるが基本的にすべての材料は持ち込みを原則としており、材料のソーシングは行わない。仮に行うとしても直送してもらうか、材料費だけを前金で頂かなければ単に資金繰りを圧迫するだけで、材料費に掛けることもできないので、無意味な仕事になる。昔は材料費に掛けることができたであろうが、今はネットで価格がどこでも誰でも調べることができるので、材料は持ち込んでもらった方がビジネスとしてはありがたい

大忙し

今週も大忙しの日々が続きそうだ、仕事がそれ程たくさんあるというわけでも無いが副業の仕事の出荷に、出産前の準備と往復移動、大型印刷の仕上げに梱包、それぞれ体を使っての作業がかさなるところにいろんな案件が舞い込んでくる感じだ。

かといって弱音をはくわけにもいかないので前向きに、処理をすすめ、新しい道をつけていかなければならない。何かあるといつも思うのがどこで問題が起きそれを如何に処理するかで今後の人生にかかわってくる、ということである。

困難を乗り越えれば経験にもなるし、次の困難があっさりと乗り越えることができるかもしれない

上京と曲面印刷

先日金曜日は朝の3時に起床、そのまま高速道路をとばして妻が里帰りしている神奈川まで運転した。片道6時間程度はかかるはずだが、早朝の高速道路はすいている+渋滞もほとんどなく、朝の8時前には神奈川に到着していた。高速道路は2時間半、練馬から神奈川までがノロノロで結局1時間もかかってしまった。

到着後は2週間ぶりに顔を見た娘と遊び、1時間ほど寝てまた仕事を始めた。その後午後になって出産予定の病院で検査及び説明を受け、帰宅した。

私が家にいない時は決まって仕事が忙しくなるか何かしらのトラブルが発生する。今回も同じく、トラブル続きで携帯電話が鳴りっぱなしになってしまった。何か起きると毎回思うのが印刷というものは難しい商売だ、ということだ。今回は色の表現の認識の違いで、こちらとお客の色の考え方が異なっていることが発端で問題となった。白い紙に何でも印刷することが一般的な消費者とは違い、シルク印刷やパッド印刷はかならずしも被印刷体が白とは限らない。そこの違いがなかなか説明できず、そこを説明しないと必ずと言ってよいほどトラブルに発展する。

パッド印刷も同じく、凹凸面でも名入れできると謳ってしまうと寸法に関係なく受注してくる営業マンも出てしまう。こちらの説明不足も原因ではあるが、やはり全ての物において現物を見せてもらわなければ見積もりもできないし、印刷面積を指定することもできない、という事実を今回は再認識させられた。

 私も印刷の経験が100年あるわけでもなく、神様でも無いので完璧に何でもこなせるわけではないが、会社というそれも小さな自営業という看板をしょっている以上、トラブルだけは避けたいと思い来週からも気合を入れて頑張らなければならない。

来週から再来週にかけては曲面印刷の習得、現在のシルク印刷とパッド印刷に追加する形で曲面印刷の技術と手動機械を入れる結論を出したい。 曲面印刷が開始できるようになれば新潟県長岡市の中で唯一の印刷工場となるであろう。インクジェットの高価な機械をいれるよりは、私としては曲面印刷という分野に力を入れたい。

まちなかキャンパスでの講座

昨晩は地元長岡市のまちなかキャンパス長岡にて海外留学、海外就労の体験談講座を行った

実際に参加された皆様に役に立ったかどうかはわからないが、それぞれ個人で今後どうするかが重要なキーになると思う。私が他人の人生をどうのこうのできる立場でも影響力もないであろう。最終的には自分の人生と進む道は自分で決めるものだと思うし、そのほうが後悔は無い。

今夜からは里帰り出産で神奈川にいる妻と娘に会いに夜中の高速道路を走る予定だ。娘には2週間もあっていない、どのくらい成長したか見るのが楽しみだ

海外留学、海外就労の講座 まちなかキャンパス長岡

今日の夜は地元長岡市のまちなかキャンパス長岡にて個人講座を開催することになっている。仕事が忙しくなり講座をこのタイミングで入れてしまった自分にはあきれてしまったが、自分でやると言った事なのではりきってすすめることにした。

資料も大体は準備ができ、あとはゆっくりとわかりやすく話をすすめるだけというところまでもってゆけばよい。私はよく話し続けてしまう癖があるので、来場されている方のペースを見ながらゆっくりを話さなければならないことをメモ書きとして資料のそばにおくことにした。

内容としては海外に留学する、海外で働く~という体験談を話すことになるが、それぞれ来場する方の思いや疑問などにお答えできるように資料をまとめたつもりではあるが、やはり大勢の方があつまると皆それぞれ異なる疑問や質問が出てしまう。10人すべてを満足させることはできないが、少しでも役にたてればと思い、今晩ははりきって出かけることにする。

16時からは地元長岡市の市政モニター会議があるので、そこで若い人から見た長岡、いかに魅力のあるまちづくりをするべきかを話し合うことになる。こちらも毎回の楽しみで、何とかしてこの地元、住んでいる街を元気にしたいとはりきっている。そもそも元気ではない街に誰も住みたいとは思わないので、市民全体で取り組みをすることではなかろうか、とも思ってしまう。

3連休明け

3連休が明けて仕事が始まった。土曜日は仕事をして、日曜だけは久しぶりにのんびりと過ごした。新潟市の先にある西方の湯という温泉まで出かけたのだが、あいにく休館日でせっかくの温泉に入ることができなかった。そのまま次の温泉を探して瀬波温泉に到着、そこでゆっくりとお湯につかった。

帰りは渋滞もあってか、家に到着したのが20時過ぎとなり、そのまま幼馴染と一杯することになり、長岡市の大手通に足を運んだ。久しぶりの呑みでいろいろと話すことができた、人間だれしも悩みがあり、それを話しながらのお酒となったので、ずいぶんと遅くまで呑んでしまったが、月曜が祝日なので助かった。

今日からまた多忙の日が続き、明日は午後から市政モニター会議、夕方は自分の講座で海外留学、海外就労の体験談を話すことになる。明日が終わればまた仕事に集中できるのだが、金曜日は妻の最後の妊娠検診で神奈川まで出かけねばならない。7月いっぱいもバタバタが続くであろうが、仕事があることは嬉しい限りだ

お客さんとの晩酌

昨晩は仕事が終わり、21時過ぎにお客さんとその知人の方と近くの小さな居酒屋 玉よし というところでお酒を飲んだ。この店は10人も入れば満員で特に宣伝もしてはいないが、常時満員の知る人ぞ知る店らしい。

メニューもそれ程多くは無いが、どれを頼んでも素朴な懐かしい味でとてもおいしい。最近はいろいろな味や料理が出てきて世間を驚かせている、TVでもいろんなお店やミシュランだの言ってはいるが、昔からの素朴な味や懐かしい味、飾らないが原点のある料理など、そういった物が大変おいしい事になかなか気づかない。化学調味料だの世界の料理だのいろいろな情報と味が混ざっている中、日本古来の昔の味や料理というものがここまでおいしい物だと気づかされたお店でもある。

昨晩は話が弾み、0時近くまで呑んでしまったが、また息抜きで飲もうということになった

今日はいろいろな仕事もあるし製版もあるが、長い連休でどこかにでかけるわけでもないので明日も仕事をやろうと計画中だ。週末は電話が鳴らないので比較的作業がはかどり、週末無しではやっていけないかもしれない

窮地に追い込む

思えば自分の今までの仕事をたどると、毎回大変な事になっていたような気がしてならない。落ち着いた安定している企業で働いたということが無く、いつもアップダウンのある企業に就職していた。あるときは売却され本社ごと移転になり、見知らぬ異国の地で5000キロの移動があった、全米の中で皆が憧れる街での仕事から、逆転してワーストに入るような治安の悪い町での新しい生活。思えばいろいろな経験にもなった。

その後の会社も倒産して新しい会社を立ち上げそのまま営業開始だったり、海外市場の開拓でドイツに片道で出かけて、事務所探しから始まり、下宿先の地下室から仕事を開始したりと、今思えばレベルは低いかもしれないが波乱万丈ではあった。

今は家族の不幸を理由に、地元長岡市に戻り、家業を継いだ。継ぎたくて継いだわけでは無いが、継ぐと決めた以上、中途半端にやりたくは無いので、徹底的に見直しをして、何ができるのかを模索し続けている。先代の父親はシルク印刷はもうからない、仕事も減っていると半ばあきらめている感じではあったが、私から見ればこれほど面白い商売もそう無いと思うし、まだまだチャンスは世の中にころがっている。それをどうつかむのか、どう事業を方向転換しすすめていくのかが、今後の課題になりそうだが、先の見えぬ市場に仕事を考えるのが私にとっては面白い。

もちろん安定している企業でもなく吹けば飛ぶような零細企業ではある。こんな世の中だから安定している企業などあるとは思えないし、先行きも不透明、だがそれが現実であり安定志向や安全な生き方を求めるのは人間なのではなかろうか。その中でいかに無駄・無謀な事をせずに確実にチャンスをものにして生き抜いてゆくかが面白くなりそうだ

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